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[ 宛名のない言葉の行方 ]

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「エッセイ」というにはくすぐったい。 "誰かに宛てた手紙"のような記事たち。
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#恋愛

「蛙化現象」に悩まされた日々を振り返る。

「蛙化現象」に悩まされた日々を振り返る。

日々、何かを一生懸命に取り組んだら、その熱は届くのだろうか。

私は熱が上がると、冷えるのも早い。

多分、他人より欠点を見つけやすいのだ。少しでも自分のポリシーから外れたら、もうそれは私にとって魅力的じゃない。

あんなに熱を上げていたのに、一瞬で冷えてしまう。好きだったもの、好きだった人、好きだった何か。

上には上がいることを知っているし、下には下がいるなんて言うけれど。私は一体どれくらいの

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夏祭りが開かれると、私は夏祭りブルーになる。

夏祭りが開かれると、私は夏祭りブルーになる。

幼い頃の夏祭りは、いつもひとりで行っていた。

お小遣いは十分もらったけれど、とてもとても寂しかった。

周りの友達は、「夜から◯◯ちゃんと一緒に行くんだよ」なんて自慢げに話す。

私を誘っても、行かないことはわかっているから誘わない。

昼間の祭り会場は、人が少ない。ひとりでいると、なおのこと。そして、ひとりでいることが恥ずかしくて、クラスメイトがいると、そっと隠れた。

・・・

屋台を見ても

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新しい感情に揺れる時、気持ち悪いのに心地よい。

新しい感情に揺れる時、気持ち悪いのに心地よい。

タイトルは、私が恋をした時に常に思うことだ。

違う人を好きになれば、その時々で異なる感情が生まれて、新しい体験を重ねる。

時に金平糖のように甘く。時に泥水のようにドロドロで。

・・・

26年間、何度か人を好きになって、お付き合いをして、別れてみたいな人並みに恋愛は重ねてきたと思う。

でも、制服デートとかはしなかったから人並みではないかもしれない。訂正する。

例えば告白して、振られること

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タピオカブームに、感謝。

タピオカブームに、感謝。

タピオカがブームなのが、信じられない。

私の地元では、高校生の時から遊びに行く時はタピオカと共にあったからだ。ということは、もう10年ほど前からずっとだ。

周りは、「タピオカって再ブームなんでしょ」みたいなことを言うけれど、私の中ではずっとあるドリンクというイメージで、私の親友もよく飲んでたなぁ。なんて思い出が色濃い。

それにしても、地元でもそんなに行列がなかったのに、東海エリアでは人気のお

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インドア派な私が、時々外出する理由。

私は引きこもり体質だ。

いや、元々はあちこち1人で行くくらいにはアクティブだった時期もあるから、「引きこもり体質になった。」と言ったほうが正しいかもしれない。

この2〜3年、基本的にお休みの日は友人との約束がない限り、お家で過ごすのが当たり前になってしまった。化粧してお洒落して外に出るのが億劫で、出るとしても大体マスクしてれば良いでしょくらいに思っていた。

でも、ここ3ヶ月くらいでだいぶ変わ

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葛藤と死は隣り合わせ。

葛藤と死は隣り合わせ。

私は、人生を諦めたときがある。一度だけ…と言えたら、それはどんなに良いことだろうか。私は何度か自分を追い込むほどに、真面目すぎたのだ。

覚えているのは高校生の時、19歳の時、22歳、そして23〜25歳。

その分岐点で、私は何度選択肢を間違えきたのだろうとふと考える時がある。

今日は、そんな過去の自分を振り返りたい。

・・・

進学するかどうかで失敗した。進学するにしても、もし専門学校ではな

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自慢できるような恋愛遍歴など、持ってなかったけれど。

私は、彼氏が大好きだ。

だから、付き合っている。
と言うわけでもなく、お互いがお互いを思いやっているから付き合えているんだと思う。

「付き合ってるから突然お互いがお互いを好きなのは当たり前じゃないか」と思うかもしれないけれど、時々そんなことを考えるのだ。

「付き合う」って、当たり前じゃないと。

・・・

あまり言っちゃいけないことなのかもしれないけれど、周りの恋話を聞いて、「いいなぁ〜」と

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親友へのラブレターを綴る

親友へのラブレターを綴る

私の大好きな親友は、私が熱出した時はゼリーとか栄養ドリンクを大量に買ってお家に届けてくれたり、あんまり乗り気じゃないのに「◯◯に行こう」と誘ったら都合をつけて一緒に行ってくれたり、嫌いな人は嫌いとハッキリ言えるところが好きだったし、お揃いの洋服やアクセサリーも多かった。

それがとても嬉しかったし、私のやりたいことをそっと見守ってくれたり、背中を押してくれたり、辛いときにはいつもそばに居てくれた。

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私のBAD DAY

昨日から体調があまり良くなかったけれど、オフ会だの出勤だので自分の身体にムチを叩いて乗り切った。

ここまで無理して頑張ったのも、正直、彼がいたからだ。

オフ会にも、BARにも来てくれた。

BARに関しては、2度と行かないと言っていたのに、体調を気にしてくれて、最後までいてくれたのだ。

日曜は比較的暇だというのに、ゴールデンウィークだったからだろうか、BARはお客さんの波が途切れることなく、

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愛を育む、お散歩タイム。

愛を育む、お散歩タイム。

コンビニまで、彼とデートをした。

チケットの受け取りやら、支払いやらのためだけど。

近いコンビニまで10〜15分ほど。

あんまり2人で歩くことがないから新鮮で、少し外の空気は冷たいけど、手を繋いでコートのポケットに入れて、「温かいね」と話す。

帰りは、行き道とは違う道を歩いていた。

「わー!こんな場所あるんだね!」

「見てみて!あの建物珍しくない?」

「大きな松の木だー」

なんては

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2つに増えるし、2つに減ること。

2つに増えるし、2つに減ること。

どっちも食べたいなぁ…。

例えば、1人だといつも挑戦しないこと。
誰かと一緒なら、2倍楽しめる。

「海老マヨと鳥のから揚げ、どっちも食べたいよう。」

「じゃあ私こっち注文するから、あとでシェアしよ。」

親友とはそんな会話が多いかった。

私の大好きな親友とは、今離れ離れで過ごしているけど、時々思い出す。

嬉しいことは2人でキャッキャとお喋りして、辛いことがあってもバカにしあいながら笑いに

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誰かのために作ることが、幸せだとあの時の私は知らなかった。

誰かのために作ることが、幸せだとあの時の私は知らなかった。

彼と一緒に住んでから、ご飯を作ることが多くなった。ひとりの時は、外食とか、インスタントラーメンとかコンビニ飯がとても多かった。

同棲を始めた頃も、なんやかんや彼が作っているのに甘えていた。だって、料理が上手いんだもの。そして、何もしなくても料理が出てくる様子が小さい頃を思い出して、なんだかワクワクした。

初めて彼に料理を作った時は、とても緊張した。

その日のメニューは、ジャーマンポテトと白菜

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同棲解消のデメリットは、誰も教えてくれない

同棲解消のデメリットは、誰も教えてくれない

本当はこんなこと書きたくなかった。

できるなら穏便に済ませたいかったし、私だって好きでメンタルをやられてるわけじゃない。

同棲をするとき、きっと別れまで見据えてするのは、一部の人で、大体はもう「この人と一緒になるぞ」という気持ちでするものだと思う。

でも私は違った。

ひとり暮らしって、何かと不便だし、誰かと一緒に住んだら貯金とかできるんじゃない?と、自分にとってだいぶ都合の良い考えで進めた

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決まりごとって、2人だけの秘密の鍵だ。

決まりごとって、2人だけの秘密の鍵だ。

同棲をしてから、小さな決まりごとを作った。

・「おはよう」と「おやすみ」を言おう
・ケンカしても、その日に仲直りしよう
・「嫌だ」と思ったことはちゃんと言うこと

この3つは、とても大事だと思う。

・・・・おはようとおやすみ彼と起きる時間は違うから、私はまた二度寝をしてしまうんだけれど、「おはよう」の声かけは、その人の朝を応援している気持ちになる気がする。あと、寝起きが少しだけ良くなった。

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