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Not For Sale 〜50歳からの海外博士挑戦〜

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【メインマガジン】長年、自分が「できること」を切り売りして生きてきました。でも本当は、夢や生き方は「非売品」のはず。そんな想いで、2023年8月にドイツへ来ました。
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#ドイツ留学

#135 サッカー選手に、 なった気分⚽️

#135 サッカー選手に、 なった気分⚽️

5月1日になりました!これまで「新プロジェクト」と呼んでいた今日からの仕事について、お話ししたいと思います。以前はドイツ・ダルムシュタット工科大学の研究員でしたが、実は同じ大学の別の研究室に移ったわけではなく、ドイツ国内の他の大学に移ったわけでもなく、オランダの大学に移ってきました✨
(ヘッダ写真:自宅最寄りのアイントホーフェン中央駅)

トオルの研究テーマなら、オランダだよ

昨年末に教授と面談

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#133 君がいたから〜自慢しきれない家族と友人

#133 君がいたから〜自慢しきれない家族と友人

明後日の5月1日にいよいよ新しい研究プロジェクトに加わります。昨年12月半ばから今年3月半ばまで、約3ヶ月にわたる僕の新たな挑戦を支えてくれた人たちは6人いて、前回と前々回でそのうち2人が登場しました。今日はその全員、「自慢しきれない家族と友人」を改めて紹介したいと思います。

必要なヘルプは一つではない

難しいことを達成したり乗り越えたりしようとする時には、異なる性質のヘルプが必要になると思い

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#131 カツサンドに誓った昼✨

#131 カツサンドに誓った昼✨

変なタイトルですね〜でもこのタイトルで記事を書きます!と約束したタイトルなのです。普通、何か素敵な誓いを立てるのは夜か早朝な気がするのですが、その時は昼でした。今日はそんな、カツサンドを食べながら決心をした日の話です。

出来すぎた話

5月から新しい研究プロジェクトに所属することになりました。僕のいるドイツの大学の研究室では多くの場合、半年〜2年毎に自分がやっている研究の予算元が変わります。ドイ

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#103 一時帰国が、夢だった

#103 一時帰国が、夢だった

早いもので8月の渡独から4ヶ月半が経ち、一時帰国で日本に帰ってきました。「一時帰国」なので、年末年始休暇が明ければまたドイツへ戻るわけですが、ふと25年前、オーストラリア留学を終えて本帰国した時のことを思い出しました。

帰りたくなかった、オーストラリア留学

友人や教えていた生徒の話を聞いていると、留学の成否は帰りのフライトでよく分かるように思います。留学からの帰りのフライトで、「まだ帰りたくな

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#100 未来の日本へ、10の提言

#100 未来の日本へ、10の提言

100番目の記事になりました。今回は外に目を向けて、「こうすれば日本はもっとしあわせな国になる」と僕が信じる改革案を10項目示そうと思います。とんがってぶっ飛んだ意見が多いとは思いますが、過去15年間ほどであたためた案です。どうぞお付き合いいただき、ご意見やコメントをいただけると嬉しいです。

まずは改革のアウトラインをここに示す10の改革案はすべて、自分がこれまでに知り得た諸外国での実践例や価値

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#48 いちばん向かない職業

#48 いちばん向かない職業

誰にも職業の向き不向きがあると思いますが、僕が一番なれそうにない仕事は何かと考えると、それは公務員ではないかと思います。僕をよく知る人たちはきっと大きく頷くはずです。

自然に振る舞うと…

note でも「本当は〇〇したいけど、なかなかできない」という記事を見かけるのですが、「みんな日本文化に合わせて行動していて、すごいなあ」と思います。というのも、僕は次の通りだからです。

上司を飛び越えてそ

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#43 ドイツ留学、ふりだしから始めよう

#43 ドイツ留学、ふりだしから始めよう

8月も残り1週間を切り、9月になれば正式に、ダルムシュタット工科大学の研究員となり、勤務がスタートします。今日は後から振り返るためにも、勤務開始を目前にした気持ちをまとめておこうと思います。

迫力のワークショップ

先日、研究室全体のワークショップに出席しました。大規模研究室なので、対面で参加した約30人に加えて、オンラインでの参加者もいて、「活気がある」を超えて「迫力がある」会でした。

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#36 「脇目もふらず」なんてみっともない

#36 「脇目もふらず」なんてみっともない

亥年だった1995年に、友人から届いた一通の年賀状の文面をはっきりと覚えています。「イノシシみたいに脇目もふらず突っ走るなんてみっともない」。目的に向かってまっすぐ突き進むイノシシのようには生きたくないという彼の人生哲学でした。28年も前の一通の年賀状の文面を覚えているとは、よほどのことです。

村上春樹マインド

この年賀状は大学4年生の時にもらったもので、差出人は高校生時代、兵庫県立神戸高校の

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#32 ダルムシュタット工科大学

#32 ダルムシュタット工科大学

明日でドイツに着いて10日になります。このあたりで、住んでいるダルムシュタットの街と、来月から研究員(日本的には博士後期課程院生)になる、ダルムシュタット工科大学(Technische Universität Darmstadt)を写真と共に紹介したいと思います。

ヘッセン州ダルムシュタット

ダルムシュタットはドイツの空の玄関、フランクフルトから南へ30kmのところにあります。日本からドイツへ

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#29 Three Good Things を書き出してみる

#29 Three Good Things を書き出してみる

友人が音声配信を始めました。もともとラジオが好きだった僕は、「これってかなり有効な発信手段かも」と思いました。AI の世界でも、言語だけ、音声だけ、画像だけではなくそれらを組み合わせた「マルチモーダル」の研究が盛んになってきていますが、その有効性を改めて感じた次第です。その番組で紹介されていた(恥ずかしながら、初めて聞いた)Three Good Things の書き出しなるものをやってみようと思い

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#26 とりあえずドイツで暮らしてみる

#26 とりあえずドイツで暮らしてみる

なんとも建設的ではないタイトルをつけました。でも実際の生活はそんな感じです。留学や海外滞在には慣れている、とたかをくくっていましたが、25年ぶりに長期滞在を前提に海外へ来てみると、色々と思い知らされることがありました。

オーストラリアより外国度が高かったドイツ

先日の投稿で、1997年に交換留学でオーストラリアに着いた日のことを書きました。真夏の日本から真冬のオーストラリアに着き、みじめな思い

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#23 両手いっぱいの感謝で、行ってきます!

#23 両手いっぱいの感謝で、行ってきます!

8月になりました!いよいよ明日、ドイツに向けて出発します。思えば、25年前の1998年8月、オーストラリアでの1年間の交換留学を終えて帰国の日、「きっと海外の博士課程に進学する!」と心に決めていました。しかし、結局進学することはなく、社会人となりました。友人が次々と博士号を取得していくのをなんとも言えない気持ちで眺めていました。あれから25年、少し遅くなりましたが、思いを果たす時がやってきました。

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#21 ドイツ留学のための手続きあれこれ

#21 ドイツ留学のための手続きあれこれ

3日後にドイツに向けて出発しますが、必要な事務手続きがほぼ完了しました。今後ドイツへいらっしゃる方のためにも、必要な手続きについてまとめておきたいと思います。特に運転免許はドイツは少しやっかいです。ここで、「合法的に日独2カ国の運転免許を同時取得する方法」についても解説します!

国外転出届

海外で安全に暮らすには、現地の日本大使館・総領事館が自分の存在を在留邦人として認識していることが大切です

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#18 デスクトップPCを飛行機で持っていく!

#18 デスクトップPCを飛行機で持っていく!

みなさんは普段どんなPCをお使いですか?大学では、研究も私用もノートPCという方が多いように思います。しかしオフィスではまだまだデスクトップPC+大型モニタという組み合わせもポピュラーなのではないでしょうか。僕は学生時代から Mac ユーザーですが、自宅では iMac というモニタ一体型デスクトップPCを、外では MacBook を使っています。

iMac 27 を使うと他の環境に戻れない

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