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    美術館で行う学芸員実習で大学生に説明するような話を、試しにnoteで公開します。興味ある人だけ読んでください。

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    2022年に「オトナの美術研究会」メンバー限定で配信した記事すべてをひとまとめにしたものです。メンバーシップに入会するほどではないけど、記事だけ読みたいという人に。

最近の記事

  • 固定された記事

目次ページです。(過去記事多すぎ問題…)

はじめまして、「ちいさな美術館の学芸員」です(名前はまだない)。 東京のそこそこ小さな美術館に勤めています(怒られるな…)。 組織が小さい分、あれこれやることが多く、分業化もされていないので、ある意味いろんなことが自分でできる、これを楽しいととるか、面倒ととるか、ですね。 へー学芸員ってこんなこと考えながら働いてるのか。案外大したこと考えてないな、と思われそうですが、まぁ実際その通りなので、気負わず背伸びせずお仕事コラムを綴っていこうと思います。 まずはイチオシ記事を

    • 日本絵画の流派はやわかりガイド

      さてさて、日本美術もとい日本絵画といえば「流派」という枠組みが無視できませんよね。 細かく挙げればきりがありませんが、主なところでは 史上最大規模の絵師集団・狩野派 やまと絵の代名詞的存在・土佐派 才能と才能、私淑でつながった琳派 応挙にはじまり、近代京都画壇の基盤となった円山四条派 といったところでしょうか。 知っているようで実はよく知らない流派の特徴・歴史と代表的絵師たち。 これらが一気にわかるスライド解説をつくりました。 と言っても結構長いので、時間のある人だ

      • オトナの美術研究会の最新記事(2023年6月①)

        「オトナの美術研究会」の参加メンバーが投稿した、最新(先週1週間分:5/21〜27)のnote記事をまとめて紹介します!(もし、私の見落としがあったら連絡ください) [そもそも「オトナの美術研究会」て何よ?という方へ] ■「#私が美術館に行く理由」(5月のお題)月イチお題note企画です。(総まとめはこちら) ■展覧会レポート■アートニュース■読書感想文 ■コラムもろもろ■イラスト・写真など以上です! 今週もみなさんの投稿、楽しみにしてます。 *** 一緒にやり

        • 恒例企画「月イチお題note」6月のお題発表

          どうも、ちいさな美術館の学芸員です。 梅雨ですね。 こんな季節は美術館でしっとりと過ごすか、家でゆっくりnoteを書くかですね(いずれもポジショントーク)。 冗談はさておき、毎月恒例企画「月イチお題note」です。 5月のお題「私が美術館にいく理由」の総まとめも終わったことですし、今月のお題を発表したいと思います。 ■ちなみに「月イチお題note企画」とは・・・あ、もう説明の必要もないかもですが、これ、オトナの美術研究会の企画です(ご参加お待ちしてます)。 ちなみに、

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        メンバー特典記事

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          日本絵画の流派はやわかりガイド

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          さてさて、日本美術もとい日本絵画といえば「流派」という枠組みが無視できませんよね。 細かく挙げればきりがありませんが、主なところでは 史上最大規模の絵師集団・狩野派 やまと絵の代名詞的存在・土佐派 才能と才能、私淑でつながった琳派 応挙にはじまり、近代京都画壇の基盤となった円山四条派 といったところでしょうか。 知っているようで実はよく知らない流派の特徴・歴史と代表的絵師たち。 これらが一気にわかるスライド解説をつくりました。 と言っても結構長いので、時間のある人だ

          めくるめく鎌倉絵巻の魅力

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          私が大学で受け持っている「日本美術史」の授業。 せっかくなので皆さんにも大学生気分を味わっていただきましょう!(と言っても、講義時の録音ではなく、ちゃんと撮り直したものですよ)。 前回に続き今回も絵巻についてです。 前回は平安時代のいわゆる「三大絵巻」について語りましたが、今回はその後の絵巻の展開についてお話します。ここから一気にバリエーションが豊かになって、面白いんですよね。

          「絵を読む」(イコノロジー)の功と罪

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          珍しく今回の内容はピリ辛です。まぁたまには良いでしょう。 その代わり、特定の人や作品について触れることはしません(ぼかします)。 先日、とある美術関係の研究発表を聴きに行きました。 若手研究者の発表で、重鎮とされる先生方の評価も高かったのですが、逆に私は聴いている内にどんどん違和感がつのって、なんともモヤモヤした後味となりました。 何がそんなにモヤモヤしたというのでしょう。 その時の発表で、用いられたのが図像学的アプローチでした。 いわゆる「イメージ(図像)を読む」技術

          もしも大学講義をAIに文字起こししてもらったら?

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          私が大学で受け持っている「日本美術史」の授業。 せっかくなので皆さんにも大学生気分を味わっていただきましょう!ということで、講義内容をそっくりそのまま公開するコーナーです(と言っても、講義時の録音ではなく、ちゃんと撮り直したものですよ)。 今回は、絵巻についての講義です。 動画、分割してみたので時間のある人はどうぞご視聴ください。 YouTubeにアップしていますが、リンクを知っている人しか視聴できない限定公開にしています。 では、行ってみましょー!

          画面形式からたどる日本美術(講義動画)

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          私が非常勤講師として大学で受け持っている「日本美術史」の授業。 せっかくなので皆さんにも大学生気分を味わっていただきましょう!ということで、講義内容をそっくりそのまま公開するコーナーです。 今回は、日本絵画特有の画面形式について一気に説明します。 前回同様、解説音声つきのスライド動画を用意しましたが、やっぱり1時間以上視聴しないといけないのは、なかなかつらいと思うので、テキストバージョンも用意しました。 これだと普段のnote記事と同じように、さっと読めると思います。まぁお

          大学ではこんな話をしてます [大学生になったつもりで聞いてみます?]

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          週に一度のメンバー限定記事、今回もまたもや大学ネタです。 私が非常勤講師として受け持っている「日本美術史」の授業。 せっかくなので、「オトナの美術研究会」のメンバーの皆さんには、大学生気分を味わっていただきましょう(現役学生の方もいますが)。 ということで、講義内容をそっくりそのまま公開します! なーんて言っても、大学1年生をメイン対象にした授業なので、メンバーの皆さんには既知の内容が多いかと思います。 それでも、これから気長におつき合いいただければ、日本美術史については

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          #私が美術館にいく理由(総まとめ一挙紹介!)

          メンバーシップ「オトナの美術研究会」で行っている恒例企画が 「月イチお題note」! 「毎月ひとつ美術に関するお題を決めてnoteを書いてみよう!」という企画です。 なんでも書いていいよ、だと途方に暮れるけど(ですよね?)、縛りがあるとnoteが書きやすくなるという不思議現象。 さてさて、5月のお題は「#私が美術館にいく理由」でした。 結構むずかしいお題だと思ったのですが、そこはさすがオ美研のメンバーさんたち。がっつりこの難題に向き合って、記事を執筆してくれました。

          めくるめく鎌倉絵巻の魅力

          私が大学で受け持っている「日本美術史」の授業。 せっかくなので皆さんにも大学生気分を味わっていただきましょう!(と言っても、講義時の録音ではなく、ちゃんと撮り直したものですよ)。 前回に続き今回も絵巻についてです。 前回は平安時代のいわゆる「三大絵巻」について語りましたが、今回はその後の絵巻の展開についてお話します。ここから一気にバリエーションが豊かになって、面白いんですよね。

          オトナの美術研究会の最新記事(2023年5月④)

          「オトナの美術研究会」の参加メンバーが投稿した、最新(先週1週間分:5/21〜27)のnote記事をまとめて紹介します!(もし、私の見落としがあったら連絡ください) [そもそも「オトナの美術研究会」て何よ?という方へ] ■「#私が美術館に行く理由」(5月のお題)月イチお題note企画です。 ■展覧会レポート■アート系記事■アートニュース■読書感想文■コラムもろもろ■イラスト・写真など以上です! 今週もみなさんの投稿、楽しみにしてます。 *** 一緒にやりたい!と思

          展覧会ができるまで vol.10【ショップ用オリジナルグッズ編】

          美術館で展覧会が開催されるまでの工程を、学芸員の立場からひとつひとつ解説していくコーナーです(前回の記事)。 全工程はこちら(↓)をご覧ください。 16. ミュージアムショップ用のオリジナルグッズを作るか検討するさて、今回はすこし番外編です。必ずしも学芸員の領分ではないからです。 みなさんは展覧会を見た後、ミュージアムショップをのぞいて帰りますか? 買う気があっても無くても、とりあえず冷やかしでも寄っていく人は多いでしょう。 前回、制作工程を紹介した展覧会図録は、この

          「絵を読む」(イコノロジー)の功と罪

          珍しく今回の内容はピリ辛です。まぁたまには良いでしょう。 その代わり、特定の人や作品について触れることはしません(ぼかします)。 先日、とある美術関係の研究発表を聴きに行きました。 若手研究者の発表で、重鎮とされる先生方の評価も高かったのですが、逆に私は聴いている内にどんどん違和感がつのって、なんともモヤモヤした後味となりました。 何がそんなにモヤモヤしたというのでしょう。 その時の発表で、用いられたのが図像学的アプローチでした。 いわゆる「イメージ(図像)を読む」技術

          オトナの美術研究会の最新記事(2023年5月③)

          「オトナの美術研究会」の参加メンバーが投稿した、最新(先週1週間分:5/14〜20)のnote記事をまとめて紹介します! (もし、私の見落としがあったら連絡ください) [そもそも「オトナの美術研究会」て何よ?という方へ] ■「#私が美術館に行く理由」(5月のお題)月イチお題note企画。今回すごく興味深いです(私としては)。 ■展覧会レポート■アート系記事■アートニュース■読書感想文■コラムもろもろ■イラスト・写真など以上です! 今週もみなさんの投稿、楽しみにしてます

          展覧会ができるまで(美術館の舞台裏)vol.9【図録を制作する】

          美術館で展覧会が開催されるまでの工程を、学芸員の立場からひとつひとつ解説していくコーナーです(前回の記事)。 だいぶ進んでまいりました。 全工程はこちら(↓)をご覧ください。 15. 図録を制作する展覧会といえば、図録ですよね。 出品作品の図版がカラーで掲載されていて、その作品についての解説文があり、また展覧会全体のテーマについてのある程度まとまったテキストが載っていたりする冊子のことです。展覧会会場内にサンプルが置いてあることも多いですよね(帰りに買ってね、という意味

          オトナの美術研究会の最新記事(2023年5月②)

          「オトナの美術研究会」の参加メンバーが投稿した、最新(先週1週間分:5/7〜13)のnote記事をまとめて紹介します! (もし、私の見落としがあったら連絡ください) ■展覧会レポート■アート系記事■学習系記事■読書感想文■告知■コラムもろもろこの多種多様なコラムを見ると、ほんとうに仕事も趣味もバラバラな人たちが、アートという共通項でつながっているんだな、ということをしみじみ感じます。 ■写真やイラスト*** 以上です。今週もみなさんの投稿、楽しみにしてます! 一緒にや

          もしも大学講義をAIに文字起こししてもらったら?

          私が大学で受け持っている「日本美術史」の授業。 せっかくなので皆さんにも大学生気分を味わっていただきましょう!ということで、講義内容をそっくりそのまま公開するコーナーです(と言っても、講義時の録音ではなく、ちゃんと撮り直したものですよ)。 今回は、絵巻についての講義です。 動画、分割してみたので時間のある人はどうぞご視聴ください。 YouTubeにアップしていますが、リンクを知っている人しか視聴できない限定公開にしています。 では、行ってみましょー!

          画面形式からたどる日本美術(講義動画)

          私が非常勤講師として大学で受け持っている「日本美術史」の授業。 せっかくなので皆さんにも大学生気分を味わっていただきましょう!ということで、講義内容をそっくりそのまま公開するコーナーです。 今回は、日本絵画特有の画面形式について一気に説明します。 前回同様、解説音声つきのスライド動画を用意しましたが、やっぱり1時間以上視聴しないといけないのは、なかなかつらいと思うので、テキストバージョンも用意しました。 これだと普段のnote記事と同じように、さっと読めると思います。まぁお

          オトナの美術研究会の最新記事(2023年5月①)

          「オトナの美術研究会」の参加メンバーが投稿した、最新(先週1週間分:4/30〜5/6)のnote記事をまとめて紹介します! では、行ってみましょう! ■「#お気に入りの美術館」(4月のお題)出揃った全17記事はこちら。 ■展覧会レポート■アート系記事■アートニュース■読書感想文■学習系記事■コラムもろもろ■写真以上です。今週もみなさんの投稿、楽しみにしてます! *** 一緒にやりたい!と思った方は「オトナの美術研究会」へ。 美術作品や美術館について質問や相談がある

          恒例企画「月イチお題note」5月のお題発表

          気づけば5月ですね。GW、みなさんいかがお過ごしですか。 というわけで「月イチお題note」5月のお題を発表します! ■ちなみに「月イチお題note企画」とは・・・一応知らない人のために。 これは「毎月ひとつ美術に関するお題を決めてnoteを書いてみよう!」という、メンバーシップ「オトナの美術研究会」の恒例企画です。 ちなみに、これまでのお題はこんな感じ(リンクへ飛ぶと、それぞれ出揃った記事一覧があります)。 2月「#思い出の展覧会」 3月「#旅と美術館」 4月「