【詩】しんたい
すっかり通り過ぎてから
嗚呼あの電車に乗っておけばよかったと
思う人生かもしれない
ひょっとして僕の人生は
披露する予定もない
Smells Like Teen Spiritを口ずさんでる
そういう人生かもしれない
30、30、30代の身体が
昼に夜にカサカサと音をたてる
こんなに生きてたら
ウンザリしてきやしないか
ここにこうしていることが
お前はどこにいきたいんだ
身体よ
思考は
孤独な最期を想像して
寝汗をかいて飛び起きる
溶けた体に桃を這わせるように
抱きしめる
ここでこうして生きるための輪郭を
明日までに作らなくちゃと
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