足元の幸せに目を向けたい
とても仕事のしづらさを実感する毎日だ。どの職に就いても基本的に休みは取りづらく、根性論とまではいかないけれど我慢することを美徳とする考えは、令和の時代にいまだに取り残されたままだ。
直接私に言ってくるわけではないけれど、言葉の節々から伝わってくる。
「社会人として、必死になって働いてほしい」
「人手不足なのだから、辞められるのは困る」
では、いつ私は旅行に行けばいいのだ。
いつ、ジムで運動をしたり、お香やアロマ、魅力的な文房具を見つける旅に出られるのだ。
それは、有給休暇消化でしか実現不可能なのだろうか?
そう言った、真面目ゆえに実感した日本の現状を見るたびに彼氏はこう呟く。
「日本のこういうところ、良くないと思う」
仕事をするたびに、そのことが話題に上がり、確かに気持ちはとても分かる。
…が、海外という広い空間に出る前に、私は日本をもっと知りたいと思った。
マナーを学び、人に迷惑をかけない礼儀正しさや、食事のクオリティの高さ、
必死に働いている人が多いからこそのプロフェッショナルな専門家の数々をもっと間近で眺めていたい。
先々のことが思いやられるのは、日本だけではない。世界中にはそれぞれの国の問題が立ちはだかっている。何故ならそれは生きているからだ。それが人生だからだ。
だからこそ、私は生まれ故郷の日本で足元の幸せに目を向けたい。
外国の問題も含め、多くの広い視点を吸収して尚それでも海外に行きたかったら検討をしたいと、そう思うのだ。
そのために、私はもっと大人になりたい。
年齢に負けないほどの余裕と心の広さ、視野を広く持ち、魂のレベルをもっと上昇させたい。
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