大見謝

鳥取大山を拠点に、編集者ときどきバーテンダー / 多世代探求塾「i school」- …

大見謝

鳥取大山を拠点に、編集者ときどきバーテンダー / 多世代探求塾「i school」- 本を借りられるコンビニ「fab box」- カフェバー「fab mix」 / 沖縄→東京⇆鳥取 / ハレよりもケ(日常)のことを気にしながら、ものを考えたり書いたり喋ったり / 社会人学生

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【1本400~2000字を、月5~10本配信】 「あの世とこの世」のように「都会と田舎」を行き来する編集者の、SNSでは書ききれない日々の生活や考察、ついSNSの建前で包み隠してしまう本音のぶちまけ、コンテンツの雑感などをぬるっとお届けします。 メンバーさんからの「こういうの書いてみて」があれば、なるべく投稿できればと。あと、そのうち、本や映画の感想戦、日々のモヤモヤの共有、ちょっとした企画づくりの場も+αでととのえられたらと作戦練ってます。 馬鹿にかまってください。

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マガジン

  • 書くか喋るか

    TENG(テン)の活動で考えたこと/感じたことを、書くか喋るかで記録してきます。

  • ケケケの日記

    日記(のようなもの)

  • 本との距離

    現状、本を「好きでも嫌い」でもないけど、「本を売ること」をしはじめた、地方出身・中産階級以下で育ってきた人間が、どのように本と関わってきたのか。 年齢とともに本との距離感が移ろってきた記録を辿ることで、「本を読む」意識が芽生えた瞬間を探っていく。

  • 猫とくらせば

    猫たち(たら、とび、よね、みそ、もず)と古民家で暮らしてます #NAWAFIVE

  • 書くこと

    書くこと/聞くこと/伝えることについて

最近の記事

場づくりすげぇぞ人材が当たり前にできていること

 「死角」とは、なんなのか。  うん、そうだそうだ、2の「ある角度からはどうしても見えない範囲」の意味で使っていることが多い。  そして、つくづく感じるのは、死角という”見えない範囲がある"からこそ、その範囲に対する意識は、力強く繊細でありたいよね、ということ。  「場づくり」という一見わかるようでよくわからない分野のことをやっていると、場づくりが上手いと下手な人の差は、この視角の意識の強度にあることに気づく。  運営している場(飲食でも、コミュニティスペースでも、本

    • レコメンド野郎

       東京出張から戻り、平常運転がはじまった2日目。深夜3~4時くらいに布団に潜り込み、お昼過ぎまではスヤスヤ眠る。いつものルーティンになるかなと思っていたら、そうはならなかった。  意外なもので10時には目が覚め、猫たちの熱いごはんコールに応えたあと、芝生(マットを敷き詰めた)部屋のアウトドアチェアに腰掛け、水をごくりと飲み干し、しばらくぼーっとしていた。すると、「12時までは自由時間だ」と許しを与え、おもむろにパソコンを引っ張ってくる。  パソコンでしか確認しないLINE

      • ズルのない、程よい経済圏に身をおく

         ぼくらは何に対して、お金を払うのか、払いたいのか。ときどき、つい考えてしまうこと。  日本人が超ざっくり1億千人だとして、その1%の100万人が自分がやろうとしてる分野領域(業界?)に興味があるとする。さらに、その10%の10万人がその興味の中で分類されたジャンルを好む人たちだとする。で、その10%の1万人に認知してもらえる商品をつくる。そして、その10%の1千人が価値を見出してお金を払ってくれる。

        • しょんべんまみれ

          「田端」「神泉」と打ち込まれていたものが、「米子」「名和」へと変わる。路線の時刻検索をいじってると、毎度ながらではあるが、東京から帰鳥したんだなぁと実感する。  昨日の最終日、田端スタバで日記をあげたあと、「シネマ・チュプキ・タバタ」へ。もう観れないだろうと思っていた『アイアム・ア・コメディアン』が、都内で唯一上映していたのが、ここだ。  7月の出張時、広島まで立ち寄り、ネタ+監督も交えてトークを観たくせに肝心の作品を観れていなかった。鳥取で上映はないだろう……と腹を括っ

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        • ローカルの周辺あるいは辺境
          11本

        メンバー特典記事

          ズルのない、程よい経済圏に身をおく

           ぼくらは何に対して、お金を払うのか、払いたいのか。ときどき、つい考えてしまうこと。  日本人が超ざっくり1億千人だとして、その1%の100万人が自分がやろうとしてる分野領域(業界?)に興味があるとする。さらに、その10%の10万人がその興味の中で分類されたジャンルを好む人たちだとする。で、その10%の1万人に認知してもらえる商品をつくる。そして、その10%の1千人が価値を見出してお金を払ってくれる。

          ズルのない、程よい経済圏に身をおく

          「俺が太宰で君が〇〇なのかもね」

           たとえ、会ったことのない人であっても、その言葉に救われるときがある。そういう意味では、文章って、空間的にも時間的にも遠くにとどくツールのように思う。  で、言葉に刺激をもらっていた人と話ができる機会があったら、予習たっぷりという状態ではあるので、かなり濃密な時間になるのは間違いない。  一昨年くらい、リリー・フランキーさんに人生相談するという雑誌の企画に申込み、話を聞いてもらったことがある。  そこで打ち明けた悩みは、「"好き"という感情がわからないんすけど、どう思い

          「俺が太宰で君が〇〇なのかもね」

          定義のつくり方ーーー編集とネタの関係(仮)②

           ふだんは企画編集の仕事をしているが、火曜と木曜日の夜だけ学生として授業を受けている。恥ずかしい刺激が多い。  その恥ずかしさとは、自分が書いたネタを講師や同期に見てもらうときにある。自分なりに「こうすると、おもしろいんじゃないか」と考えたものを、講師の経験と、一番最初のお客さんとしての視点で見てもらい、あーだこーだ言ってもらえる時間。恥ずかしさのあとに、嬉しく、苦しいひと時があり、ネタの改良に向かっていく。  一本をつくり上げるまでの過程は、初稿の記事を出してから脱稿す

          定義のつくり方ーーー編集とネタの関係(仮)②

          座禅を止め、山を下り、街に行け

           わかっちゃいるのに、手を出そうとしない。

          座禅を止め、山を下り、街に行け

          編集とネタの関係(仮)

           2010年、社会人のはじまりはバーテンダー。次にベンチャーでの営業職。その後、2012~2017年の5年間のライターを経て、地域の移動や求人、人材育成に関わるイベント・ワークショップ・拠点開発の企画編集(進行・ファシリ)を任せてもらうようになった。  現在はTENGという会社で、記事制作などと並行して、"場づくり"を軸とした事業を進め、”広義の”編集者としてのっそり活動している。ちなみに、「fab box」という"ホンビニ"は、場の編集という意識のもと企画運営している。

          編集とネタの関係(仮)

          「a」の変動

           「a」の優先順位が変わっていた。  パソコンでデフォルト設定にしているブラウザはChrome。その検索で「a」と入力すると、「ABEMA TV」のサイトが予測入力として出るように変わっていた。以前までは「Amazon(ショッピング)」だったはずが、いつの間に....。しかも2番目の候補が「Amazon Prime Video」になっているだと......。  以前は、隙あらば、ガジェットやら店舗で使う食材、備品消耗品をチェックしては、他サイトと比較していた。鳥取の田舎と

          「a」の変動

        記事

          ポケカたずねてウン百M

           東京出張滞在最終日。四字熟語以上に漢字が立て続けに並ぶとなにか難しいことをしてる気分になるが、あくまで気分でしかなく、"ただお金を溶かされながら東京にいるだけ"である。その事実に気づくと、ウッとなる。  お店のリサーチ+自分がほしいカードを入手すべく、秋葉原ではポケモンカードを取り扱うトレーディングカード専門店を7店舗ほど回ってきた。1km圏内に競合がひしめき合ってて、多すぎ!って感じ。  どこも同じようなカードを扱ってはいるのだけど、微妙に値付けが違う。ストレージ(

          ポケカたずねてウン百M

          人も映画も、出くわす、悦び

           酔った。大学同期、1年振りくらいの友人とアメ横付近で飲んでいた。少し早めの16時くらいから19時まで、きっかり3時間。それからそそくさ秋葉原にとった宿に戻って、夕寝を挟んでいたら、もうこんな時刻である。  ちょっと時を戻そう。今朝、根津の宿を出てから、1日ミスって予約していた映画『ぼくのお日さま』を観るべく、吉祥寺に向かった。駅中のロッカーに荷物を預け、少し時間があったので吉野家でサッと朝食をとり、コーヒーでもどっかで飲もうと思って、ぶらついていた。  すると、奇跡的に

          人も映画も、出くわす、悦び

          チケット返金・誤予約、例大祭、駄菓子問屋、銭湯、焼肉慰労会

            昨日の飲み会もあってか、二日酔いスタート。しかし、いつもよりも頭は痛くない。少しどんよりする程度で、動ける、動けるぞ。サッとシャワーを浴びて、店を後にする。  高島屋近くの、昔よく足を運んでいたカフェに入る。テラス席があって、人の流れも見えるし、日除けがあって風も心地いし、そこでしばらくパソコンを開き、たまっていた事務作業をば。  この日は、15時から狙っていた舞台のチケットをとっていたのだけど、メールを見ると、「当日ですが会をキャンセルすることなりました。返金手続き

          チケット返金・誤予約、例大祭、駄菓子問屋、銭湯、焼肉慰労会

          5人以上の飲み会NG野郎が、20人以上の飲み会に飛び込んだ

           日記をつけ忘れてた言い訳。の続きの日記。  ひさびさの完徹後に、そのまま新宿の会場へと向かう。そっからはあっちゅー間に事を終えた。もう36歳だし、寝てないことで短期記憶障害おこして、しゃべること急にぜんぶ飛んじゃったりしないかな? とかいろんな不安を抱えながら、本番を迎えることに。  プレゼンなんか2分ちょっとの一瞬だったし、終わっちゃえば、他の人のそれを観てればいいだけだから、楽なもんである。すべてを終え、14時くらいには会場を発つ。17時から打ち上げがあったので、時

          5人以上の飲み会NG野郎が、20人以上の飲み会に飛び込んだ

          日記の暇ってなんなんだろ

           イレギュラーなときにどれだけペースを守れるか。これが大事なわけですな。いけないいけない、毎日書くことを続いてはいたけど、note更新は抜け落ちてしまっていた。  鳥取大山を経ち、大阪経由で東京入りしたのが13日朝。かるくカフェで作業して時間をつぶしたのちに、新宿の世界堂へ向かう。10年以上前、新宿勤務だったときに興味本位で1度のぞいたくらいの文具大型店舗。まさかしっかりとお客さんになる日が来るとは。  学生か芸術の匂いがする人たちに場違いに混ざりながらも、A3のスケッチ

          日記の暇ってなんなんだろ

          勢いに乗って、あとは祈る

          家を出るか、出まいか。うろたえながら、むくりと起き上がった今朝。そう、鳥取の外に出るのは今日か、明日か、モヤモヤ悩んでんでたわけです。 土曜日、東京で予定があり、その準備を含めて、前日入りしておくことは絶対。その上で、余裕を持って今日出るか否か。 今日出ちゃうと、猫たちと離れる日数がのびてしまう。それと、冷蔵庫に、洗濯に、放置しておけないもろもろを11時に起きたところから、一気に片付けられるかどうか(昨日だいぶサボっちゃったな…)。 そして、今日出る

          勢いに乗って、あとは祈る

          流れ流れて、縄張りの外へ。そういうのも意外と悪くない

           今日は、明日からの出張もあり、変則的にfabmixをオープンした。週末土曜とは違って、だいぶまったりした日。水曜日という平日だからこそ、足を運んでくれた方もちらほらいて、こういう時間のための営業はもう一度検討し直したい。  ゲストが1組になったタイミングで、その中の小学生の子とポケカで対戦した。「ポケカ対戦したいんだけど、忘れちゃったんだよなぁ」とのことで、ぼくの予備デッキを貸すことに。慣れしたしんだ自分のデッキとは違う、ごつごつ感のある使い心地だったに違いない。  で

          流れ流れて、縄張りの外へ。そういうのも意外と悪くない

          情けなさも、転がしながら、おもしろがる

           自分を信じるとなんなのか。  一口に「自分」といっても、自分の言葉を信じるのか、自分の行動を信じるのか、自分の直感を信じるのか、細かく分ければいろんな方向性がある。  ふとそんなことを考えたのは、アニメ『天元突破グレランガン』を見返していたせいに違いない。地下で穴ばかり掘っていた、主人公シモンは、とにかく自身がない。いつも弱気で、自己肯定感がめちゃくちゃ低いところから物語が始まる。  そんなシモンに対して、一緒に地上への旅へ繰り出す兄貴分のカミナはいつも彼を励ますよう

          情けなさも、転がしながら、おもしろがる

          省エネ二本指日記

          2匹の猫の"のしかかり"に遭い、1歩も動けぬまま、指だけを動かすことに決めた。つまり、立ち上がって、隣の部屋に移動して、パソコンからの日記更新をあきらめた。 今、テントの中にいる。家の中ではあるんだけど、ここ2年ほど、寝るときはテントすで寝ることにしている。冬は冬で防寒対策になるが、この時期はこの時期で、サーキュレーターでやさしい風を送り込むことで快適な空間となる。 さっきまで、パーフェクトな心地よさを保ちつつ、横になっていた。日が変わる30分前からは日記を書くことになっ

          省エネ二本指日記

          本との距離⑫(1100字)

          本よりも漫画で、絵を軸に活字に徐々に慣れていった不登校時代(小学3年生、横浜)。家族が持ち寄った単行本と少年誌に支えられながら、カルチャーらしきもに触れていた時期とも言える。 TVアニメ化された作品のおかげもあってか、コロコロ、ボンボン、語呂のいい少年誌にのめり込んでいた。振り返ると、小学低学年がどれだけメディアの影響を受けやすいかがよくわかる。YouTubeはおろか、インターネット検索すらも子どもじゃやらない頃である。 あんなにも本や漫画がテレビと手を組めてのか、その情

          本との距離⑫(1100字)

          へろへろ動画、いつやるのか問題

           カフェバー「fabmix」の営業が終わりました。おつかれした! 表示メニューをちょっと変えてみるだけで、会話の広がりが変わり、注文のされ方も変わる。結果、売上にも影響する。そういう小さな積み重ねがお店をつくってくんだよなあ。と、ひしひし感じる1日でございました。  とりあえず、今急ぎ足でこの日記をつけているが、お店の片付けが終わったら、そっこーで動画を撮って、帰って、シャワー浴びて、観たいものを観て、読みたいものを読んで寝るんだ! そう意気込んでいる。  そうそう、毎週

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          蛙ですらみんな違うのに

           本を借りられるコンビニ「fabbox」の営業が終わった。今日は、事務関係もろもろが超絶苦手な自分のボロが出たオープンとなったが、どうにかスーパーな助けを得て、新たな貸出用の本を並べ、なんとなく持ってきたギターをいじってもらい、結果オーライな日だった。  いつも通りの帰り道、暗がりを歩いていると、ときどきポツンと電灯がある。今日は、そこにコオロギとカブトムシがいて、ぴょんぴょん、のそのそ動き回っていた。カブトムシのほうは、不器用そうで車に轢かれるんじゃねーかとほんの少しの不

          蛙ですらみんな違うのに