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雑記集

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雑草という名前の草はない。 雑記という名前の記事もない。
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#趣味

人生をそれなりに素敵なパーティにする有効な手法

人生をそれなりに素敵なパーティにする有効な手法

私は好きで音楽活動をしています。自主的なものですので、ビジネス的にどうかというところでいえばまるでなっていません。じぶんのための活動ですので、それを社会のために活かせているかと言われれば疑問に思えるふしばかり。自分がやらないと誰もやってくれないような「自分のための音楽」をただやっています。どうやら私の考えだとか嗜好だとか価値観は、あんまり大勢の人と一致するものでない場合が多いので、だれかが鳴らして

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無駄と道楽に費用

無駄と道楽に費用

私が無駄にする時間。そこに世界レベルの陸上選手が血のにじむ努力で捻出した記録の0.01秒なんぞが無限万年含まれている。むげんまんねんって、なんやねん。

特急でだれかに仕事をさせておいて、その仕事をしてくれた人にそれなりの対価を払い、短縮した時間をどれだけ活かせているだろうか。短縮できたはずの時間を、案外寝て過ごしちゃったりしてないだろうか。いや、寝るため、休むためにだれかに仕事してもらうとい

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奥行きへのアクセス

奥行きへのアクセス

私はじぶんの住む地域の、ある公共施設で働いています。そこを、たくさんの市民の人たちが利用します。

たくさんの人といっても、決まった顔ぶれともいえます。新規に参入して、市民活動をする人としてそこに根付く人はごく一部です。

一方で、すでに何かしらのグループ活動をしている人たちは、じぶんたちの高齢化に悩みがちでもあります。新規会員があらわれてくれない、と。それなのに、ひとり、またひとりと、健

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小魚の群泳

小魚の群泳

私は33歳ですが、こどものようだと言われることがあります。それを嫌じゃないと思う私がいます。

趣味の世界に没頭していると言ってもさしつかえないのが私です。かつては、いま私が趣味としていることで生きて行ければいいと思っていました。今でも、まるっきりそのことを思わないわけではありません。けれど、そうなっていませんし、そのためにする苦労、勉強なんかに時間を費やす間さえ、その趣味の世界に捧げてしまう

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解ども

解ども

ラグビーの日本対アイルランド戦、日本が逆転勝ちですって? すごいですね。どれくらいすごいのかまったくわからずに言っています。にわかファン未満です。ただの無知。

どんなに格差があるようでいても、大逆転があるかないかなんて最後までわからない、そういうものに熱狂し夢中になるのは、わからないでもありません。

ぼくがいつも夢中になっている演奏や歌唱などの音楽は、そもそも競技(もちろんコンテストや

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豊かな星

豊かな星

なんだってそんなことを続けられるのか、なんだってそんなことができるのか、なんだってそんな状況でいられるのか、なんだって受け入れられるのか、なんだって平気なのか…と、ひとから見たら「すごい」と思えてしまうことを、けっこうひとりひとりがやっている。そんなことがよくあるようです。僕のような、ごく平凡な人間を含めて、です。

なんでそんなつまらないものにいっしょうけんめい時間をかけたりエネルギーを割い

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西東京市へようこそ

西東京市へようこそ

ぼくは、生まれたまちを離れて住んだことがありません。ずっとひとつの街に住み続けているのです。同じ市内での引っ越しは2度ほどしています。一度は、両親が一戸建てを市内に建てたとき。もういちどは、じぶんが結婚したときです。

この2度目の引っ越しはまた少し変わっています。1度目の引っ越しを経験するまで住んでいたマンションに、結婚して妻となった女性とふたたび住むための引っ越しだったからです。同じマンシ

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道・楽・人・生

道・楽・人・生

買ったのに読まずに埋もれている本が、わたしの家にはたくさんあります。買ったことを忘れてしまっているものも中にはありますが、買ったことを覚えていて、なにかのふしにそのことを思い出して、ひっぱり出してきて読み始めるということがあります。

人間関係においても、知り合っていたけれど、深い仲になったのはあとになってからということがありますね。「あいつとはもともと地元の同級生だったけど、最近仕事で関わっ

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ぼくの知らない金曜日

ぼくの知らない金曜日

ぼくは金曜日、寝坊をしなかった。いつもと同じ時刻に起きた。ぼくはいつも早起きなのだ。それを早起きといっていいのか正直、迷う。いつも、迷っているのだ。いや、いつもは迷っていないけれど、たまに迷うくらいだ、といっていいのかどうか迷う程度にはよく迷う。

ぼくは金曜日、動物園に行かなかった。水族館にも行かなかったし、美術館にも行かなかった。漫画をしこたまは読まなかったし、文章の多い本をしこたま読みも

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問いかけとベストセラー

問いかけとベストセラー

わからないものは売れない……のでしょうか。わからないという感想を想定していて、売れないかもしれないと思っていても、出版社がその本を出す……ということがあると聞きます。ごくひと握りのベストセラーのおかげで、たとえ売れなくても問いかける意味でいろんな本をつくって出すことができるのだ、とも聞きます。

出版社のことに僕は明るいわけではありませんが、個人の人生において、何を選び、なにをやるかということ

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Are We おひとりさま?

Are We おひとりさま?

「おひとりさま」が、得意である。僕が持つ楽しみや愉悦の大部分が、ひとりでやるもので占められている。友達がいないという自認はないが、友達が多いというほどの自認もない。

おひとりさまを想定して供給されているサービスがけっこうあるみたいだ。焼肉とか、カラオケとかが思い浮かぶ。あまり近年まで、おひとりさまでの利用を想定されてこなかった分野のサービスである。でも、近年の時代背景を参照して考えてみれば、

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ひとりあそび

ひとりあそび

子どもの頃にどんな物語を読んだっけ。あんまり熱心な読書家じゃなかったから、ぽつりぽつりと思い浮かぶものがあるという程度だ。「ちびくろさんぼ」という物語に出てきた虎が、じぶんの尻尾を追いかけているうちに黄色いからだが溶けてバターになっちゃった! というシーンがあったように記憶している。今思い出してみると、とてもシュールな光景である。

子どもの頃、釣りが好きだった。疑似餌を使った釣りが好きだった

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