#小説
エッセイ | noteで個人企画に参加するということ。企画への愛を語りたい。
なぜ今なのかは自分でも不明ですが、偏見たっぷりに語ってみたいと思います。
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はじまり
わたしが自分で書いた文章を、恐れ多くも〝作品〟などと呼び始めたきっかけは、超ショートショートを書いたことでした。
初めは自分で考えた〝お題〟で書きました。それに飽きてきた頃、知人から〝お題〟をもらうようになりました。
それが楽しくなって、5作くらい出来上がったところでnoteにやって来ました。そ
読みやすさは親しみやすさ
高校時代の制服はブレザーで
勉強さえしていれば校則が緩い、楽勝学校
個性がほしくて皆がやること以外を求めた
ラルフローレンの靴下は、ももまろ
天然金髪に踊るリボンは、ももまろ
ランコムのトレゾアは、ももまろ
以下、身バレ防止で控えるとして
何かの病気ぐらいに、自分をマーキングした
文章も同じで、お金をもらわない
これといった規則がない中では
一貫性を重視し、主語を明瞭にし、リズミカルに
「わ
SS【転生先生】♯毎週ショートショートnote
お題「優先席の微世界先生」
【転生先生】(410文字)
先生は極小人である。
この腐った世界を救うため、平和な微世界から転生されたのである。
私は現世で先生をサポートする役割を担っている。
先生は微世界人なので、その姿はかなり小さい。それ故、先生のために私は腕時計の中に執務室を作り、ふかふかの優先席まで設けた。
ソファに優先席と名付けたのは、先生がこの世界で一番気に入ったシステムの名称だから
クリスマスの落とし物
十二月二十五日、僕は、言葉を拾った。
クリスマスのその日は、午後から雪が降り始めた。テレビでは、ホワイトクリスマスになってロマンチックだ、とかなんとか言っていたけれど、僕には関係のないことだった。
恋人はいない、友達はデートの約束で忙しい、おまけに冷蔵庫が空っぽのクリスマス。
僕は食料を買うためだけに外出した。コートのポケットに両手を突っ込んで、近所のスーパーへと俯いて歩いた。白い雪が
【短編小説】始まりの日に
寒い。まだ十月の中旬だというのに、もうすっかり冬の匂いがする。通り過ぎる人達は厚手のコートに身を包み、早足でこの寒さから逃げるように歩いている。テレビでは今日はぽかぽか陽気だとか言っていたのに、駅を出た頃には天気が急変して空を雲が覆い、冷たい風が強く吹いてきた。真新しいリクルートスーツを着ているだけの高羽陽は、身を震わせながら自宅へと歩いていた。
テレビなんかを信じて羽織る物を何も準備しなかっ
【赤い炎とカタリのこびと】#01 ラスト・クリスマス・イブ
去年のクリスマス・イブのことでした。
北極にあるサンタクロースの家ではこびとたちがいつになく大慌てで子供たちへのプレゼントの準備をしていました。
というのも、この年はサンタクロースの配るプレザントを作るこびとたちの長が北極を留守にしていて、全てのプレゼントの元になる、「よいこの証明書」を作る長がいないおかげで、他のこびとたちが代わりにその証明書を作らなければならなかったからです。
「ふう」