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せーかつ

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まいにちのららら。*・゚
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#グルメ

朝涼のフルーツサラダ

朝涼のフルーツサラダ

朝涼。
夏、涼しさの残る朝のひととき。

空は、青と黄を混ぜ合わせたような
ゆるやかな色彩で
風はひっそりとしています。

そんな夏の朝に
私がフト、作りたくなる
サラダがあります。

材料は
白ワインビネガー、お塩と胡椒、オリーブ油、
そして
好みのハーブと
太陽のように真っ赤なスイカ。
これは、
スイカが主役の夏サラダなのです。

まず、スイカは、
サイコロほど大きさに切って
見える部分の種を

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結 び 目 の ま ご こ ろ 弁 当

結 び 目 の ま ご こ ろ 弁 当

町の人たちの
明るく、たくましく、他愛ない日常を
覗かせてもらっているような雰囲気が、
大好きな番組です。

中井貴一さんのナレーションが快活で
働く人たちのランチどきの風景を
元気満点に伝えてくれます。



その回の舞台は、北海道の地元スーパー。
パート歴16年の順子さんは
78歳ながら
その活気ある働きぶりとほがらかな人柄で
「みんなのお母さん」と慕われています。

清掃が主な仕事ですが

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花 見 月 の お 粥 さ ん 。

花 見 月 の お 粥 さ ん 。

寝ているのか、それとも起きているのか
自分でも分からないような
曖昧な眠りは一晩中続き、
時刻はとうとう午前4:30。

仕方なく観念して、今日は起きてしまうことに。

ぽっかり空いた朝時間を何に使おうか、
ちょっと迷って
いいことを思いつきました。

「こんな日は、お粥さんびより。」

コトコトじっくり時間をかけて
体にやさしい朝ごはんをつくろう。

そう決めると、とたんに
この早すぎる朝が、楽

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--- 人と人の  あいだ  を繋ぐ糸 ---

--- 人と人の あいだ を繋ぐ糸 ---

冷たい雨の降る土曜日。

立春も過ぎたというのに
ほんものの春が来るのはまだ、
幾分先のことみたいです。



やって来たのは一軒のカレー屋さん。
気分まで塞ぎがちなこんな日は
刺激的なスパイス料理に力をもらおう作戦です。

外壁に這う深みどりの蔦は
屋根の方まで登っています。
店内は昭和ふうの装いで
ラジカセから、歌謡曲が
遠く懐かしく流れてきます。

カウンター席に女の人がひとり。
あとはテ

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季節を迎えるためのポタージュ

季節を迎えるためのポタージュ

こたつに入ってみかんを頬張りながら
今までコツコツと貯めてきたレシピの
棚卸しを実施。

大学生の頃から綴ってきたレシピノートは
地味に3冊目を迎えている。

作って美味しかったものだけを
書き留めているのだけど
特にカテゴリを設けるでもなく
その日その日で記録しているので
後でもう一度作ろうとしても
レシピを探し出すのに一苦労なのだ。

まずは主菜別にわけてみようか

そう思いつつ
ペラペラとペ

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「  朝 焼 け 色 の 休 日 」

「 朝 焼 け 色 の 休 日 」

「今日も暗いニュースばっかりやなあ」

テレビから流れてくる情報に
頭がいっぱいになる時がある。

思わずテレビのスイッチを切った。



毎日、
通勤の車内からぼんやり眺めていた
朝の空が
他にないほど綺麗で

明日は
あの朝焼けを捕まえに行こうと
ちいさく心をはずませて
眠りについた、金曜の夜。



胡桃入りのベーグルとゆで卵、豆乳。
それから昨日の残りものポトフ。
簡単だけれど
好きな

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◇ ふたりのチーズトースト日和

◇ ふたりのチーズトースト日和

窓ガラスにやわらかく
水滴がつくような、寒い朝。

彼とふたり、台所に並んで
チーズトーストをつくる。

今日は『のび〜るチーズ選手権』。

昨日の夜、スーパーで
めいめいに「これぞ」と思うチーズを選出。

彼は森永製菓のモッツァレラチーズで
私は雪印メグミルクのとろけるスライス7枚入。

「チーズを長くのばせた方の勝ち」
たった一つの簡単ルール。

彼は食パン2枚に
スライスしたモッツァレラチー

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○ 週 末 ひ と や す み 遠 足 ○

○ 週 末 ひ と や す み 遠 足 ○

部屋中に
ふんわりお米の香りが立ち込める。

炊飯器の蓋を開けて
釜からホワンと溢れる湯気を
手で仰いでこちらに引き寄せ
鼻から思い切り
吸い込む、吸い込む。

たくさん、たくさん吸い込んで
胸の隅っこの方まで
ごはんの香りで満杯にする。

炊きたてのご飯と焼きたてのパン。
好きな匂いのツートップ。
年中無休で嗅いでいたい。

つやつやごはんの表面に
杓文字を十字にさっくり入れる。
少し硬めに炊い

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今日は、なに記念日?

今日は、なに記念日?

デパートを歩いている時
迷子を知らせる館内アナウンスが流れた。
「ホットケーキのTシャツに、
デニムのスボンをお召の5才くらいの
お子様がー」
かわいいTシャツを着ているんだなあ
と思って印象に残っていた。

それから数十分。
私がデパートから帰ろうとしたとき、
通りすがりのおばあちゃんの声が
耳に入った。
小さな男の子をふたり連れている。

「今日は迷子記念日だね、
アイス食べて帰ろうか」

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私が好きな、おいしい文学。

私はこの連休、
おいしい文学をたっぷりと読んだ。

おいしい文学とは
物語の中に
食べ物が中心に据えられて
描かれている小説のこと
(私の中ではそういう意味)で
私はそういった小説が、こよなく好きだ。

文章で表現されると、その食べ物を
より深くゆっくり味わっているような
そんな感覚になるからかもしれない。

ここのところ私が出逢った作品が
とても素敵なものばかりで、
いろんな人にぜひ読んでいただ

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まごころクッキー🍪

まごころクッキー🍪

職場の更衣室。
私のロッカーのお隣さんは
50代くらいの女性の職員さんである。

部署が違うので
仕事で関わることは
全くないけれど、
たまに更衣室でお会いしたときは

ちょっとおしゃべりしたりする。

あっけらかんとしていて
いつも笑顔でエネルギッシュ。
仕事で起こった嫌なことも
ハハハ!と
笑い飛ばしてしまうくらいの勢い。

私にはない要素がたっぷりで
とっても素敵な人だと毎回思う。

今日の

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