hana|言葉の海®

浮かぶか、泳ぐか、溺れていって。

hana|言葉の海®

浮かぶか、泳ぐか、溺れていって。

    マガジン

    • 愛とか恋とか、

      愛とか恋とか、別れ話とか。

    • 朔日。

      毎月朔日(さくじつ、ついたち)に、その月の異名からインスピレーションを受けて書いた詩です。

    • hanaの●●な思考

      なかなか無法地帯。

    • for love and colors

      主役は愛する色。色彩に恋して。

    最近の記事

    固定された記事

    フラクタル。

    宇宙で星がたくさん生まれ 宇宙で星がたくさん消えた ぶつかって壊れて ばらばらになって 漆黒に消えていく 燃えながら 輝きながら 落ちていく 落ちていく 宇宙で離れ離れになった光 地球に落ちてきた約束の光 ぶつかって壊れて ばらばらになった あなたを何度でも探して 転びながら 泣きながら 呼んでいる 叫んでいる 分裂する細胞の不思議 創造的破壊は摂理 何度も作り直すよ 自分らしく輝いて 氣づいてもらえるように 悩みながら 迷いながら 思い出さなくちゃ 待

    スキ
    98
      • わたし。

        流れる景色 左から右 風を知らせる田は緑 天の海泳ぐ雲は白 留まらない世界 夏寄りの秋 知らない土地 知らない駅 ありきたりな地名 読めない駅名 ちっぽけなわたし 何処へ行っても 教わるばかり 何も知らない わたし、ワタシ 名もなき歴史 乗せて今日は 何処へ行く 叫べない炎 抱く胸裡でただ燃える 持て余した灰 押し殺した言葉の残骸 養分になって溶けて 消える いつか咲かせる 花を想って 山々は遠ざかる 風の匂いもまた変わる ちっぽけな

        スキ
        21
        • 華曼荼羅。

          内なる何か 探って見つめた暗闇で 見つけたのは何色 内なる何か 探って伸ばした指の先 触れたのは何色 内なる何か 芯部の種を優しく包む その花びらは何色 咲いていく 咲いていく どんな世界で生きても 咲かせていく 咲かせていく 私だけの花 個性的で麗しい 一つひとつの輝きを くるっと集めて 華曼荼羅 寄り添って与え合う 私たちの花 そうこれは これから生きたい 世界の姿 魅せて 愛おしい 花よ 花よ その心に 咲いていけ 言葉の

          スキ
          28
          • 願い事。

            ささのは さらさら のきばに ゆれる おほしさま きらきら きんぎん すなご カラフルな 短冊 たくさん 書くの ステキな 願い事 天まで 届け 星に還ろうと されているあなた 今たくさんの願い事を 見ているのでしょうか 五色の短冊に込められた願いを 穏やかに眺めているのでしょうか 変わらないものは何もない世界で また一つ歴史が終わりました 変わらないものは何もない世界だけど 変わらぬようにと守り続けて来た あなたの教えを 愛を これからも携えながら

            スキ
            33

          マガジン

          マガジンをすべて見る すべて見る
          • 愛とか恋とか、
            hana|言葉の海®
          • 朔日。
            hana|言葉の海®
          • hanaの●●な思考
            hana|言葉の海®
          • for love and colors
            hana|言葉の海®

          記事

          記事をすべて見る すべて見る

            花灯り。

            今日で最後 明日が最後 そうやってなんとか なんとか 細い糸を繋いで 氣づいたらまたひとつ 息をしている 今日で最後 明日が最後 もう無理 もう嫌なのと 泣きそうなときに限って 誰かが愛をくれるの 繋ぎ止めるかのように 今日で最後 もう終わりと 揺らぐ心を重ねる 皐月の花灯り あなたはただ微笑んで 愛を贈ったかと問うのよ 帰り支度なら いつでもできるのに 花灯りの傍らで 手をつけられずにいるの 此処でいくつもの 溜息を燻らせたわたしは いつだって カエ

            スキ
            39

            落花。

            その命ごと 斜陽と共に 美しく散る 晩春の落花 背負う陽に 愛憶えども 振り返れない 惜春の花 今を生きる ただ咲いて 落ちるだけ 落ちるだけ 今を生きる 先に散った花びらに 重ねる輪廻 忘れたくない想い出に さようなら さようなら hana 言葉の海 hana 言葉の海

            スキ
            40

            コトバノウミ。

            。 ° 。 。          °  °   。°  。 °    。  °  。         。 °    。° 。      。 ° 。 。  。  。 。 。    。   。    波打つ心 言の葉が舞う 遊ぶ飛沫は 宝石になり 沈む    。 。 。            。 ° 。 °      °   。 °  。 沈む    。 。    。° °   。 。   。      ° 。 °  。 °    。     。  。   。 。 

            スキ
            44

            春の日。

            右手には春の香りを 左手には想い出を連れて 繋げないその手を 埋め合わせるように 木漏れ日で濡れた道を行く 光に包まれたあの朝 花が閉じていくように ひっそりと静かに 桜が散るように はらはらと忙しなく 命を閉じた 最愛の人 思いがけない場所で あなたを想う日が訪れてしまって なんだか笑えるの あの人にとって なんてことない こんな春の日は 誰かにとっては切なくて あたたかいのに少し冷たい とても大切な春の日 独りでいたくなかったな こんな日は思い出すから

            スキ
            37

            好きだった。

             毎年楽しみにしていた、氏神様の境内の桜が剪定されていて、一回り小さくなっていることに氣がついたのは、2週間ほど前の出来事。蕾をつけていたことを知っていたので、なんだか寂しい氣持ちになった。    今日はわずかな色付きを遠目に確認することができ、嬉しくなったのも束の間、『嗚呼、この桜が満開になるのを、今年は見られないのだ』という淡々とした事実に氣づき、寂寥と再会。忙しない我が心よ。  2年前の今頃。  混沌とし始めた世界の只中で、わたしにできることは祈ることだけだった。

            スキ
            59

            dance。

            動かなくなった時計を見て もうこんな時間なのねって焦る 何度目かの朝を迎えたの 外は随分と明るいのに 昨夜の残像はまだ ベランダの隅に落ちている エッグマフィンを作ったの 囓った瞬間半熟の卵が滴って 真っ白なお皿に月が生まれた 眠りたくて眠ったんじゃないって 変わり果てた世界を嘆く眠り姫に 春の花の名を冠した珈琲を 来客を告げるベルが鳴る テーブルを抜け出した月が空に還れば 舞踏会がはじまる ねえ踊り方を教えてよ 動かない現実を見て もう時間がないのよって焦る 何

            スキ
            46

            それが必要な言葉なら。

             『〇〇教授の授業って、建築科あった?』  『あったよ。1、2年で必修科目だったから』  『ノート残ってる?』  『たぶん』  『貸して!俺、再履修で…』  蓋を開け、触れてしまった記憶から、こんな会話を思い出した。  10代のころから引っ越しや転校を繰り返したにも関わらず、小学校から高校、さらには学科は違えども大学まで奇跡的に同じだった彼は、広い大学構内でほとんど会うことはなかった。しかし、連絡があって会うことになったのか、ばったり会ったのかは忘れたけれども、とにもかく

            スキ
            51

            no one。

            close の文字で封印された扉を開けて 深紅のソファに腰掛ける 真っ白なテーブルに置き忘れた 燭台に手をかざせば火が灯る 開けっ放しの透明なカーテン 月光が落ちた床は白銀に染まる 誰もいない黒檀の海のように 耳鳴りと鼓動だけ繰り返す 生命を泳がせて 生命を泳がせて 世界は笑う こんな夜の話を きっと君は知らないだろう close の裏側は塗り潰されて 黄金色の one-ness を待っている 煙が立ち昇る蝋燭に咲いた あの花はずっと薄紅のまま 閉ざされた窓

            スキ
            50

            ある哲学。

             断崖絶壁を選んで咲いた花を見て、わざわざそんなところを選ばなくてもと思うのは、自由。しかしなぜ、その場所を選んで咲いたのかは、花にしかわからない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  人は鏡。  私たちは鏡になることがある。そこに諦観を見出すなら諦観が跳ね返る。非常に単純なことだ。他のものを返すなら、鏡と形容された関係性にヒビが入り、壊れたらもう、何も映らない。他者の諦観がいかに生きる上で狂おしいものに見えても、その諦観があることで生

            スキ
            45

            last。

            愛してる あいしてる アイシテル まったく別物なんだよって どれだけ説いても わかりあえない わたしとあなたの間に わたげのような 雪が舞った 好きも すきも スキも ぜんぶ同じでしょと 何度聞いても 譫言みたいな ワタシとアナタの間に わたげのような 雪が舞った 青と 蒼と 藍の違いを 知りたいんだと 願い祈り 変わってしまった 私の隣で わたげのようにふわりと 君の残像が 消えた 凍てついて 静止した 想い出はホログラム 吐く息の白に 染まっ

            スキ
            34

            神様の氣も知らないで。

            大切なものは、ありますか。 たとえば愛する人の、 心の在処を 知ることができるのならば、 触れることができるのならば、 人は其処へ、 行きたがるでしょうか。 そうだとしたらそれは、 何のためでしょうか。 好奇心からでしょうか。 我が物にするためでしょうか。 相手の許可があればこそ、 触れて良いことになるでしょう。 しかしその許可が下りないのに、 触れて良いものでしょうか。 誰も土足で踏み入れないように、 大切に、大切にしてきた、 自らの聖域を、 聖域であると知り

            スキ
            38

            冬休みの想い出。

            雪山に登りました。 寒かったです。 お雑煮を作りました。 美味しかったです。 お菓子の家を作りました。 楽しかったです。 温泉に入りました。 氣持ち良かったです。 初詣に行きました。 ありがとうございます。 たくさん笑いました。 だからきっと、 笑顔の絶えない一年になります。 ゆっくりできました。 だからきっと、 焦らずしっかり歩んでいけます。 大切な人と時間を共有しました。 だからきっと、 より絆を深めていけます。 特別なことなどなくても、 こんなにも日々は豊かで、 未

            スキ
            40