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山根あきら | 妄想哲学者🙄
2022年8月23日 18:10
はるのふみ/教育者/コーチングインストラクター
2022年8月22日 07:11
星降る夜に君は熊のぬいぐるみを抱えて眠る自分に呪文をかけてくれるならそれが本物でなくたってかまわないのだろう眠れぬ夜は闇夜の軋みも耳につきまどろみと現(うつつ)の間を君は何度もいったりきたり安住の地を求めてさ迷い続ける君ぬいぐるみは語りかけてくれないそのはずだ君が抱いているのは君自身なのだから闇夜はいつしか東の空から暁に変わり白いレースの小窓から君に光を
Rosemary
2022年2月8日 21:15
長い歴史の終着点はどんな風だろう大きな爆発音とともに一瞬で消えていくのかそれとも静かに厳かにフェードアウトしていくのかまたは戦争という愚かな行為で既に傷だらけの地球を最後の最後まで痛めつけるのだろうかいつどんな形でその時が訪れるのか誰にもわからないけれど世界が終わるということは地球の歴史も生物も消滅してしまうということだもう無くな
ピリカ
2021年10月16日 23:31
「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」という茨木のり子さんの詩がある。小学生のとき、この作品を教科書で読んで私は衝撃を受けた。詩というものは、「クラムボンが笑ったよ」的な(これは詩ではないけど)やさしくて、きらきらでふわふわの綿菓子のようなものだと思っていたのだ。全く余談だが、そのときクラスの男子どもは、高村光太郎さんの「道程」に鼻息あらく「ドーテイだ!スケベだ!わーい!」と
2021年9月5日 19:06
朝の『霧』が 僕たちを包み込むまるで おとぎの国の幻想きみは そこに住む森ガール『雲』はね 地表に近い場所では『霧』に 呼び名が変わるのだから元々『雲』でもあるのよ と手際良く『霧』を 袋に詰めていく真実を知らない方が いいこともある遠くにあるから 憧れのままで夢を見ていられるものなのよ手が届くと それはもう夢じゃ無くなるわね森ガールは いたずらっぽ
ゼロの紙/絵本『どこかでだれかが』発売中
2021年8月24日 23:34
わたしはたぶんずいぶんと長い間恋愛というものをしていない。恋愛って正直よくわからないし。すこしはわかるけど。いやわからないよやっぱり。なんでこの期に及んで恋愛の話を書いているのか。父親に恋愛をした方がいいと言われたのだ。いやいや。もういいよって思いながらもふんって返事した。それを言われたのも何年か前に上京してきた父と会った、ホテルのレストラン
2021年8月19日 20:46
アップルミントの風が気まぐれに 夏を連れて行く誰もいない 公園で空のブランコに 乗ったまるで 波のようにゆきては帰るを 繰り返しきみは眼差しを 遠くするそこからは 何が見える?もう その瞳に 僕は映ってないけれど行くあてのない 一つの恋が黄昏色に 染まっていくそうして やがてくる夜の闇に静かに 消えてゆくだろう明日から 隣にきみがいないけど明
hana|言葉の海®
2021年7月2日 07:00
ここから抜け出して楽しいところへ行こうよ僕にしか聴こえない声で君に誘われた7月のこと迷わず飛び乗ったイルカの背中からそわそわしてる貝殻たちにいってきますと手を振った熱帯魚たちの戯れにとびきりのウィンクを花火のように舞い上がってそのまま星になっちゃった珊瑚礁に導かれ辿り着いた砂浜でパラソルみたいにクルクル回るカモメにオーダートロピカルジュース美味しそうに飲
七田苗子
2021年6月1日 14:01
5月30日。。。日本にいる祖母が 二週間の山と谷を越え 息を引き取りました。これは そんな大好きな祖母…後悔を抱えながら 天の扉を開けた 美しい女のお話。私の祖母、栄子に捧げます。(写真は 祖母が亡くなった日の空です)。==============================ー 生まれ変わっても 俺とまた一緒になってくれるか?トシは 中国のとある山頂で 妻に向かって そっと語
ぺんぎん
2021年5月18日 20:22
言葉にしないと伝えられないのに分かってはいても自己満足でないか押し付けがましくなるのでないか言いかけ呑み込んでそのうち伝えることすら出来なくなるのかも焦燥感とかくれんぼ追っかけたり逃げたり繰り返してたら上手に隠れ過ぎて誰にも見つけて貰えなくなり夕刻の公園に取り残されたようなポツンとする気持ちだけはかくれんぼしなくてもいとも簡単にわたし達を捕まえてくれる #詩
げん(高細玄一)「もぎ取られた言葉」コールサック社より刊行中!
2021年5月14日 20:53
機械―それから空と海 私が美しいと感じることができるのは これだけあの晩 彼女はそうつぶやいた花火の音が木霊していた誰もが去年と同じように 花火を見て同じように 歓声をあげているそのときに人の声と雑踏から逃れるように川辺に向かった暗い川面にはせり出した樹が影を落としていた火の玉が一つ 樹の周りを 飛び回り昔 ここであったという 戦いが連想された鉄
だれでもない詩人
2021年5月9日 08:20
ことばの一生ほんとうののことばを追い求めるすると、確かにこの先に見えたはずのそのことばは、まるで煙のように すっと姿を眩ませてしまう見失って、私は立ち止まるどんなに目をこらしても、必死に痕跡を辿っても、そこにはなにもないまるで、最初から存在しなかったかのようにただ、恋焦がれるように求めざるを得なかったことばが、確かに存在したはずなのだそんな朧げな記憶が、巨大な喪失感とと
渕 言址
2021年5月9日 09:17
痕跡ふるえを知る者には生を逃亡の中に駆け抜けることはできないたとえ俯いたまま歩こうとも怖れの故に身を寄せ合うものは少なく嘘を創造するために産み出した美辞麗句にはああ、何と蟻の如く人々はたかることか 静謐の中にこの指輪を贈るとき かすかな想いは生活によって――― ああ、どこへ消え去るものか人々は街に蹴りを与え街は風を拒み風は人々を無視して通り過ぎる
LUNA.N.
2021年5月8日 21:45
何人か、女性の話を聞く機会があった。性別についての話は難しいのだけれど、それでも自由でない女の人が、この世にはたくさんいて、それぞれに自由になりたがっていた。娘でいるのが辛い、母でいるのが辛い、女でいるのが、その役割を果たすことが辛いと言っていた。自由になる前に、逃げなければならない人もいて、逃げても追われてしまう人もいる。時代が移り変わっても・・・と考えていたら、ある詩を思い出した。