オトナリ

オトナリ です。カメラマン。 後ろを向きながら、後ろ足で前に進む。 夕日に光る蜘蛛の巣…

オトナリ

オトナリ です。カメラマン。 後ろを向きながら、後ろ足で前に進む。 夕日に光る蜘蛛の巣、少し変わった雲の形、熟れ落ちそうな夕焼け、机の小さな傷、そういったものに感性を揺さぶられる日々でありたい。 色々な人の価値観を知りたくて、始めました。

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Portfolio1

Subject:クリスマスのミサ Location:パリ・ノートルダム大聖堂 フランス Subject:夜のカルカソンヌ Location:城塞都市カルカソンヌ フランス Subject:アイスランドの猫…

オトナリ
5年前
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Bump of Chicken

今僕は酒をこれでもかと流し込みながらR.I.Pを聴いてる。バンプの名曲だ。 そして聴きながらボロボロ泣いている。 Aメロの追憶の様に流れていく歌詞と、サビの思い出に対…

オトナリ
5年前
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すりガラスの先の僕ら

表題に添えた画像は、中学校の階段の磨りガラスと、 そこに落ちる陽だまりだ ガラスの先、風に揺れる木々の鮮やかさ 郷愁を感じせしめる木漏れ日 それを隔てる一枚の磨…

オトナリ
5年前
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ヌメ革の尊さについて語りたい

題名の通りです。 革製品の尊さについて語ります。 今回は第一弾。ヌメ革とはについてお話します。 そんな私利私欲の為の文章に近い物ですが、誰かの役に立てば嬉しいなと…

オトナリ
5年前
18

900枚溜まっていたRAW写真達をやっと半分程処理できた・・・なんだかんだ良い写真は250枚位しかなかった。

オトナリ
5年前
8

レタッチしていて一番気合が入るのは森とか木漏れ日とか自然の写真だからきっと、そういう事なんだろうな。

オトナリ
5年前
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どこかへと至る道

どこかへ至る小さな道 その向こうに咲く漏れ日 風音と靴の音がくっついて 音と時間が僕とトンネルの向こうへ歩いていく そのほんの僅かな道程は 確かに僕だけじゃな…

オトナリ
5年前
15

初の鳥カフェへ

僕はオカメインコが大好きです。 ピカチュウを思わせる真っ赤なほっぺに柔らかい毛並みにつぶらな瞳、甘えん坊な性格、感情の揺れ動きがそのままに現れる冠羽、横から見る…

オトナリ
5年前
18

今日の夕焼けも素敵でした。

オトナリ
5年前
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辛かったら逃げちゃえばいい。
逃げて逃げて、逃げ尽くせばいい。
そしたら逃げた道も一つの道になるんだから。

Subject:Run away
Location:キラーニー国立公園 アイルランド

オトナリ
5年前
7

後からであれば、嘘つきだって正直になれる。
今この瞬間、嘘偽りなくあり続ける事こそ何にも代え難く価値ある事だよ。

オトナリ
5年前
4

心の燃料

『思い出は、心の燃料だ。いつか心が凍えた時に溶かす為、僕は今その燃料を沢山作っている』 数日前、僕は断捨離をしていた。本格的に物を減らす為、僕は机の中に眠る思い…

オトナリ
5年前
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季節の軋轢

秋 金木犀の香り 冬至へと向かう太陽 急ぎ足の街 僕は秋が好きだ それは、夏を失うからだ それは、冬を得るからだ 変わっていく事は前に進む歩みの為に 後ろに居た自分の…

オトナリ
5年前
11

汝何の為に其処にありや

「今日が僕の最後の授業になる訳だけども、みんなに一つ残して置きたい言葉がある」  そう言って先生は黒板にこの言葉を書き残した。 彼は僕の高校の国語の先生だった。…

オトナリ
5年前
10

Sushiも寿司?

 表紙の画像は、僕がアイルランド留学時に食べた寿司だ。見ての通り、我らが日本オリジナルの寿司とは全く異なる。  揚げてるし。ソース掛かってるし。  でも、滅茶苦茶…

オトナリ
5年前
5

笑いの仮面とマッチ棒

「なにスカした顔してんだよ」 喧騒の絶えない地元の安居酒屋。 均一料金の料理が机の上に立ち並び、馬鹿話をしながら騒がしく中学の同級生と一緒に飲んでいた。そんな折…

オトナリ
5年前
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Portfolio1

Portfolio1



Subject:クリスマスのミサ
Location:パリ・ノートルダム大聖堂 フランス

Subject:夜のカルカソンヌ
Location:城塞都市カルカソンヌ フランス

Subject:アイスランドの猫
Location:レイキャビク アイスランド

Subject:Northern lights
Location:レイキャビク アイスランド

Subject:地中海
Location:

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Bump of Chicken

今僕は酒をこれでもかと流し込みながらR.I.Pを聴いてる。バンプの名曲だ。

そして聴きながらボロボロ泣いている。

Aメロの追憶の様に流れていく歌詞と、サビの思い出に対する愛への切実さに涙が止まらない。
今日聴いていて初めて気づいた事だが、一番では「尻尾の生えた内緒の友達」だったのが二番だと「尻尾のついた友達の墓」になっているのが、目の前の現実にある事実としての死への冷静な反応(死への非現実的な

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すりガラスの先の僕ら

すりガラスの先の僕ら



表題に添えた画像は、中学校の階段の磨りガラスと、
そこに落ちる陽だまりだ

ガラスの先、風に揺れる木々の鮮やかさ
郷愁を感じせしめる木漏れ日
それを隔てる一枚の磨りガラス
その先に、僕らはきっと居るんだろう

ただそれが美しくて、切なくて、思わず撮ってしまった
今の僕と思い出を隔てている様な、そんな示唆性に富んだ一枚になった
当時の僕が気付かなかった美しさは、今新しい燃料となり心の燃料となった

ヌメ革の尊さについて語りたい

ヌメ革の尊さについて語りたい

題名の通りです。
革製品の尊さについて語ります。
今回は第一弾。ヌメ革とはについてお話します。
そんな私利私欲の為の文章に近い物ですが、誰かの役に立てば嬉しいなと思います。

そもそもヌメ革って?ヌメヌメしている革?そんな訳ないだろ!良い加減にしろ!オクラか何かじゃないんだから!
と憤慨されるヌメ革原理主義者の方もいるかも知れません、僕も英語か何かが由来だと思っていました。
ところが、ヌメ革の「ヌ

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900枚溜まっていたRAW写真達をやっと半分程処理できた・・・なんだかんだ良い写真は250枚位しかなかった。

レタッチしていて一番気合が入るのは森とか木漏れ日とか自然の写真だからきっと、そういう事なんだろうな。

どこかへと至る道

どこかへと至る道



どこかへ至る小さな道

その向こうに咲く漏れ日

風音と靴の音がくっついて

音と時間が僕とトンネルの向こうへ歩いていく

そのほんの僅かな道程は

確かに僕だけじゃない場所だった

誰も後ろにいなくても

誰も前にもいなくても

確かに一緒だったんだ

Subject:どこかへと至る道

Location:エズ フランス

初の鳥カフェへ

初の鳥カフェへ

僕はオカメインコが大好きです。
ピカチュウを思わせる真っ赤なほっぺに柔らかい毛並みにつぶらな瞳、甘えん坊な性格、感情の揺れ動きがそのままに現れる冠羽、横から見ると微笑んでいる様な嘴、そしてノリノリに歌う姿。。。
もうある姿その全てが可愛い。もう天使です。

と、知った風な事をほざきましたが、実は僕飼った事もありません。
飼いたいなぁと思う一方で長生きする以上その責任も大きく、諸事情あり飼う事は今の

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辛かったら逃げちゃえばいい。
逃げて逃げて、逃げ尽くせばいい。
そしたら逃げた道も一つの道になるんだから。

Subject:Run away
Location:キラーニー国立公園 アイルランド

後からであれば、嘘つきだって正直になれる。
今この瞬間、嘘偽りなくあり続ける事こそ何にも代え難く価値ある事だよ。

心の燃料

心の燃料

『思い出は、心の燃料だ。いつか心が凍えた時に溶かす為、僕は今その燃料を沢山作っている』

数日前、僕は断捨離をしていた。本格的に物を減らす為、僕は机の中に眠る思い出の品々も捨てると決心し心を鬼にしてゴミ袋に色々な物をぶち込んだ。
数Ⅰのノート、古い教科書。漁ると色々と出てきた。
そんな中に、中学生の頃に書かされていた日記帳があった。
卒業間際の頃の日付には、上に書いた様な妙に達観した言葉が書き残さ

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季節の軋轢

季節の軋轢



金木犀の香り
冬至へと向かう太陽
急ぎ足の街

僕は秋が好きだ
それは、夏を失うからだ
それは、冬を得るからだ
変わっていく事は前に進む歩みの為に
後ろに居た自分の場所を失う事でもある
失った場所、戻れない追憶、届かない物
今は辿り着けないセピア色の場所へ至る小道
届かないと知っていながら求め続ける
そんな心を呼ぶ名が、郷愁なのだろう

濃く苦いコーヒーと冷たく澄んだ氷
濃くて苦くて、少し水

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汝何の為に其処にありや

汝何の為に其処にありや

「今日が僕の最後の授業になる訳だけども、みんなに一つ残して置きたい言葉がある」
 そう言って先生は黒板にこの言葉を書き残した。

彼は僕の高校の国語の先生だった。その人は定年を控え、僕ら3年生を教える年が最後で、定年退職の日に最後の「授業」としてこの言葉を僕らに贈った。いつもは騒がしいクラスも、この時だけは呼吸の音がやけに気になる程に静けさに満ちていた。

 自分が何故今その場所にいるのか、それは

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Sushiも寿司?

Sushiも寿司?

 表紙の画像は、僕がアイルランド留学時に食べた寿司だ。見ての通り、我らが日本オリジナルの寿司とは全く異なる。
 揚げてるし。ソース掛かってるし。
 でも、滅茶苦茶美味しかったよ。
なんなら、美味しすぎて通い詰めた程だった。寿司のお酢の味と中のサーモンの繊細な味わいの組み合わせの周りを守る衣と、油。寿司の優しさとジャンキーな味わいが妙に癖になり、僕は何度も食べに行った。

 僕がそのお店を知ったのは

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笑いの仮面とマッチ棒

笑いの仮面とマッチ棒

「なにスカした顔してんだよ」

喧騒の絶えない地元の安居酒屋。
均一料金の料理が机の上に立ち並び、馬鹿話をしながら騒がしく中学の同級生と一緒に飲んでいた。そんな折、少しの軽蔑を含んだ言葉が僕に向けられた。いつもの悪友同士のふざけた言葉の一つだが、その言葉の投球には小さな力が篭っていた。

 要因は様々ではあったが、昔の僕は人に弄られたりそうなる様仕向け人を笑わせ自分の在り方を確立していた。僕にとっ

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