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#エッセイ

永遠じゃないからこそ、今から届けにゆこう。

永遠じゃないからこそ、今から届けにゆこう。

ねえ。
あの人も
おばさんになっちゃったよね。

カフェの隣の席の会話に耳を澄ます。
かつて時代を賑わせていた
シンガーの話をしているようだ。
そういえば先日、
懐かしのなんとか、みたいな番組で、
その女性が久しぶりに歌を披露していた。
かつてはどこへ行っても彼女の歌が流れていて、
誰もが口ずさんでいた。
あれから何年も経って
彼女を見かけなくなっていたことにさえ、
皆、気づいていないのかもしれな

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居心地のよい人に人は集まる

居心地のよい人に人は集まる

こんばんは、チーママやよいです!
今日はこんな東京ばな奈をご紹介。
東京に住んでいますとお土産でいただくことはあまりないのですが、たまたま職場の方からいただきました。
そしたら、まあ、こんなにかわいいデザインのものがあるんですね。
前からあったのかな?知りませんでした。
お味もはちみつバナナ味。
残念ながら娘はバナナも好きではありませんので、
わたし一人でいただいています。

はじめは常温で食べま

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(日常で思うこと)彼女の好きな唄と孤独感

(日常で思うこと)彼女の好きな唄と孤独感

妻と子どもが寝静まった頃、BSでエレカシの宮本さんが出演している特集番組とフェスの演奏を立て続けに観た。
このバンドの曲を聴くようになったのは、社会人になって2年ほど経った時のこと。きっかけは忘れたが、不器用な男のもがいている姿が実直に語られていて、それを自分自身と重ねることが多かった。

あの頃、ぼくは毎日のように怒鳴られ、貶され、学生時代に作り上げてしまった無駄に高い自尊心を踏みつけられていた

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天使はコンビニの制服を着ていた。

天使はコンビニの制服を着ていた。

天使の背中には、
必ずしも羽根があるとは限らない。
あの日の私の天使は
コンビニの制服を着ていた。
黒髪のナチュラルショートで、
ゆでたまごのようにつるりとした白肌を持つ
男子学生だった。

なにしろ心が逆毛を立てていた。
やけに気持ちがくさくさとして、
そればかりか少し捨て鉢にもなっていた。
仕事のこと、家族のこと、人とのこと。
心配事が幾つも重なって、
それぞれが違う深度で同時進行する。
いつ

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日本の家庭では妻が財布の紐をにぎる…

日本の家庭では妻が財布の紐をにぎる…

ライティング、PRのお仕事をしています。https://lucir-te.com/

PRESIDENT WOMANの記事、「世界的にみて異質『なぜ日本の家庭では妻が財布の紐をにぎるのか』を読んで、感じたことです。

立命館大学の教授が書かれたこの記事、世界の国別グラフも掲載され、とても読みやすくまとめられています。異質と言い切っているところに教授の強さがうかがえます。

内容はというと、日本では

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マイノリティとマジョリティの間

マイノリティとマジョリティの間

私の兄には知的障害がある。

私はその兄の年子の妹だ。

いわゆる「きょうだい児」である。

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小学校低学年の頃、私は兄の手を引いて通学団で登校していた。

その役目を担うことが当たり前の責務だと思っていたし、周りの大人から
「なっちゃんはいつもえらいね~」
と、その行為を認めてもらえることが

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色気と秘密の匂い。
真面目という防御を解いて │ 雨でも晴れでも「繊細さん」#4

色気と秘密の匂い。 真面目という防御を解いて │ 雨でも晴れでも「繊細さん」#4

年下の友人とランチへ出かけたときのこと。

半年ぶりに会った友人は、ずいぶん色っぽくなっていました。
長い髪を肩の後ろにまわし、にっこりと姿勢良く微笑んでいて。いつもふんわり優しい人なのですが、その日は特別に、春の花が舞うような空気感でした。

友人は会社を辞めると決めたそうで、来週にも上司に告げるタイミング。
その話を聞いて、この華やかさは、転機を迎えた人の色気なのだなと思いました。

カウンセ

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優しくする順番、一番は自分だから。

優しくする順番、一番は自分だから。

絶対にそんなことはないのに。
何故だか自分だけが疲弊している気がしてしまう。

あれ、なんでわたしってこんな必死になってるんだっけって。そんなことを思う暇すら与えてくれない。毎日が遅くなったり早くなったりするのはやめてほしい。けれどいつだって「辛いな」と感じながら生きたときの時間の流れは 骨の折れるものだった。

「生きる目的を考える。」

なんだか学校の授業みたいで退屈だ。
わたしは子どもの頃か

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何者であるか、を手放せ。

何者であるか、を手放せ。

自分が何者なのかなんてわからなくていい、どうだっていいことだ。

他人にある程度を説明できる肩書みたいなものは必要だけど、それによって自分を語りつくすことなんてできない。だって、その肩書は、自分のほんの一部でしかないのだから。

だから、何者かになろうとして、”その肩書”を得たところで、何者かになれているのだろうか。手段としての肩書であって、目的ではないはずだ。その言葉に振り回されてしまっている、

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普通になれないって個性かも

普通になれないって個性かも

少し前向きに考えてみただけですが(笑)

多分皆さんそれなりに、自分って普通じゃないなって思う瞬間があると思います。
主にネガティブな意味で。

それでいて、自分って普通だよなって思う瞬間もあると思います。
同じく主にネガティブな意味で。

そうしたら結局普通なのはいい事なのか?悪い事なのか?結果が割れてしまう事になります。
だから今日、私は普通じゃないのは良いことだとポジティブに捉える事に決めま

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平気で悪いことをする人間の心理

平気で悪いことをする人間の心理

世の中には平気で悪いことをする人がいます。

こういう人たちの特徴としてそもそも、悪いことを悪いことだと思っていないというのがあります。つまり「自分のやったことは悪いことでは無く、むしろ正しい側面があるから別にやってもいいだろ!」と考えているということです。

だから平気で悪さが出来るんですよね。

平気で悪いことをする人間の心理世の中に常識やまともな倫理観が無い人がいます。

こういう人に当たる

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もっと自分を優しく扱い思いやること

もっと自分を優しく扱い思いやること

気持ちが落ち込んだ時は自分を思いやることが大事です。

「自分はダメだ」と思いより追い込んでしまうと、メンタルがやられてしまいます。それは無力感につながり生きる原動力を失うので、ある程度の思いやりを持つことは大事なんですよ。

自分を優しく扱い思いやること「ダメなところもあるよね」と受けいれることも必要なことです。

こういう自己受容の精神があるから前向きにもなれるんですよ。これは自己肯定感とは少

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アイデンティティが生み出す感情の危険性

アイデンティティが生み出す感情の危険性

強いアイデンティティは強い感情を生みます。

それは良い意味でも悪い意味でも。例えば特定の政治団体を応援している人は、政治に興味関心が強くて政策などに積極的に意見します。これは日本のことを考えていると思えばすごく良い事でしょう。

しかし同時に他の政治団体に対しては、何が何んでも潰そうと思ったり徹底的に叩くようにもなってしまうんですよ。

しかも自分たちの考えを否定されると激怒します。

特定の政

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「違和感を大切にしなさい」と言われたはなし

2018年の夏の盛りに、友人の紹介で都内某所の占いに行った。
若い頃から占いの類は好きで、当たる占い師さんがいると聞けば足を運んだりしていたが、ここ10年くらいは行く機会がなかった。

その占い師さんに言われた大きな柱は2つで、そのうちのひとつ、「違和感を大切にしなさい」のはなしをしたいと思う。

***

言われてみると、私はずっと自分の中の「違和感」をないがしろにしてきたように思う。
無視して

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