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エッセイ集『LOVE notes』

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心音(ここね)の【エッセイ】や【日記】をまとめたマガジンです✨
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#いま私にできること

A sense of Distance

A sense of Distance

意識に境界線はありません。

でも、わたしたちは人間だから、肉体があって、パーソナルスペースというものが存在します。

境界線がないからこそ、目に見える線引きというものは、意思表示として大事なことだと思いますし、そのための言葉の紡ぎ方・表現は、適切な距離感を保つために、必要なことだと思っています。

野生の鳥は、近づきすぎると、だいたい逃げます。

わたしは、大切にしたい関係ほど、適度な距離感を保

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カラフルン

カラフルン

今日は久々にお出かけです。

こんなにワクワクして出かけるの、何年ぶりだろう?

それくらい心身に何の引っかかりもない至福感は、ほんとうにひさしぶりです✨

最近は、新しいブーツやスニーカーを買ったり、新しい洋服を買ったり、いろいろ買い替えがマイブームです❤︎

今まで、よくこんな靴履いてたなぁ〜っていうような、足の痛い靴(スニーカーも!)を履いていたことに驚き、夏前に、意外なブランドで見つけた好

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あの人が死んだら

あの人が死んだら

一部センシティブな内容が含まれます。あくまで個人的な内側の感覚に基づいた表現であり、実態は想像もしくは幻想ですが、体調と相談の上、自己責任でお読みいただけると幸いです。

もし今あの人が死んだら、わたしのせいかもしれないと思った瞬間、心臓が痛くて、苦しくて、生きた心地がしなかった。

どうしよう、どうしよう、どうしよう。

ひどいことを言ってしまったかもしれない。

そんなことがとりとめなく、グル

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100文字の言葉より

100文字の言葉より

わたしはよく夢を見る。

だいたい寝る前に観た動画や読んだ文章から受けたエネルギーがそのまま夢に出てきて、夢の中で消化しているような感覚だ。言葉にならない思考の延長で、そういう日はあまり眠れた気がしない。

先日は、ある友人が夢の中に出てきた。それが誕生日の三日前で、しばらく音沙汰のなかった友人の唐突な登場のインパクトは大きく、なんかあるなと言う気がした。

わたしは、世の中に情報として出ている自

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世界でいちばん大切なわたし

世界でいちばん大切なわたし

2021年1月11日は、わたしの誕生日でした。

特にどこに出かけるでもなく、いつも通りの1日を過ごしました。

夫がダリアを買ってきてくれました。一目惚れでこれに決めたそうです。たまたま偶然なのか、このフューシャピンクはわたしのいちばん好きな色です。

結婚式のブーケも作ってくれて、開業のときの荷物運びも手伝ってくれた、いつもお世話になっているお花屋さんに置いてある花は、この街に数多あるどの花屋

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わたしを彩り支えた言葉たち

わたしを彩り支えた言葉たち

生き方や表現のモットーになっている言葉があります。

初心とともにずっと支えられてきた言葉もあれば、その時々に出逢って感覚を裏打ちされ、勇気をもらい、そのままで行けと背中を押されるものもあります。

たくさんの言葉の奥にある想いのエネルギーに、心を洗われ、生きる力をもらっています。

2020年は、生まれた時の姿に戻るための一年だったように思います。

詳しくはこの記事に描いてありますが、この記事

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迷惑をかけまくれ! 〜人はみな、迷える惑星〜

迷惑をかけまくれ! 〜人はみな、迷える惑星〜

満月の夜、猪が若干興奮したような荒ぶった文章になっていますが、後半に進むに連れて落ち着いて来ますので、ご容赦ください。

見せかけだけのオトナな対応がきらいです。

そこに何の生産性も感じません。

建前を口にできません。

身体が全力で拒絶反応してしまいます。

過剰な賞賛もきらいです。

冷静かつフラットな視点が抜け落ちているような気がします。

体調を崩してから、それがより顕著になった気がし

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花に夢を見る 〜Dreaming of Flowers〜

花に夢を見る 〜Dreaming of Flowers〜

部屋中に、バラの香りが充満している。

たった3本の花を花瓶に生けただけで、こんなにも暮らしの風景が変わることに驚く。

夏までの間は、近所の花屋さんで買ってきてもらったものをよく生けていたが、最後に生けてから、気がついたら4ヶ月も経っていた。

クリスマスイブの日、夫の経営する美容室の常連様から、自家栽培のバラをいただいた。

香りの強い品種のバラだそうで、その威力は言わずもがな。

丁寧に丹精

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タイムラグで繋がるしあわせ

タイムラグで繋がるしあわせ

どんなに想像を巡らせてみたって、自分が経験したり、その立場になってみないと、やっぱり本当のところはわからないんだなぁと、実感することが最近多い。

当たり前のことなんだけど、わかったような気になっていろいろ言ってしまうのが人間だ。

その愚かさがあるから、進化もする。

なんか、あの時はごめんなさい、と言いたい人が、結構いる。

前の誰かとの関係では、逆の立場だったのに、次の誰かとの関係ではその立

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性欲が美しい物語としての愛や恋愛に基づいていなければならないという幻想

性欲が美しい物語としての愛や恋愛に基づいていなければならないという幻想

【生命の営みを支える、人間の三大欲求について】

わたしは今、月に1度のペースで、整体師さんにヒーリングを受けています。

受け始めたのは今年の5月、それに纏わる詳しいことは以下の記事に書いています。

そこから7ヶ月、紆余曲折ありながらも、全体的に良くなっていく体調に合わせて、その時々で必要な施術をしてもらってきました。

機能不全に陥り、更年期障害どころではなくなった婦人科系の臓器も、見違える

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愛のポルターガイスト 〜 My Music Itinerary 〜

愛のポルターガイスト 〜 My Music Itinerary 〜

ずっと音楽遍歴について書きたいなぁと思っていたんだけど、どこを切り取って書こうか迷って、そのままになっていました。が、今日ふと思いついたので、勢いで書いちゃおうと思います。

わたしは、ハマると一曲単位でエンドレスリピートをして聴いてしまうタイプなのですが、この記事では、思いっきりハマりまくったアルバムをご紹介したいと思います。

では早速いっちゃいます。まずはこれ。

『愛のポルターガイスト』 

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わからないことをわからないままでいられる自由

わからないことをわからないままでいられる自由

わたしは、自己啓発本の類が好きじゃない。読んできた本は小説が大半で、たとえ作られた物語だとしても、人の懸命な生き様や心模様、その独創性を感じるのが好きだ。

もちろん何冊か自己啓発系の本を読んだことはあるし、影響を受けたものもあるけれど、それはすべて詩的な表現のものばかりだ。

それよりも、小説やエッセイ、少し専門性の高いマニアックな本を読むほうが楽しい。

今年に入って、ぶっ倒れて、死にかけて、

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Volume of Life  -生命の音色-

Volume of Life -生命の音色-

ゆっくりめの起床のあと、洗濯物を干していたら、ある言葉が聞こえてきました。

『弱いのがなんでダメなの?』

ふと脳内に降りてきたようなこの言葉に、わたしは思いました。

「弱さってダメなことだっけ?」

過去には散々強がり、弱さなんて出してはいけない恥ずべきものだと押し殺し、生きてきたわたし。

なのに今、弱さについて、いいとか悪いとか、そういう概念がなくなっていることに気付きました。

人間は

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きみと僕の永遠

きみと僕の永遠

ずっと本来の自分から巧妙にズレているものに憧れ、愛しすぎてしまっていたんだなぁと、ようやく腑に落ちたこの頃。

それは自分自身が微妙にズレていたせいに他ならなくて、なぜ、ここぞというところでスムーズに回らないんだろう?っていつも溜息が溢れてた。

でも、2020年に入り倒れてから、心身を癒していく中で、ちょっとした違和感を見過ごさない勇気を少しずつ持てるようになってきた。

それでもまだ認めたくな

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