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すてき

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すてきなクリエイターさんたちの、すてきな詩を 心に刺さってしまった記事たちを
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記事一覧

世界でいちばん素敵な色は?

世界でいちばん素敵な色は?

「車を運転する際、最も効果的な安全装置は、ミラーに映るパトカーである」

イギリスにはこんなジョークがあるそうです。

確かに、ごく普通に走っていても、あのツートンカラーになぜあれほどどきりとするのか、不思議に思えるくらいです。

それだけでなく、つい先日は、坂道を下った先に一台のパトカーが、車道の半分を塞ぐ形で停まっていました。
傍らに立つ警察官の指示で停車すると、検問を行っている旨を告げられま

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【詩】山桃

【詩】山桃

ちゃんとできているかな
できてないんじゃないかな
すべて安っぽいニセモノの苦悩で
わたしってば 作られてるんじゃないかな

歯でさえも
ちゃんと磨けてない気がして
染め出し粉を擦りつけてみる
磨き残しがあると真っ赤になっちゃうから
恨みがましく鏡に向かって
イーってすると
そこには白い歯があった
なんだ
ちゃんと磨けてるんじゃん

気分がよくなったわたしは
山桃を口に放り込む
さっきスーパーで買っ

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発信者という覚悟

今回はなまぬるいことは一切かかない。

腹をくくる。
これが大事。

だからこそ、発信している。
音声配信は顔を3カ月前にだした。
私という人に覚悟をもって配信をする。

漫画家として、やってく。
覚悟。

講座講師として、続ける。
覚悟。

腹をくくる。
腹で考える。

体で感じ、体で話す。
体から内なる声をだす。

腹をくくると夢を叶う。

例えば、
『声優したい』
そう思えたら企業音声配信C

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まっすぐな時間【詩】

まっすぐな時間【詩】

このまま まっすぐ
時間が過ぎてしまって
一生を終わるなんていうのは
あまりにもさみしいものだから

これから 今すぐ
自信がなくたって
一生かけても やりたいことは
あせらずに もっとやってみたら

まっすぐな道
まっすぐな時間
それじゃ あまりにさみしいから

まるで違った立ち位置
曲がっている実感
それこそが きっと楽しいから

(2022818/私之若夜=しのわかや)
※これは以前投稿した

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noteを書く理由。

noteを書く理由。

1.辛いことしか思い出せなくなったから。
2022年6月。
僕は、会社を辞めました。
自分で選んだ第一志望。好きな会社でした。

職場から遠く離れた場所に新しい部屋を決めて、退路を断ってから退職届を提出しました。
理由は、そのうち書くと思います。

晴れて自由の身になりました。

もう会社員じゃない。
仕事がテトリスのように降って来ることもない。
時間に追われることもない。
一日中、寝てたっていい

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【詩memo】まなざし

【詩memo】まなざし

はいも
いいえも
言いやしない

街も 風も
海も 空も

はいも
いいえも
言いやしない

わめこうと
ささやこうと

はいも
いいえも
言いやしない 

その優しさに
嗚咽してしまいそう

孤独が
深く 高く
溶けていってしまうよう

はいも
いいえも
言いやしない

海は海
空は空

どんなまなざしを
向けても

【詩memo】小瓶

【詩memo】小瓶

落としてしまったのかもしれない
投げ捨てたのかもしれない

大事にしていたのかもしれない
手放したかったのかもしれない

拾って
拾って

カランカラン
部屋の隅の小瓶に入れる

乾いた音
微かな揺れ

ごみ拾いっていうけど
なんだろう、ごみって

いっぱい詰まった小瓶
キラキラしている

【詩】レシート

【詩】レシート

レジの横が騒がしい

夕暮れ時のいつものスーパー

西日の僅かに当たる場所

店員に捕まったのはご年配の男性

彼はレシートを持っていた

なのに終始、項垂れていた

疑い晴れて何度も謝る店員に

彼は戸惑っていた

ずっと項垂れたままだった

冬なのに、春一番が吹き荒れる

新聞は行儀よくラックに並び

鮮やかな見出しの文字が

似たような顔で謳っている

昨日も遠い場所で

大きな不幸があった

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蛇口は夜も眠らない【詩】

蛇口は夜も眠らない【詩】

学生時代の下宿の蛇口は
いつも少しだけ水が滴り

ポタッ ポタッ ポタッ

同じテンポで一晩中ずっと
単純なリズムを刻む
水滴の音は
朝まで
続いて
そして
私はと言えば
その音を聞きながら
中々 眠れないという
夜ばかり過ごしていた
そんな夜・夜・夜を
過ごしていた

(20211013/私之若夜=しのわかや)
※これは1年前に投稿した記事の再掲です。
 一部修正加筆してあります。
 文全体の形

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"見ない"というスキル

"見ない"というスキル

こんにちは、シンガーソングライターの廣野ノブユキです!

今日は最近自分が生活の中で『あ、これ大切かも』と思ったことについて書いていきたいと思います。

「HSP」って言葉少し前からよく目にするようになりました。
僕の見解としては、正直多くの方はHSP、
むしろ「Non-HSP」を数えた方が早いんじゃないかとすら思ってます。笑

自分の過去を振り返ってみても、特に銀行員時代は強くHSP的な気質が表

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【詩】しんたい

【詩】しんたい

すっかり通り過ぎてから
嗚呼あの電車に乗っておけばよかったと
思う人生かもしれない
ひょっとして僕の人生は
披露する予定もない
Smells Like Teen Spiritを口ずさんでる
そういう人生かもしれない

30、30、30代の身体が
昼に夜にカサカサと音をたてる
こんなに生きてたら
ウンザリしてきやしないか
ここにこうしていることが
お前はどこにいきたいんだ
身体よ

思考は
孤独な最

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「キスに蘇る想い出」

「キスに蘇る想い出」

あなたとの キス
一つ一つに 蘇る想い出

春の 公園で
ブランコを 押してくれた
空に 舞うような気分の キス
蝶々が 横で みつめてた

カモメが 飛び交い
汽笛響かす 小舟
ガラス色の 波をすべる
街の灯り 星屑のよう
海風に 髪を流しながらキス
揺れて チョッピリ塩辛かった

灼熱の 砂の浜
砂の 一粒一粒が 
夏の思い出 記す
波打ち際 横たわり キス
遠い南の国の 味がした

母の命日

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「夏色の街」童話詩

「夏色の街」童話詩

あの地平線 目指してゆけば
夏色に湧く 街がある
あの子と 一緒に
手を取り合って
鳥になって 飛んでいきたい

父さんが くれた
熱い 言葉
母さんが くれた
美しい 夢
全部 カバンに 詰め込んで
広い草原 越えていく

あの子が もしも
涙ぐんでも
白い 渡り鳥が
慰めて くれる

ボクが もしも
心 折れても
大空の 雨粒が
癒して くれる

夏色の街には
妖精たちが 住み
幸せの種を

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