マガジンのカバー画像

意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

1,732
図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
運営しているクリエイター

2023年2月の記事一覧

魅力的な “書き手” であるために

魅力的な “書き手” であるために

column vol.930

土日が終日仕事だったので、2日間noteをお休みさせていただきましたが、本日から元気に再開したいと思います!

私は、生来の怠け者で、ルーティーンが崩れると大崩れしやすいタイプなので、ブランクが空くたびにドキドキするのですが…、今回も執筆に気持ちが向けられて良かったと思っております…(笑)

とうことで、本日は「書くこと」について考えたいと思います。

そもそも、自

もっとみる
ウケる文章じゃなくていい

ウケる文章じゃなくていい

こんにちは、末吉です。

「note×Kindle出版で夢を叶えるセミナー」の参加特典として行なっている個人コンサルティングですが、50名を超える方のうち7割くらいの方々とお話してきました。

個性豊かな人たちばかりで、今回はどんな人なんだろうと、ミーティング時間になるのが待ち遠しいです。

その場でつくづく思うのが、今回のテーマである「読み手を意識し過ぎるから書けなくなる、ツマラナクなる」という

もっとみる
箇条書きだらけの原稿、読む方は苦行

箇条書きだらけの原稿、読む方は苦行

こんにちは、くろめがです。

息子が風邪をひいてしまい、てんやわんやしていましたがどうにか復活しました!(聞いてない)

さて、今回はタイトルどおり「箇条書き」についてのお話です。

ちょっと前にビジネス書界隈で流行った、箇条書きを3点にまとめるというテクニックがあります。みなさんもどこかで聞いたことありませんか?

発祥がなんの本なのかは忘れました(汗)とある企業のプレゼンテクニックだったか…そ

もっとみる
文章力に自信がない人こそ、誰かに読んでもらおう

文章力に自信がない人こそ、誰かに読んでもらおう

こんにちは、くろめがです。
突然ですが、みなさんは【文章力】に自信がありますか?

noteなら腕に覚えがある方も多いかもしれませんが、今回は文章に自信がない…文章を書くのは苦手…自分の文章ってぶっちゃけ上手いのかどうかわからない!という方に向けて書きたいと思います。

この記事で私が言いたいことはひとつ…
自信がないなら自分でどうにかしようとしないで!ということです。

文章力ってなんじゃらほい

もっとみる
「飲むヨーグルト」は、なぜ「飲みヨーグルト」ではないのか?

「飲むヨーグルト」は、なぜ「飲みヨーグルト」ではないのか?

「くしゃみがよく出るなぁ」

そこで病院に行き薬をもらい、身体に良さそうな、『飲むヨーグルト』を買ってきました。

ここで、疑問に思ったんです。

これらの理屈で考えたら、

であるべきです。

しかし、どこからどう見ても、

と書いてあります。

なぜ「飲みヨーグルト」ではないのでしょうか・・・・・・。

この不思議を、一緒に考えてみませんか!!?

1.飲み〇〇という言葉

「飲むヨーグルト」

もっとみる
本を書くということについて改めて考えた

本を書くということについて改めて考えた

最近、立て続けに書籍の企画が来るようになったのは、たぶんゲンロンカフェでの一件が原因なんだろうなあ。

技術書以外の本の企画が持ち込まれるのは、たいてい、ゲンロンカフェかゴールデン街がきっかけだ。

しかし、今、敢えて本を書く意味というのは一体全体なんだろうか。
たとえば本というのは、一冊あたり8万字から12万字が必要である。

Webの専門媒体の原稿に換算すると、約30本ぶんの文字数ということに

もっとみる
原稿を寝かせすぎて腐らせてしまうあなたへ…編集の「4大つまずき」の乗り越え方

原稿を寝かせすぎて腐らせてしまうあなたへ…編集の「4大つまずき」の乗り越え方

編集人材とのやりとりで生まれた企画をnoteで記事にする往復書簡シリーズ。またも、ばぶさんに良いパスをいただいたのでネタにさせていただきます!

定期的な記事執筆を宿命づけられたサラリーマンライターが書けないとき、どうするのか。確かにめちゃめちゃ切実な問題ですし、言われてみると「そういえばあの人、最近原稿を提出してなくない?」みたいなことって日常的にもよくある。。。タイトルにもしましたが、「今原稿

もっとみる
トランスクリエイターという古くて新しい仕事

トランスクリエイターという古くて新しい仕事

「ご職業は?」
「トランスクリエイターです」 
「は?」

 数年前までは聞き返されるのがオチでした。(なのでコピーライターですと答えるようにしていた)

 最近は「ああ、あの」と言ってくれる人もいます。

意外と古い言葉なんですよ

 英語と日本語の橋渡しが必要な現場で、クリエイティブな言葉の使い手として40年働いてきました。

 Transcreation = 翻訳+ 創造

 近頃よく耳にす

もっとみる
罪なる〈の紙〉!?

罪なる〈の紙〉!?

おお、神…ぁあ、もとい――‘紙'よ!

入れるべきか…
入れざるべきか…

ソレがモンダイだ…ょねぃ?

――と、シェークスピア風味にのたまうも。

ふふ、この‘紙'モンダイ…――実は、とあるトコロの…とあるトイレの、とある[願い書き]によってスッキリ――水に流された。

‘紙'は…やっぱ、入れるべきなのだ。

[トイレットペーパー以外〈の紙〉は、流さないでください]

個室(大)で切羽詰まりなが

もっとみる