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#ノンフィクション
【ノンフィクション】特攻服少女と1825日
「コギャル」「ヤンキー」は何となく想像できるけど、女の不良「スケバン」女だけの暴走族「レディース」がいて、彼女らの専門誌が何万部と売れ、本物のヤンキーたちが修学旅行でディズニーランドに行った帰りに編集部に来て、紙面で総長が「半端にやるぐらいなら学校行きな」と不良をさとす。
こんな時代があったのか!の連続。
少年院から出所してすぐにかつての仲間からリンチにあった、ある少女の事件をきっかけに、レデ
【読書】すっぽん鍋に語彙を失い、追撃の焼きすっぽんで頭のネジが飛ぶ。獣系ワイルド飯テロ【肉とすっぽん】
平松洋子「肉とすっぽん」を読みました。
牛、鴨、鹿、羊、鳩、くじら。動物たちを解体して料理している人たちに取材したルポ。
こういう内容って、どうしても「生き物を殺して食っていいのか」要素が多くなるけど、それがそんなにない。動物たちはみんな与えられた生を全力で動き回り、人間たちは人生をかけて磨いた技術で、臭みをのこさず最高の肉にするため真剣に挑み、それを取材する平松洋子の言葉の選び方は肉の旨さと食肉
【読書感想】コロナに傷つけられない程度の人生のぼくと高校球児「あの夏の正解」
コロナで甲子園が中止になった年に、
死にものぐるいで練習してきた愛媛・済美高校と石川・星稜高校の野球部に取材したルポ。
作者の早見和真さんも元球児で、プロを目指していたが有名選手を見てから自信を失い、ずっとだった。そのせいか、甲子園こそ清々しい青春の舞台!とはとらえてなくて、一歩引いて、野球好きなんだけど甲子園のちょっと異常なかんじもわかっている。
補欠だった経験を小説にして作家になったけれど
【読書記録】「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」自撮り登山で指9本を失った男と、爆笑問題太田の共通点
「自撮り登山家」栗城史多さんは、学校祭の演劇になるとはりきって、脚本も主演もなにもかもやりたがる生徒だった。
1年のときは原始人の話。
2年ではラーメン屋の話。
3年のときは「踊る大捜査線」のパロディをやった。
3年間通して受け持った担任の先生は、これに気づいて大変驚いた。
話が全部続きものになっていたのだ。
3年目に出てきた悪者が1,2年のときの出来事を仕組んでいた。
爆笑問題の太田光が、
【読書】タバコは体に負荷がかかるからトレーニングになる。上原善広「一投に賭ける」
日本人で初めて、投てき種目で世界トップレベルになった男、溝口和洋。
体が壊れる寸前までトレーニングをこなす一方、酒とタバコは欠かさない。いい加減な記者は追いかけて袋叩き。引退後はパチプロになって生活しつつ室伏広治に指導するなど、記録以外が気になる男でもある。
日本スポーツ界の重要人物でありながら、あの人は・・・と敬遠されてきた「人生やり投げ男」が半生を語る、のか?語っていないのか!?
取材内容