深海 もみ

深海に佇むもみの木です。 この世に生を受けた、生きとし生けるもの全てが幸せでありますよ…

深海 もみ

深海に佇むもみの木です。 この世に生を受けた、生きとし生けるもの全てが幸せでありますように。 スキ・コメントいつも本当にありがとうございます。

マガジン

  • 暗い日陰の中に、明るい木漏れ日

    暗い気持ちに寄り添いながらも背中をそっと支えてくれる、触ると少し温もりがある読むお薬。

  • 前を向けた!穏やかな春の光

    深海もみの木はこのひとときだけ暖かい春の光の元へ出ることができた。 背中を押して欲しいあなたへ送ります。 見ているこちらもポカポカしてきそうな読むお薬。

  • 個人的に好きなnote

    私が個人的に心射抜かれた作品をまとめています

  • 考えたことをつらつらと

    ただ頭に浮かんだことを、つらつら記す。 そんなシリーズです。

  • ハートを多く頂いたもの

記事一覧

自然の中で好きなもの~水編~

水が好きだ。水が好きだ。 形を保っていなくて、生命の命を繋ぎとめる水が大好きだ。 どんな生き物も、水がないと生活できない。肉食動物も、草食動物も、水を飲んでいる。…

2

過去のあの瞬間、確かに生きていた。

過去の私が、その時その瞬間、まだ私の記憶の中で呼吸をしていると感じることがある。 やっと採用された障害者雇用でのパート勤務。まずは、お掃除から始めてみようという…

4

私は、何にでもなれる。

私は、自分の人生のまま「違うだれか」になる感覚を楽しんでいる節がある。だから、演劇で自分とは全く違う性格の人物を演じてみたいと感じることがあるのだ。 人は、生き…

深海 もみ
12日前
3

足元の幸せに目を向けたい

とても仕事のしづらさを実感する毎日だ。どの職に就いても基本的に休みは取りづらく、根性論とまではいかないけれど我慢することを美徳とする考えは、令和の時代にいまだに…

深海 もみ
2週間前
7

優しいのは、それだけ心が傷ついたから。

私は日々よく感じるのですが、心優しい人って人生での挫折や思いもよらない不幸を沢山経験してきた人だからこそ、多種多様な考えや想いを受け止めて繊細な言葉がかけられる…

深海 もみ
2週間前
10

奏でる音を聴く時間

皆さん音楽が好きだろうか。きっと嫌いな人は少ないだろう。 音楽は、生活のいろんなところで私たちを支えてくれる。 それは、 呼吸が浅くなりこの世に踏みとどまる出勤前…

深海 もみ
2週間前
5

【私小説】さようならをもう一度

私がさようならを伝える時、その言葉は「またいつか会いましょう」に変換され、本人に伝わります。 お別れの合図は、もう一生会えないことを保証されたかのように儚くて、…

深海 もみ
3週間前
6

私の目指す道

大変ご無沙汰しております。 noteを頻繁に更新していた21歳の頃の私は、現在27歳に成長しました。 あの頃ほど生きづらく、まるで深海に溺れているような浅い呼吸を繰り返…

深海 もみ
3週間前
5

復縁活動をやめた話

ちょうど昨日、元彼とのやりとりから確実に復縁を考えていないことが伝わってしまった。 「貴方が子供を授かりたいということを人生の目標にするのと同じように、自分も仕…

2

【アクリル絵の具】彼らの幸せ

ご無沙汰しております。 絵を描きました。

3

考えたことをつらつらと 7

何だか分からないけどね、朝起きて、ご飯が食べられたあと、全然体が動かなくなるんだ。これが「うつ」っていうものなんだろうね。朝に熱帯魚たちにあげるエサ、洗顔をして…

4

ああ、先生。大好きです。

中学1年生、私は塾に通っていた。大人数で受けると学校のことを思い出して苦しいため、個別で指導してもらえるようにお願いした時、その先生と出会った。 私が小学校6年生…

6

仲の良かった友達に会いたい

昔、波長が合ってとても仲良くしていた友達がみなさんも1人はいるだろうと思う。私はその人らにもう一度連絡を取りたいと思うことが最近とても多い。 あの頃、絵を描くこと…

7

【高校時代】就きたい職業

高3の私が書いたもの「本当に心を許せる友達がいないんだ」と友人から相談されたことがある。 「そうか…大変だったね」と答える反面、私はこんなことを考えてしまう。 心…

2

不登校でのこと

10年前の14歳の私は、周囲からの視線と評価と、そしていじめに酷く悩まされていた。 私にとって、学校は自分で決めてはいけないことが多すぎるから、私は苦手であった。 …

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アクリル画「自死」

まだ明るい配色。これもこれで好き。 黒を多めにしてみた。ダークな感じ。 完成! タイトルは「自死」 自殺したいと強く願った瞬間、発作が起こったように書き殴りまし…

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自然の中で好きなもの~水編~

自然の中で好きなもの~水編~

水が好きだ。水が好きだ。
形を保っていなくて、生命の命を繋ぎとめる水が大好きだ。
どんな生き物も、水がないと生活できない。肉食動物も、草食動物も、水を飲んでいる。魚でさえも、水の中でしか呼吸が出来ない。
水は、そこにあるだけで自分は何をするわけでもなく、景色を反射させるだけである。生き物が大好きでたまらない太陽の光までも溶け込むつもりもなく、受け流して、ただキラキラと多くの人々を虜にしていく。

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過去のあの瞬間、確かに生きていた。

過去のあの瞬間、確かに生きていた。

過去の私が、その時その瞬間、まだ私の記憶の中で呼吸をしていると感じることがある。

やっと採用された障害者雇用でのパート勤務。まずは、お掃除から始めてみようということで、利用者さんの一部屋一部屋に出向き、クイックルワイパーをかける。腰が痛くなってくる。休みがどんどん取れなくて体が悲鳴を上げてくる。

ああ、いけない。今は過去の自分ではないのだった。自分の部屋の掃除をしているだけで思い出して、胃が痛

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私は、何にでもなれる。

私は、何にでもなれる。

私は、自分の人生のまま「違うだれか」になる感覚を楽しんでいる節がある。だから、演劇で自分とは全く違う性格の人物を演じてみたいと感じることがあるのだ。
人は、生きているうちに違うだれかに代わって生きることはできない。心臓が動き出してから息が止まるその一瞬まで、自分の体のまま生き続ける。
だからこそ、私は人間を知りたいし、自分とは異なる生き方をした他者になって生きられる演劇の世界が好きだ。

そして、

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足元の幸せに目を向けたい

足元の幸せに目を向けたい

とても仕事のしづらさを実感する毎日だ。どの職に就いても基本的に休みは取りづらく、根性論とまではいかないけれど我慢することを美徳とする考えは、令和の時代にいまだに取り残されたままだ。

直接私に言ってくるわけではないけれど、言葉の節々から伝わってくる。
「社会人として、必死になって働いてほしい」
「人手不足なのだから、辞められるのは困る」

では、いつ私は旅行に行けばいいのだ。
いつ、ジムで運動をし

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優しいのは、それだけ心が傷ついたから。

優しいのは、それだけ心が傷ついたから。

私は日々よく感じるのですが、心優しい人って人生での挫折や思いもよらない不幸を沢山経験してきた人だからこそ、多種多様な考えや想いを受け止めて繊細な言葉がかけられるのだと思います。

これは少し残酷な話になりますが、結局のところ人から聞いた体験談だけでは足りないのです。身をもって体験したからこそ、他者の気持ちが痛いほど分かり、適切な言葉をかけられる…それが真理だと思うのです。

私が心を病むようになっ

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奏でる音を聴く時間

奏でる音を聴く時間

皆さん音楽が好きだろうか。きっと嫌いな人は少ないだろう。
音楽は、生活のいろんなところで私たちを支えてくれる。
それは、
呼吸が浅くなりこの世に踏みとどまる出勤前。
過去のあの一瞬が何度もリプレイして眠れない夜。
大好きな人と遊ぶ前のメイクの時間。
ドライブ中に景色のバックミュージックとしてかけるあの曲だったり。

そして、心の中から溢れ出た気持ちを音楽に落とし込んで奏でる、素晴らしいアーティスト

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【私小説】さようならをもう一度

【私小説】さようならをもう一度

私がさようならを伝える時、その言葉は「またいつか会いましょう」に変換され、本人に伝わります。

お別れの合図は、もう一生会えないことを保証されたかのように儚くて、一生のうちでのほんの瞬きをするまに、風に乗った木の葉の一枚のように当たり前のことですよね。

しかし、私はそれがとても寂しい。苦手な人だったり、合わない人だとしても、私が死ぬまでにもう2度と顔を合わせることがないと思うと、その木の葉を思わ

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私の目指す道

私の目指す道

大変ご無沙汰しております。

noteを頻繁に更新していた21歳の頃の私は、現在27歳に成長しました。
あの頃ほど生きづらく、まるで深海に溺れているような浅い呼吸を繰り返す毎日は少なくなりましたが、もともと考えやすい性格なので未だに思い悩んだりして、日々を過ごしております。
思い悩むことの大半は仕事への悩みです。

ブラック企業の経験

23歳のある日、憧れだったフレンチレストランのアルバイト求人

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復縁活動をやめた話

ちょうど昨日、元彼とのやりとりから確実に復縁を考えていないことが伝わってしまった。

「貴方が子供を授かりたいということを人生の目標にするのと同じように、自分も仕事を目標に生きている。だから期待に応えられないと思う」

私は、悲しさよりも、優柔不断に私を振り回して、眠れない夜や大粒の涙を流した日まで頭に流れ込んできて、恨みの感情が湧いてしまったほどだ。

最近知り合った人がいる。その人とはまるでず

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考えたことをつらつらと 7

考えたことをつらつらと 7

何だか分からないけどね、朝起きて、ご飯が食べられたあと、全然体が動かなくなるんだ。これが「うつ」っていうものなんだろうね。朝に熱帯魚たちにあげるエサ、洗顔をして、スキンケアをして、日焼け止めを塗る。
------これが全て終わるのは午後12時ごろなんだ。

お昼をすぎると、過保護の母がやたら外で遊ぶことを誘い出す。私はね、いい加減24だし、一人で外に出て不安になって歩くスピードが早くなってつかれは

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ああ、先生。大好きです。

ああ、先生。大好きです。

中学1年生、私は塾に通っていた。大人数で受けると学校のことを思い出して苦しいため、個別で指導してもらえるようにお願いした時、その先生と出会った。

私が小学校6年生の頃、担任が男性で、昼休みに怒鳴られ続けていた経験があり、男性恐怖症の傾向があった私は、最初は女性の先生を希望していた。しかし、女性の先生はイライラしている時があったり、気分がいい時があったり…落差が激しく気を遣ってぐったりしていた。

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仲の良かった友達に会いたい

仲の良かった友達に会いたい

昔、波長が合ってとても仲良くしていた友達がみなさんも1人はいるだろうと思う。私はその人らにもう一度連絡を取りたいと思うことが最近とても多い。
あの頃、絵を描くことを趣味としていた友達は一体どうしているだろう。当時私は高校生。友達は専門学生だった気がする。
精神的に、今よりも未熟だった私は彼に相談に乗ってもらう度、助けられていた。
「君は、客観的に物事が見られない部分があるから、そこさえ上手くいけば

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【高校時代】就きたい職業

【高校時代】就きたい職業

高3の私が書いたもの「本当に心を許せる友達がいないんだ」と友人から相談されたことがある。
「そうか…大変だったね」と答える反面、私はこんなことを考えてしまう。
心を許してもらいたいなら、まずは自分から心を開けばいいのに…。でも、きっと怖いんだよね。裏切りや仲間外れにされるのがさ。
皆、ステージに立って劇を演じてるみたい。客を喜ばせることで精一杯で感情移入させて喜んで…。でも、私はその役者を助けたい

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不登校でのこと

不登校でのこと

10年前の14歳の私は、周囲からの視線と評価と、そしていじめに酷く悩まされていた。
私にとって、学校は自分で決めてはいけないことが多すぎるから、私は苦手であった。

日直で一緒になったクラスメイトが、どんなに仕事をしなくても私は黙って彼の分までやる必要があった。それに対してとやかく言われなかった。それが当たり前であった。

数学が苦手であるのに、宿題の回答をクラスの前で発表しないと、忘れ物扱いにさ

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アクリル画「自死」

アクリル画「自死」

まだ明るい配色。これもこれで好き。

黒を多めにしてみた。ダークな感じ。

完成!

タイトルは「自死」

自殺したいと強く願った瞬間、発作が起こったように書き殴りました。

今見ると綺麗ですね、鬱々しい気持ちは芸術に大切なんだなって思いました。