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【読書レビュー】税金下げろ、規制をなくせ 日本経済復活の処方箋 渡瀬裕哉 光文社新書

本書が出版された2020年10月から1年余り。コロナ禍において、政治は、メディアと金融資本に翻弄され、科学的な判断や法律に基づく判断から遠く離れて、迷走を続けている。

経済における自由競争という最低限の環境を設けるべきだという本書の主旨は、今日本で必要なことであることは間違いない。平易な表現で、理論的にそれを表現する本書は、中学・高校生が社会に出る前の教科書的な位置づけで読むべきだと思う。

特に、本書の中で語られる日本の現状(官僚、政治、既得権益、税金の使われ方)は、日本国民が知るべきことでありながら、そうでないのが現状。本書を手に取る日本人が増えることで、「気付く」人が増え、現状を変えるムーブメント、世論が日本高まって欲しい。

読後の感想として、自分が「気付き」、次に考えたこと。
①気付いていない人に気づいて欲しい
②気付いた人が増えて、日本全体が良い方向進んで欲しい

そのために、自分は何をしようと、考えていく中で、政治が変わって欲しいという思い、その延長で参政党を応援することがオプションの一つになった。

そして、渡瀬さんが、参政党を離れたことが残念と感じた。今更ながら。

渡瀬さんが目指す社会は、気付く人間が増えることでしか、成立しないと思える。コロナ禍で政治家、専門家、メディア、全ての情報発信者に疑問を持たざるを得ない。そしてその疑問が解消しないまま、日本の社会でそのまま高まる世論、法律、政策、全てに疑問は強まる。

リバタリアンという自由主義者が主導する世の中が最もフェアではないのか?

渡瀬さんが進む頂上は参政党と同じ山であることは間違いないと思う。また、協業してくれることがあって欲しい。渡瀬ファンなので。



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