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旅行記

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そのまま、旅行した時の記録です。もちろん写真もあります。ビール写真が多いかも。
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#わたしの旅行記

<小旅行記>朝散歩 潮見-新木場-夢の島公園-辰巳公園

<小旅行記>朝散歩 潮見-新木場-夢の島公園-辰巳公園

 大酒まではいかないが、連日飲酒しているとやはり身体が重く感じる。そのため、いつもは人出が多いので土日は避けているのだが、11月のある日曜の朝、いつもの辰巳公園ではなく、潮見から新木場を経由して夢の島公園まで散歩することにした(歩数は1万歩ちょっとだった)。

 日曜とはいえ、朝なので通勤する人の姿がちらほら見える。仕事もしないで散歩している我が身が情けなく感じるのはこういう時だ。途中、「あのコン

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<小旅行記>柴又帝釈天と寅さん記念館などなど(その2)

<小旅行記>柴又帝釈天と寅さん記念館などなど(その2)

 庭園鑑賞を終えて、近くの山本亭に向かった。住宅街の細い道を歩きながら、母に「れいこちゃん」のことを聞いた。「れいこちゃん」というのは、私が4歳の時に、同じアパートにいた年下の大柄な女の子で、実は私の初恋の相手だ(なお、同じ幼稚園にいた「すみれちゃんが可愛い」とよく母に話していたようだが、私はまったく覚えていない。でも、古びた集合写真を見ると、すみれちゃんはたしかに可愛い)。しかし、阪田寛夫の歌「

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<小旅行記>柴又帝釈天と寅さん記念館などなど(その1)

<小旅行記>柴又帝釈天と寅さん記念館などなど(その1)

 10月の良い天気だったある日。実母が、柴又でうなぎが食べようという。それで、ランチで混む時間より前にしようと思い、11時に京成柴又駅の寅さんの銅像前で待ち合わせをした。

 考えてみれば、20代の頃に車を使って帝釈天に参拝したことはあったが、京成線を使って行った記憶がない。『男はつらいよ』のTVドラマや映画では、いつもこの京成柴又駅が出てくるので、一度は行って見たいとずっと考えていたのだが、なぜ

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<小旅行記>上野―御徒町ー新橋、飲み歩き

<小旅行記>上野―御徒町ー新橋、飲み歩き

 最近、タッチラグビーをやっていた頃の友人と、御徒町周辺の店で、月例で飲んでいる。今回は、私が「林家正蔵の四時から飲み」で紹介された店を二軒、はしごすることにした。

 時間は四時(16時)ではなく、17時30分に最初の店を予約して、そこで待ち合わせることにした。最初の店は、上野たる松。たる松は上野店と御徒町店と二つあり、TVでは御徒町店を紹介していたが、たぶん空いていると思って上野店を選んだ。

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<小旅行記>船橋法典の温泉を訪ねる

<小旅行記>船橋法典の温泉を訪ねる

10月のある晴れた日。妻が契約している農園の収穫に行くので、最寄り駅で待ち合わせて、近くにある温泉施設に行った。その駅は、武蔵野線の船橋法典という駅で、温泉施設は「法典の湯」というところだった。

 13時に駅改札で待ち合わせだが、そのまま温泉に行く予定なので、すきっ腹で温泉に入って貧血になっても困るため、新木場駅で立ち食いそばを食べていくことにした。東京メトロ新木場駅構内には、「メトロ庵」とい

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<旅行記>二泊三日、道東と知床の旅(後編)

<旅行記>二泊三日、道東と知床の旅(後編)

2.第二日 川湯温泉、知床斜里、知床五湖、ウトロ温泉、知床ナチュラルリゾート 翌朝、いつものように午前五時くらいに目が覚めるので、朝風呂に行く。誰もいないだろうと思っていたら、先客が二人ほどいた。貸し切りを期待したが、誰もが考えることは同じだから、仕方ない。朝の肌寒い中の露天風呂に入った後、室内に入り髭を剃る。低温の乳白色の湯に入ると、髭剃り後によく沁みる。こうして傷も治るのだろう。部屋で朝のニュ

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<旅行記>二泊三日、道東と知床の旅(前編)

<旅行記>二泊三日、道東と知床の旅(前編)

 知人が釧路に転勤になったので、会いに行くことを考えた。しかし、お互いの都合を調整するのが面倒なのであきらめていたら、家内が「私は室蘭出身だけど、道東は行ったことがないし、知床にも行きたい」ということで、学校が夏休みに入る前、つまりハイシーズンになる直前の時期に、釧路・川湯温泉・知床・網走を訪ねることにした。

 もちろん、スケジュール作成は、我が家の「ツアーコンダクター」あるいは「旅行代理店」で

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<旅行記・エッセイ>『スワーブを切れたけど―海外都市の顔―』から、アカバとマントンの項目を抜粋して紹介

<旅行記・エッセイ>『スワーブを切れたけど―海外都市の顔―』から、アカバとマントンの項目を抜粋して紹介

 私は、1987年から2023年までの間、仕事と観光で世界の多くの都市や地域を訪問しました。その時の印象をエッセイにしたのが『スワーブを切れたけど―海外都市の顔―』です。25の都市または地域について、それらの一般的な紹介と私が訪ねたあるいは住んだときの出来事や記憶、そしてそれらから想起したあれこれをエッセイにしています。全部で58,000字の長文になるため、いきなりnoteに掲載するには長期にわた

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<旅行記>ブカレスト-ロンドン-羽田

<旅行記>ブカレスト-ロンドン-羽田

 最後の海外勤務を終え、日本で定年退職を迎えるため、3月10日の朝、先週までの春を思わせる温暖な気候から一変した時折小雪の舞うブカレストの街を、既に自宅を引き払って移動していたホテルから空港に向かって移動していた。

(注:24時間以上の出来事を記すので、かなり長文になります。悪しからず)

1.ブカレスト さよなら、ブカレスト。さよなら私の海外生活。もう、こういう気分で車の窓から街の風景を見るこ

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<閑話休題>ブカレストの最後の日

<閑話休題>ブカレストの最後の日

 まだこちらの時間で8:30。本当は、夜寝る前に「最後の夜」という表題で書こうと思っていたが、たぶん酔っぱらっているので、今書くことにした。

 2019年9月にブカレストに来てから、約2年半が過ぎた。最初のうちは良かったが、2020年2月からは新型コロナウイルスに翻弄され、3ヶ月程度で終わると思っていたら、いろいろな規制措置が昨日まで続くなど、大半の期間を自粛や感染予防に追われて過ごすことになっ

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