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エッセイ

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ノンフィクション、実録エピソードです。生きづらさ、自己肯定感、悩みが中心。
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結婚に必要なのは「努力、忍耐、たえ忍ぶ心」

結婚に必要なのは「努力、忍耐、たえ忍ぶ心」

夫から「メタトロン受けてきたんだね」と言われた。彼にはそのことを言っていなかったから驚いたが、おそらく私のnoteを読んでくれたのだろう。彼に伝えていなかったのは、そういう非科学的なものが嫌いだと知っていたからだ。私が診断結果を軽く説明すると「……まあ、占い程度に考えた方がいいよ」と返された。当たるも八卦、当たらぬも八卦。

「そもそもメタトロンって何?」という方は、こちらの記事を参照下さい。

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ムカついたら夫のクレカで爆買いする

ムカついたら夫のクレカで爆買いする

新年度は何かと忙しい。令和なのに昭和の価値観を引きずった上司、Z世代のトンデモない新入社員……会社だけでなく、子どもの環境も変わる。進級に伴う細かいルールの変更に追われることになる。当然、ストレスがたまる。

筋トレ、ピラティス、サウナ。これらの類でストレスが解消できるのは分かっている。でも仕事がやっと終わったと思ったら、育児が待ち構えているのだ。1日が終わる頃に、これらに手をつける気力は残されて

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ミュートのすすめ

ミュートのすすめ

今まで誰にも言わなかったことがある。かなり性格が悪いことが露呈してしまうから、黙っているつもりだったのだが、最近やたらネットで目につくようになったので、ここで書くことにする。

特定の人たちの「それって、ただの自慢ですよね?」と思うような発信についてだ。

具体的な名前は伏せるが、先日「うちの子どもは、こんなに本を読むのが好きなんです」という作家の親バカを、新聞のコラム欄で見かけた。また、「私って

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私は段取りができない

私は段取りができない

 ああ。今日という日が来てしまった。夏至? 満月? 大祓? どれも違う。本日21日は、クラウドファンディングで購入したサウナチケットの有効期限だったのだ。

 私は段取りができない。前の記事で「私は料理ができない」と書いたが、じゃあ一体私にできることってなんだろう? 少なくとも息はできる。排泄もできる。……これ以上はやめておこう。ただでさえ〇毛ヘア(夫から「ネットで陰〇とか書かないで!」と頼まれた

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クソな現実は酒と夢小説でふきとばせ

クソな現実は酒と夢小説でふきとばせ

【趣味全開】二次創作の長編を完結させるという偉業

ある夢小説サイトの、長編作品が完結した。ジャンルはH×H(界隈では「狩人」とぼかします)で、相手は私の最推しであるイルミ(界隈では「📍」と呼ばれます)である。

それは完結まで数年かかった超大作で、たぶん文字数にすると10万文字くらい。本当にすごいことだ。

二次創作サイトで読める長編作品には、圧倒的に未完結の方が多い。小学生の頃から布団の中で

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人に振り回されない

人に振り回されない

 「脱・陰毛ヘア」を目指して予約をしていた明日の美容院を、キャンセルした。はい、せーの。

 はぁ~~~?

 昨日の記事であれだけ「金曜日に楽しみな予定がむふふ」とか「週末に母校の同窓会がドヤァ(私の定義では同窓会に行く奴はリア充である。よってドヤる)」とか騒いでおいて、何キャンセルしてんの? 決してお金が惜しくなったわけではない(ちょっとはあるけど)。時間がなくなったのだ。

 美容院でトリー

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陰毛な話で恐縮です

陰毛な話で恐縮です

 息子が8歳になった瞬間、私は鏡を見て「これ、陰毛じゃねえか……」と呟いていた。よくある落ちていた・付いていた系ではない。自分の髪の毛が、そのものだったのだ。

 昨日の痰の記事といい汚い話題ばかりで恐縮である。だって、ものすごく絶望したのだ。真夜中に夢小説をスマホで読み終えて、ふと目に入った鏡に「かがみよかがみ、答えちゃって。これは、陰毛? いえ、髪の毛です~」と、『Bling-Bang-Ban

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家の前に痰が吐かれるんだが……

家の前に痰が吐かれるんだが……

 家の前に痰が吐かれるようになってから、3ヶ月が過ぎた。

 そいつは朝に現れる。長男と夫が家を出る7時半には吐かれていない。保育園に長女と次女を連れて行く時間帯になると、必ず家の前に泡立った白いヤツが鎮座している。初めは1ヶ月おき、そして1週間おきになった。

 その度に、エントランスにいるマンションの管理人さんに掃除を依頼する。彼は愚痴を言うと必ず「僕が勤務してた前のマンションなんてね、他人の

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不倫小説の連載中に、抱えていた秘密

不倫小説の連載中に、抱えていた秘密

産後の女性はホルモンによって性欲が減る。しかし子どもが小学生くらいになると性欲が正常に戻る。みんなどう処理しているか不思議でたまらない。しかし女性同士で性の話はタブーだから、この謎は一向に解けない。男性が性欲を持つことは「男らしさ」の象徴して良しとされているけれど、女性は「いやらしい」とされているからだ。

先日、夫が高校の同級生との飲み会に参加していた。共通の知人がいて、新婚旅行でハワイに行った

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妬みは幸せのチャンス「あの人の海外駐在を、なぜ素直に喜べないのか?」

妬みは幸せのチャンス「あの人の海外駐在を、なぜ素直に喜べないのか?」

Facebookを開くたびに、少し緊張する。「どうか嫌なものが目に飛び込んできませんように」と思いながら、いつも恐る恐る開いている。

「じゃあ、そもそも見なければいいじゃないか」と思うかもしれないが、友人と連絡を取るために必要なのだ。友人の中には数名、LINEを使っていないからFacebookのメッセンジャーだけでやり取りしている人がいる。その人から連絡が来そうな時はFacebookを開くのだが

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人前で屁をこき続けてきた半生でした。俺はどうやら、とんでもない思い違いをしていたようだ……

人前で屁をこき続けてきた半生でした。俺はどうやら、とんでもない思い違いをしていたようだ……

私には18年間思い込んできた事実がある。それは「人間がおならをしても、その臭いがわかるのは自分だけ。他人には決して臭いがばれることはない」というものだ。

今思えば、恐ろしい話である。なぜそのように思い込みに至ったのかは定かではない。おそらく当時の私を取り囲んでいた優しい人たちが、私をおならをしても知らんぷりをしてくれていたからだろう。幸か不幸か、一人も「うわ!お前、屁こいただろ!臭えよ!」と言っ

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大丈夫じゃなくても大丈夫なふりをしてしまう

大丈夫じゃなくても大丈夫なふりをしてしまう

先日アフタースクールの面談で、小学1年生の長男がどう過ごしているか教えてもらった。「基本的には問題ないんですが、大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをしてしまう時があるんですよね」と先生から言われた。

長男にはよく一緒に遊ぶ、Aくんという男の子がいる。Aくんは長男と二人きりで遊びたいタイプの子だ。だから他の子たちが「仲間に入れて!」とやってきた時、Aくんは長男に「なんか、人いっぱい来ちゃったな……あっ

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「何も学ばない」を学んでみる

「何も学ばない」を学んでみる

「また出たよ、1月恒例のお題が……」

そう思った人も多いのではないだろうか。今回の「今年学べたいこと」のように、「今年こそ」系は1月には多く見かける。

少しだけ思い返してほしい。果たして「今年学びたいこと」に掲げたことが、「今年学べたこと」として、年末に振り返ることができただろうか。

私の経験から話すと、ほぼない。
1月に立てた目標なんて、きれいさっぱり忘れているからだ。

じゃあ、目標を立

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嫌いな海、狭い心

嫌いな海、狭い心

海が嫌いだった。消したい過去のように、洗っても足にまとまりつく砂。ビーチパラソルを建てたところで、ほとんど逃げられない日差し。夜には日焼た肌がヒリヒリと痛み、黒く焼けた肌には脇腹の白さが醜く目立つ。だから子供の頃に親に連れられて以来、海に行くことは一度もなかった。

私は自他共に認めるように心が狭く、嫌いなものが多い。相手を嫌う感情は、自然と伝わるものだ。特に今年の夏は「地球奮闘化時代」の気候のせ

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