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生きる、生活系

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2024年3月の記事一覧

ホストクラブの歴史 「1億円稼ぐホスト」はなぜここまで一般的になったのか

ホストクラブの歴史 「1億円稼ぐホスト」はなぜここまで一般的になったのか

かつては有閑マダムが集い、ダンスを楽しみながら飲食する貴族的な社交サロンだったホストクラブ。前編でもお伝えしたように、 「愛本店」がホストクラブの基本システムを作ってから料金体系は大きくは変わっていない。売掛金などの制度自体も昔から存在している。

しかし今では少なくないホストクラブが札束で殴り合うホス狂の煉獄になり果てている。そうした業態を巡ってメディアからのバッシングも後を絶たない。しかしそも

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「古文漢文が存在しない民族」の哀しみ

「古文漢文が存在しない民族」の哀しみ

『ブラックパンサー』という作品をご存じだろうか。

米国発祥の、いわゆるマーベル作品群のひとつである。2018年に映画化され、『アベンジャーズ』を超える史上最大のヒットを記録し話題になった。

しかし『ブラックパンサー』を語る上でより重要なのは売上よりもその作品性と社会現象だ。ヴィジュアルを見れば一目瞭然のように、本作は主要登場人物のほとんどが黒人なのである。それまで白人中心で進められてきたハリウ

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「セルフ・ブラック」ができる人とできない人で、おそろしいほど差がついてしまう残酷なホワイト社会

「セルフ・ブラック」ができる人とできない人で、おそろしいほど差がついてしまう残酷なホワイト社会

「セルフ・ブラック」ができる人とできない人で、おそろしいほど差がついてしまう残酷なホワイト社会。それが現代日本だと思っています(海外は知らない)。

民間企業や役所に限っての話にはなりますが、昭和、平成に比べれば、今は働く人の権利がしっかりと守られています。もちろん「うちの職場はまだまだだよ」と思う人もいるでしょうが、それでも傾向としては改善の方向に向かっているはずです。正面切って「残業代はつかな

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やる気は、ひとつの夢や目標に固執しない方が育つ

やる気は、ひとつの夢や目標に固執しない方が育つ

前回、やる気の出し方がついにわかったかもしれないという話を書いた。

やる気の素になるのは「妄想」で

僕らは、叶わなかったときの絶望が怖くて、妄想にブレーキをかけがちだから

妄想は中断せず、怖がらずに育てていこう

という話だ。イメージが原動力になるなんて十分に理解しているつもりだった。しかし、妄想にブレーキをかけていることに僕は気づけていなかった。ブレーキから足を離したら、自分のなかで色々な

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マガジン限定記事「明るい反面教師として生きていく」

マガジン限定記事「明るい反面教師として生きていく」

 今年に入ってすぐのことでしたが、あたたかいお手紙が届きました。

 昨日の記事では「結婚するべく積極的に行動しなかったことへの後悔」を綴るお手紙をご紹介しましたが、今日は「結婚しなかったし子どもいない末代がほぼ確定しているけど、別の形で『生きる理由』を手に入れた」という人からのお手紙を紹介します。

 今日これからご紹介する方は、生涯未婚者が拡大していき「末代」とそれにともなう孤立感や無為感が人

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自己紹介とフィンランドにワーホリに来た理由

自己紹介とフィンランドにワーホリに来た理由

こんにちは。フィンランドにワーホリ中のまいまいです。

気が付けばフィンランドに来て3ヶ月が経過していました。早い…

フィンランドのワーホリが2023年に締結したばかりということで、いろいろ大変だったのもあって、ちゃんと情報発信していこうかな、と思った次第でnoteを作りました。

日頃の生活とか、物価のこと、サウナのこと、来てからの申請周りや、あれやこれやをこれやを書いていこうと思いますのでよ

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東大京大を卒業した双子姉妹がnoteを始めます ー自己紹介ー

東大京大を卒業した双子姉妹がnoteを始めます ー自己紹介ー

はじめまして。双子のトコトコ(姉、京大卒)とノソノソ(妹、東大卒)と申します。
双子でnoteを始めることになったので、まずは自己紹介をさせていただきます。

双子の経歴

1996年に二卵性の双子として誕生しました。
市立の保育所、小中学校、県立の高校に進学しました(ここまでは姉妹共通です)。
2人とも、中学入学当時は偏差値30台。そこから姉は京大、妹は東大に合格し、それぞれ別の進路を歩みました

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マガジン限定記事「女性には弱男を養うメリットなんかありませんよね?」

マガジン限定記事「女性には弱男を養うメリットなんかありませんよね?」

 あたたかいお便りをくれ、あたたかいお便りをくれ。

 そのように連呼していたら、それを聞きつけたネットの海の向こう側から「挑戦状」が投げ込まれていました。本当にありがとうございました。インターネットという世界はどうしていつもこうなのでしょうか。

 「意見だけ」とだけ題されたそのメールは(たぶん私のことを好ましくは思ってはいない人ではあることは感じられるものの)単なるアンチとか嫌がらせとかではな

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白饅頭日誌:3月25日「なあ、人生ガチろうや」

白饅頭日誌:3月25日「なあ、人生ガチろうや」

 「なるほど、そういう風に考えているのか」

 ——と考えさせられる、たいへん興味深いポストがあった。

 「男性はモテる要件が年代に応じて変わっていくのに、女性はどんな年齢でも外見的魅力しか評価されていない」と、ご本人としては遺憾の意を込めて対比した投稿だったようだ。たしかに一理あるようにも見える。

 この投稿については女性購読者からも「どう思いますか?」「なぜだと思いますか?」といったリクエ

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マガジン限定記事「男が結婚を嫌がるようになった本当の理由」

マガジン限定記事「男が結婚を嫌がるようになった本当の理由」

 早いもので、今日から3月が始まります!

 季節が冬から春に変わり、陽射しもまぶしく、予報によればさっそく汗ばむような暑い日も出てくるようです。花粉症の本格到来でもあります。

 暖かな陽気を感じさせる、爽やかでほっこりするテキストを今月もたくさんお届けしたいと思います。3月もどうぞよろしくお願いいたします!

暗黒メモ「少子化の真の原因を知ってもなお、これを解決したいと思えるか?」

暗黒メモ「少子化の真の原因を知ってもなお、これを解決したいと思えるか?」

 ご存じのとおり、少子化の加速が止まらない。

 日本はもちろんのこと、これまで先進国のなかで「少子化対策の優等生」と目されてきたフランスやスウェーデンでも急激な少子化が加速している。韓国に至っては2023年の出生率が前代未聞の0.72という数字となった。文字どおり存亡の危機である。