鈴麻呂

50代サラリーマン。妻と、19歳の息子、16歳の娘、3歳のマルチーズと一緒に暮らしてま…

鈴麻呂

50代サラリーマン。妻と、19歳の息子、16歳の娘、3歳のマルチーズと一緒に暮らしてます。 大阪府吹田市在住。出身は愛媛(松山)です。

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落としドコロはどうなるのやら:読書録「愚王 勘定侍(八)」

愚王 勘定侍柳生真剣勝負(八) 著者:上田秀人 出版:小学館文庫 前作で、将軍家光の命を受け、謹慎を自ら解いた柳生左門。 この間では、その暴れっぷりと、柳生十兵衛との対決がメインになります 三代将軍徳川家光から柳生左門に届けられた密書。 その恐るべき中身は、「柳生を滅ぼせ」。父・柳生宗矩の策により、愛する家光から引き剥がされ、江戸から遠い柳生の庄に押し込められていた左門は快哉を叫ぶ。 ようやく公方さまの元に帰れると。歓喜のあまりについに乱心、御家の藩士に牙を剥いた左門は悪

    • ビル・ゲイツがたじろぐトコが面白い:ドキュメンタリー「WHAT'S NEXT? ビル・ゲイツと考える未来の展望」

      Netflixオリジナル・ドキュメンタリーシリーズ。 数年前にもゲイツのドキュメンタリーはありましたが、あちらがビル・ゲイツのパーソナリティに焦点を当ててたのに対して、こちらは彼が現在興味を持っている分野についてのドキュメンタリーになってます。 ゲイツ財団の宣伝? まあ、そう言う側面も無きにしも非ずでしょうがw、テーマとして興味深いのを取り上げてるのも確かです。 AIに関しては、ChatGPT4が出た位のタイミングでの収録なんですかね? そこから既にいろいろな機能の向上が

      • #虎に翼

        #第25週 #米津玄師スペシャル 密度の高い1週間。 今週もダイジェストじゃなく、放送の方を見ちゃいました。 基本的には「法の独立」の堅持に苦心する桂馬がブルーパージを実行し、尊属殺人の見直しを時期尚早とするのに対し、「弱いもの、見捨てられたもの守る」法の精神を胸にして主張する寅子・よね・航一たちが描かれてるんですが、そこに涼子さまの決意やら、ついには「美佐江」まで… 「もう一週欲しかった」 みたいなことを脚本の吉田さんがどっかで言ってらっしゃいましたが、「確かにな〜」と

        • ストレートなんだけど、気配りもされている:映画評「武道実務官」

          Netflixオリジナル韓国映画。 性犯罪者等に電子錠を付けるってのは韓国ではスタートしているそうですが、この「武道実務官」ってのもあんのかしらん? 武道とeスポーツが得意な青年ジョンド(キム・ウビン)。 ある夜武道実務官が元犯罪者を逮捕するのを手伝い、保護観察課に勤めるキム・ソンミン(キム・ソンギュン)からスカウトされる。 ある日、 10人以上の女児を暴行したカン・ギジュンという男が出所する。 「武道実務官」と言うのは、保護観察官とチームを組んで出所した元犯罪者のGPS

        落としドコロはどうなるのやら:読書録「愚王 勘定侍(八)」

        • ビル・ゲイツがたじろぐトコが面白い:ドキュメンタリー「WHAT'S NEXT? ビル・ゲイツと考える未来の展望」

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          コメディでホラーでリアルな現実…:読書録「養父母の介護」

          ・養父母の介護 著者:村井理子 出版:新潮新書 翻訳家で滋賀在住の村井さんによる介護報告エッセイ(?)。 村井さんのことは「滋賀でゴールデンリトリバーを飼ってる翻訳家」として知っててw、犬関係の著作を読んだことがあります。 村井さんは日記のようなものを連載されているので、そこから介護関係の記載をピックアップした感じでしょうかね。 義母の認知症が八年前に始まり、義父も五年前に脳梗塞で倒れた。 結婚以来そりが合わなかった姑と舅だが、「私がやらなければ!」と一念発起。仕事と家事

          コメディでホラーでリアルな現実…:読書録「養父母の介護」

          前作と同じやなぁ…と思いつつ、引き込まれちゃいます。:映画評「search/#サーチ2」

          いなくなってしまった娘をネット駆使して探し出す父親を描いた前作 続編は失踪した母親を探す18歳の娘を描いています。 ネットやスマホを駆使するところをパソコンの画面でずっと見せる…と言うスタイルは前作を踏襲していますが、登場人物は全く関係ありません。 ロサンゼルスから遠く離れた場所で行方不明になった母を捜すくデジタルネイティブ世代 \> の高校生ジューン。 検索サイト、代行サービス、SNS... 使い慣れたサイトやアプリを駆使し、 捜索を試みる。 スマホの位置情報、監視カメラ

          前作と同じやなぁ…と思いつつ、引き込まれちゃいます。:映画評「search/#サーチ2」

          ファニーな日本表現は狙いでしょうね:ドラマ評「サニー」

          AppleTVオリジナルTVシリーズ。 近未来の日本/京都を舞台にしたサスペンス・コメディ…って感じかなぁ。 1話30分くらいで、全10話です。 日本の京都に住む、 あるアメリカ人女性の人生が一変。 彼女の夫と息子が不可解な飛行機事故で消息不明となってしまう。 そして、夫の電子機器会社が製造した新型の家庭用ロボット・サニーと暮らすことになる。 (AppleTVより) この主人公のアメリカ人女性をクインシー・ジョーンズの娘ラシダ・ジョーンズが演じています。 日本人と結婚して

          ファニーな日本表現は狙いでしょうね:ドラマ評「サニー」

          #光る君へ第三十五回

          藤式部が書く物語が彰子の心を動かし、藤式部が後押しをする。 …が、いきなりの告白! ヲイヲイ…って感じだけど、結局は純情には敵わないってことかな。 ファイト一発! の御嶽詣。 まひろの夫・宣孝はド派手な衣装で詣ったはずですが、あんな格好で山登りできたんですかねw。 伊周・隆家兄弟のすれ違いもあり、なかなかドラマチックな展開。 そして「不義の子」に突っ込む道長。 気づいてたんちゃうんかい! …もう、気づいたよね?

          #光る君へ第三十五回

          地味なランボー(第1作)?:映画評「レベル・リッジ」

          若手のイギリス人俳優アーロン・ピエールと、懐かしのマイアミ・バイス、ドン・ジョンソン主演のNetflix配信映画。 ドンパチアクション映画を期待して何の気なしに見始めたんですが、予想以上に地味な映画でしたw。 元海兵隊のテリーは、いとこの保釈金を払うために、小さな田舎町を訪れるが、警官に保釈金を差し押さえられてしまう。 不当な差し押さえとテリーは警察署長に訴えるが、警察署長はテリーを欺き、テリーの行動を妨害する。 その裏にはその町に蔓延る汚職の構図があることにテリーは気づく

          地味なランボー(第1作)?:映画評「レベル・リッジ」

          #虎に翼

          #第二十四週 「原爆裁判」が終わり、この朝ドラも最終章に… って、尊属殺人、少年法厳罰化、ブルーパージと、仕掛かりのテーマは少なくない。 どう決着つけてくれるのかなぁ。(史実がどうなったかは分かってるんですが、ドラマとして…ですね) 今週はそれらのテーマを進めつつ、多岐川の死」を大きなトピックとしながら、女性たちの 「地獄の道を歩く」 覚悟を描いていました。 かつて寅子がお母さんに言われたことですね。 その覚悟を断言しながら、一度は諦め、それでも優三の言葉を旨に再び踏み込

          「信念のある政治家」ってのも、それはそれで…:読書録「笑うマトリョーシカ」

          ・笑うマトリョーシカ 著者:早見和真 ナレーター:蒼木智大 出版:文藝春秋(audible 版) テレビドラマ化されていますね。 そっちの方は見てなかったんですが、併せてオーディオブックにaudibleになったので、聞いてみることにしました。 かなり面白かったです。 サマリー 若き総理候補が誰かの操り人形だったら? 人の心の闇に迫るミステリー 有望な若き代議士の周りには彼を操ろうとしている人たちが。ニセモノが総理になっていいのか。 そう感じた女性記者が彼らの闇に迫る。 (

          「信念のある政治家」ってのも、それはそれで…:読書録「笑うマトリョーシカ」

          コレは続編はないかな:ドラマ評「掟上今日子の備忘録」

          映画「ラストマイル」公開後、ファンや脚本の野上亜紀子さんご本人がxでこのドラマの再放送or配信の希望を投稿されておられました。 その影響か、たまたまか分かりませんが、Huluでの配信が最近開始されたので、観てみることにしました。 史上最もキュートな美女探偵、掟上今日子。 ...またの名を「忘却探偵」。 寝てしまうと記憶が1日ごとにリセットされるため、 守秘義務は絶対厳守! どんな事件も1日で解決する最速の探偵! 彼女の体には忘れてはいけない大事なことが常にマジックで書かれて

          コレは続編はないかな:ドラマ評「掟上今日子の備忘録」

          コレ、主人公、倉島じゃないやん:読書録「暁光の街」

          ・暁光の街 公安外事・倉島警部補 著者:今野敏 ナレーター:浅木俊之 出版:文藝春秋(audible 版) 今野敏作品は「隠蔽捜査」シリーズをメインで追っかけながら、気が向いたら他の作品・シリーズも…って感じのお付き合いです。 しかし作品、多いですからねぇ。 で、audible でもフォローしようかな、とチョイスしたのがこのシリーズです。 公安外事・倉島警部補シリーズ。 …でもこの第一作の主人公って、倉島じゃなくて、殺し屋ヴィクトルですよね? サマリー 公安外事・倉島警部

          コレ、主人公、倉島じゃないやん:読書録「暁光の街」

          あ〜、面白かった!話はちょっと分からんけど:ドラマ評「アンブレラ・アカデミー season4」

          人気のNetflixオリジナルSFドラマシリーズの最終シーズン。 今まで10話だったのが、6話ってのはちょっと寂しいですね。 人気が翳った感じもないんですが、やっぱ製作費かなぁ。 妻を復活させるために別次元の世界を呼び込んだ義父・レジナルド。 アンブレラアカデミーのメンバーは能力を失い、新しい世界で自分の居場所を見つけていた。 だが異なる時限の存在を信じる団体キーパーズの策謀に巻き込まれ、アカデミーのメンバーは四度結集して、世界を救おうとする。 このシリーズ、「世界が破滅

          あ〜、面白かった!話はちょっと分からんけど:ドラマ評「アンブレラ・アカデミー season4」

          #光る君へ第三十四回

          興福寺の強訴は、「これくらい?」ってのが個人的感想w。 まあでも歴史的にはこういう流れから朝廷が武士を登用するようになって、そこから武力による権力奪取が…と「鎌倉殿の13人」につながっていくわけですな。 まひろによる彰子教育(?)が始まり、「源氏物語」が朝廷でベストセラーになるのと並行して、現地取材が作品に盛り込まれて行く様子が描かれています。 この時点で仕上がっているのは「空蝉」までかな? この世界線では「桐壺」から順番に書かれているようですから。 そして道長の贈り物(

          #光る君へ第三十四回

          軽くかな…と油断してたら、重量級来ましたw:志の輔らくご in森ノ宮2024

          20240908森ノ宮ピロティホール 妻と来るのは2回目ですかね。「志の輔らくご」 チケット取れて良かった。 お弟子さんの一席の後、「試し酒」と飲みっぷりで魅せる演題で軽く。 …となると仲入り後は大ネタかなと思ったら、またお弟子さん。 4日連続だからな〜今回は軽めでいくのかな?じゃあ、新作落語から… と思ったらガツンと1時間「柳田格之進」をタップリでした。 充実してたな〜。 「柳田格之進」は春に公開された映画「碁盤斬り」の原作で、マクラは志の輔さんの新作落語を原作にした

          軽くかな…と油断してたら、重量級来ましたw:志の輔らくご in森ノ宮2024