想像を超えて壊れているけど思った以上に強い米国-ミニ読書感想「最悪の予感」

マイケル・ルイスさん「最悪の予感」を読んだ。ルイス節と言える圧倒的なストーリーテリング。しかも題材は、目下進行中の米国の新型コロナウイルス対策ときてるので、面白くないはずがない。引き込まれた。 本書の内容には二重に驚かされる。一つは、CDCを筆頭に「優秀」なイメージのある米国の感染症対策が、これほどまでに脆弱で、機能不全で、壊滅的なのだという驚き。にもかかわらず、民間や個人の活躍である程度はリカバリーできてしまうという「強さ」に対する驚きだ。 たとえば、米国でソーシャルデ

スキ
2
+1

『最悪の予感』パンデミックとの戦いを読んで

なかなか収束しない新型コロナウィルスに、先の見えない不安を感じ、専門家と名乗る医師やSNSなどの不明瞭な情報に振り回され、今まで味わったことのない恐怖を感じている人は多いと思う。私も間違えなくその一人である。 コロナ対策に失敗した印象のアメリカだが、コロナ渦になる随分と前から感染症のパンデミックへの備えを熱意をもって研究している人がいたことをこの本で知った。それも無名の保健衛生官や医師、研究者たちが独自にグループを作り、完全に不能になってしまっていたCDCやホワイトハウスの

最悪の予感 マイケルルイス著を読みました。

グレートインフルエンザという本を読んだ2005年当時に大統領だったジョージブッシュが、アメリカはパンデミックに備えないとやばくね?ということで、パンデミック対策計画を作るってとこから始まるので、コロナウイルスについて出てくるのは結構中盤から。 もーとにかく登場人物が多くて、しかも翻訳本特有の文章のわかりにくさと、名前が横文字なので、名前が全然覚えられないんだけど、でも海外ドラマを観ているようにグイグイ読めました。 当時トランプ政権だったことによることで、よりコロナが広がっ

スキ
2
+1

【Voicy#186】おすすめ本「最悪の予感」パンデミックとの戦い

こんにちは、Voicyパーソナリティのエージェントゆきです。このnoteは2021年9月2日のVoicyの音源『同時通訳者の音声ドリームラジオ』の内容をもとに作成したものです。 今日は おすすめ本「最悪の予感」パンデミックとの戦い をお届けします。 このnoteの内容は音声でもお聞きいただけます(Voicyの音声リンク) 「最悪の予感 パンデミックとの戦い」マイケル・ルイス著 「マネーボール」マイケル・ルイス著 詳しくはVoicyから♪ 放送にいただいたコメントで

スキ
7

【読書感想文】マイケル・ルイス『最悪の予感 -パンデミックとの戦い-』

 読み進めていくうちに,ある本が頭に浮かんできました。名著中の名著『失敗の本質』です。学生の頃,ゼミの購読で読んだことを思い出しました。その頃の先生の言葉が今でも記憶に残っています。 「この後,みんなが社会に出て組織で働くようになった時,この本に書かれている考え方を身につけておくことは自らを守ることに繋がります」  社会経験のない学生だった頃は,心に刺さることなく就職し働き始めました。それから,組織で働くこと24年。「組織」の本質を知ることで,自らの立ち位置や立ち回りを俯

スキ
6
+4

金子商会ニュース がんばれ設備店さん 2021年8月号 施工能力の見える化と未来の働き方 他

+1

【Voicy#173】チェスの神童に学ぶ、強い意志を持つ方法

こんにちは、Voicyパーソナリティのエージェントゆきです。このnoteは2021年8月18日のVoicyの音源『同時通訳者の音声ドリームラジオ』の内容をもとに作成したものです。 今日は チェスの神童に学ぶ、強い意志を持つ方法 をお届けします。 このnoteの内容は音声でもお聞きいただけます(Voicyの音声リンク) おすすめ本「習得への情熱 チェスから武術へ」 詳しくはVoicyから♪ 放送にいただいたコメントです💓 2021最新版❣️著書 #音声配信の教科書

スキ
5

「最悪の予感」は伝え方が9割

この本ではパンデミックを山火事にたとえる。 火が出たときに全速力でバケツを抱えて、慌てすぎだろうと笑われても水をかければ「じゅっ」と消える。 みんなが炎を確認したときにはもう遅い。 新型コロナの被害をバッシバシに浴びている最中のアメリカでベストセラーになったノンフィクションだ。 感染症が流行したときのシミュレーションをしていた科学好き親子。 男社会で軽く見られている、聞きなれない職業「保険衛生官」の女性。 医学部を卒業してホワイトハウスに勤めるも、周囲から浮いている男。

スキ
7

<追記>「最悪の予感 パンデミックとの戦い」

前半の「パンデミック対策」を模索するパートでは「感染発見」から「ワクチン接種」までの<間>の感染対策戦略の<発見>(それまでは「ワクチンを待つしかない」という戦略だった)が描かれています。 その最大のポイントは「早期に介入(感染対策を実施)する」。 今回のコロナ対策ではアメリカはそのことに「失敗」するわけですが、振り返ると日本はその点は「成功」したのかもしれません。 ・中国との距離感 ・ダイヤモンドプリンセスでの感染拡大 このことが早い段階での危機感を(政府も国民も)高め

スキ
2
+1

失敗の中に希望を見出す物語:読書録「最悪の予感」

・最悪の予感 パンデミックとの戦い 著者:マイケル・ルイス 訳:中山宥 出版:早川書房(Kindle版) 2021年8月10日現在、コロナウイルスでのアメリカ合衆国における死亡者は「36.9万人」。 この結果から振り返る限り、本書は「失敗の物語」と言えるでしょう。 ただしその「敗戦」の陰で、パンデミックを防ぐべく戦略を練り続けていた人々があり、劣悪な環境の中、現場第一線で事態に取り組み、感染拡大に抗おうとした人々がいる。 その不屈の物語こそが「希望」であり、それらの人々が

スキ
4