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今求められるビジネススキル

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いまの時代に求められるスキルは何なのか。 今すぐに役立つ具体的なものから、長期的な目線で役立つ抽象的なスキルまで幅広く取り上げます。
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#熟成下書き

仕事がいきなり好きで好きで仕方なくなるわけじゃない

仕事がいきなり好きで好きで仕方なくなるわけじゃない

「好きを仕事にしよう」

新卒だけでなく、
転職サイトまでもこんな記述を
見かけるようになった。

なんて甘い誘惑なんだ。

本当にそうだ。

毎年のように、上記のような
甘美なキャッチフレーズに
とらわれて、世間ではブラック企業と
評価される職場に若者は流れていく。

ある程度の年齢を経て、
いやでも自分が凡人だと気付かされた
私のような人間は、まだいい。

自分は何か特別だ。
もともと特別なオ

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世間の安定より、自分の安定を

世間の安定より、自分の安定を

「ちゃんとした大学を出て、
安定した生活を送ってね」

だいぶ昔の話だが、
そんなことを親族の方に
言われたことがある。

大学や会社といった進路。
自身の人生の節目に大きな影響を
与える段階。

我々はどうしても、世間の物差しや
他人の目線を気にしてしまう。

こんな「あなたのためを思って」の
お節介な基準や教訓が世の中には
溢れている。

「自分のうちなる声」のなかでは
結論が決まっているのに

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「わかっている」「知っている」のに使えない英語〜留学挫折体験記〜

「わかっている」「知っている」のに使えない英語〜留学挫折体験記〜

皆さんも日本語字幕をついた
映画を見る機会があるだろう。

DVDでも日本語の字幕を削除して
英語だけを聞き取って映画を
鑑賞することもできるし、
ネットにもそのような類の教材は
溢れている。

いわゆる大学受験で、
そこそこ英語を勉強してきた人は、
映画の中の英語は、
さほど難しいやりとりを
しているわけではないと気づくだろう。

具体的に言えば、
日本の中学校で習う英文法の
レベルでほぼこと足

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ライティングゼミ奮闘記④~あなたのポチが欲しくて、夏~

ライティングゼミ奮闘記④~あなたのポチが欲しくて、夏~

忙しい読者の方のために。
結論から伝える。

下記のリンクをクリックしてほしい。
けっしてフィッシング詐欺ではないので、
ご安心を。

私の5000字デビュー作品である。

【しくじり】200万円と3000時間を資格で無駄にしちゃった話

経緯を読者のみなさまにお伝えする。
天狼院のライティングゼミに挑戦中である。

4月から半年間の長い講座。

2000字の課題を16回、
5000字の課題を8回

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200社以上落ちても、折れないチャレンジマインドの作り方

200社以上落ちても、折れないチャレンジマインドの作り方

キラキラした言葉に踊らされて
転職してしまった若者の例を前回は書いた。

もっと早く相談してくれればと
思うないこともなかったが、
まずはそれ以前の心構えも重要である。

筆者は200社以上書類選考落ちしながらも、
ウィルス対策に世間が追われる中、
年収アップ+職種チェンジを実現した。

今回は転職活動を例にとって、
チャレンジングなマインドの
作り方について、今日は取り上げたい。

①その不安は

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傍観者は敵だ~ジブンゴトとタニンゴト~

傍観者は敵だ~ジブンゴトとタニンゴト~

何の文脈で、言われたのかは覚えていない。
確か高校生だった20年以上前のことだ。

野球の練習試合でヘマをしたのか、
どうだったのか
忘れたが当時の指導者に
投げかけられた言葉だ。

「傍観者は敵だ」

当時は「ボウカンシャってなんや」
というそれ以前の
言葉の意味が分かっていなかった。

まぁいま思い出して解釈してみると、
「当事者意識」を持てよということ
だったんだと思う。

野球は個人競技の

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健康経営コンサルの感情コントロール術

健康経営コンサルの感情コントロール術

何かモヤモヤしたものが心にひっかかる。

そんなつもりはないのに、
相手から見るとトゲがあるような態度
になっている。

いつもだったら、笑いとばせる
ことに過剰に反応してしまう。

コンサルタントとして求められるもの。

それは高いパフォーマンスを発揮していくために感情をコントロールしながら、
コミュニケーションを図り、
顧客のゴールへ導くことだ。

また対峙する相手は経営者・幹部クラス
という

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孤独と幸せのカンケイ

孤独と幸せのカンケイ

「男が決めたことだ。仕方がない」

まだ着任して9ヶ月の新任の部長は
ため息をつきながら、
私が提出した退職願いを受け取った。
ちょうど半年前のことだ。

「40歳手前で転職なの?」
「このコロナ禍でよくやるねー」
「違う業界にいくなんてすごいね」

周囲からは、様々なリアクションがきた。
想定以上にネガティブなものが多かった。

新しい環境に身を置く時。
職場や学校といった時間の大半を使う
環境

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後ろ向きな転職は「悪」ではない

後ろ向きな転職は「悪」ではない

転職して3ヶ月。

フルリモート勤務の生活も慣れ、
人間関係も少しづつできてきた。

1年前では、考えられないような
生活の変化である。

それまでは各顧客に直接出向いて、
営業活動をしていたのだから。

そんなワークスタイルに慣れ始めたころ。
かつての同僚から転職について
電話で相談を受ける機会があった。

自分が働いている業界は、
成長傾向にあり転職市場においても
求人には恵まれているほうだと

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「たったひとつの正解がある」という名のアブナすぎる麻薬

「たったひとつの正解がある」という名のアブナすぎる麻薬

「こんな時代だからこそ、
大手に入社したほうがいいに決まってるだろ」

「この資格をとっておけば、
就職で絶対有利だよ」

「この投資なら、デメリットもないし
絶対うまくいくよ」

若いときであればあるほど、
「正解っぽいもの」
が見えてくるとそこに
のめり込むのではないか。

かくいう私もそこで痛い目にあった一人だ。

あっけないほど残酷に
判断能力を失うものだ。

もしかしたら詐欺師に
だまさ

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本当にキラキラした仕事なんてない

本当にキラキラした仕事なんてない

世の中にはカッコイイと
される職業であふれている。

キャビンアテンダント
ネイリスト
ファンドマネージャー
経営コンサルタント

学生の時点で、
〇〇になりたい。

明確に職業の名前が言える人が、
10代のときはうらやましかった。

フリーター時代は、
バンドマンや舞台俳優を目指している
バイト仲間がいて、
彼らの夢を聞くのが楽しかった。

正直あまりにも、
大きな夢過ぎて自分には
ピンと来なか

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