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あなたは、誰ですか。
生きていて、不便だなぁと思うことがある。
「初めまして」
と自己紹介されても100%顔と名前が
覚えられないこと。
車を運転していて、
助手席の人に「そこ右」と
言われると左に行っちゃうこと。
じゃんけんの一発目は、
必ずチョキを出してしまうこと。
エスカレーターを降りる時にうまくタイミングが合わず、結構な序盤から前屈みになって、降りるタイミングを測っていること。
と言っても、この中で特に
爆弾持ってるから無理
モスキートeriは時々テロリストになる。
度々お話しているが、
M.eriはすこぶる、
うんこに弱い。
今から私がお話するのは、
職員用トイレに向かうという、
至ってシンプルな出来事である。
「く と う て ん」
私は、年に数回「くとうてん」と、
病院コメディカルにご指摘を受ける。
「あ、eri、リハビリ入りたいんだけど、酸素ボンベ空っぽだよ、入れ替えないとリハ室いけないよ!」理学療法
男とか、女とか、性とか。
「eriはさぁ、男と、女どっちが好き?」
川縁の音が心地よい。私達は、カンパイ、と、缶をコツンとあてた。カラカラの喉に甘いお酒が流れていく。
「男でも、女でもどっちでもいいけど、その人の色気みたいなものには弱いかもしれない。実際は男としか付き合ってこなかったから、性の対象は男なんだと思う」
関谷は、私の二つ年下の言語聴覚士の資格を持つ男の子だった。仕事帰り、私達は、時々こうして缶チューハ