鈴麻呂

50代サラリーマン。妻と、19歳の息子、16歳の娘、3歳のマルチーズと一緒に暮らしてま…

鈴麻呂

50代サラリーマン。妻と、19歳の息子、16歳の娘、3歳のマルチーズと一緒に暮らしてます。 大阪府吹田市在住。出身は愛媛(松山)です。

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パラレルワールドものとは思ってなかった(面白かったけど):読書録「ジェリーフィッシュは凍らない 」

・ジェリーフィッシュは凍らない 著者: 市川憂人 ナレーター: 下山吉光、浅井晴美 出版社: 東京創元社(audible版) ちょっとAI関係の方が多かったんで、SFっぽいところから離れてミステリーでもと思ってチョイスした作品。 1983年を舞台にしたパラレルワールドもののSFミステリーでした… いや、面白かったからいいんですけど。 <概要>Amazonより 小型飛行船で起こる、連続殺人の驚愕の真相! 21世紀の『そして誰もいなくなった』と好評を博した、第26

    • う〜ん、「AI」である必要性は薄れてるかも。:読書録「犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー 探偵AI 2」

      ・犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー 探偵AI 2 著者: 早坂啓 出版: 新潮文庫nex(Kindle版) 「AI法廷の弁護士」を読んだときに、 「そういえばAIが探偵役をやってる小説を読んだことがあったなぁ」 と思い出してチェックしてみましたが、これでした。 ほとんど記憶はないんですけど、なかなか面白かったような印象があったので、続編を読んでみることにしました。 <概要>Amazon 探偵AI、敗北!? 賢くて可愛い人工知能〈犯人〉以相(いあ)の、探

      • 自分としても区切りをつけたかったので:読書録「小山田圭吾 炎上の「嘘」」

        ・小山田圭吾 炎上の「嘘」  東京五輪騒動の知られざる真相 著者: 中原一歩 出版: 文藝春秋(Kindle版) どうにもこうにもすっきりしない気持ちが残っていたので、自分自身に一区切りをつけるために読んでみた作品。 いじめの対象となったと言われる人への取材ができていないので、そういう意味では完璧ではないけれども、このタイミングで書かれてものとしては最もバランスが取れていて、丁寧な内容になっていると思います。 (あの炎上の状況を考えると、いじめの対象になった人が取材

        • こういう趣味っぽい話を聞くのってなんか楽しいんですよね:読書録「AIを生んだ100のSF」

          ・AIを生んだ100のSF 著者: 大澤博隆(監修・編)、宮本道人、宮本裕人 (編) ナレーター:デジタルボイス 出版: 早川書房 (Kindle版) AIやAI周りの研究をしている研究者に広くインタビューをして、研究とSF作品について語ってもらった作品。 結局のところ読んできたSF作品と今行っている研究の内容がそれほど密接に関係しているわけではないと言うオチになったようですけどw、それはそれとして、どの研究者もかなりSF作品を読んでいるのは確かですね。 まえがき:科

        パラレルワールドものとは思ってなかった(面白かったけど):読書録「ジェリーフィッシュは凍らない 」

        • う〜ん、「AI」である必要性は薄れてるかも。:読書録「犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー 探偵AI 2」

        • 自分としても区切りをつけたかったので:読書録「小山田圭吾 炎上の「嘘」」

        • こういう趣味っぽい話を聞くのってなんか楽しいんですよね:読書録「AIを生んだ100のSF」

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          AI裁判をハックしまくる変人弁護士の活躍譚…と思ってたら、結構深いとこに…:読書録「AI法廷の弁護士 」

          ・AI法廷の弁護士 著者 竹田人造 出版: 早川書房(Kindle版) これもAIがらみでレコメンドされた本だと思うんですよね。 まぁそれを面白そうと思って買っちゃうあたり、的確なレコメンドってことでしょうか? <概要>Amazonより 複雑化していく訴訟社会にあって人間の代わりにAI裁判官が導入された日本。省コスト化・高速化により訴訟件数は爆増、法曹界は困惑とともにバブルに沸きながらAI法廷を受け入れ始めていた。そんななか、機械と化した法廷を冷徹に分析する男が1

          AI裁判をハックしまくる変人弁護士の活躍譚…と思ってたら、結構深いとこに…:読書録「AI法廷の弁護士 」

          # 光る君へ第二十八回

          中宮定子の逝去。 定子と清少納言の楽しそうなやりとりの後の、予想された悲劇の時。 まあ、やっぱり彼女が桐壺の女御のモデルになるんでしょうね…。 道長の昏倒やら、二人の夫人の対決やら、彰子の立后やら、まひろの教育ママっぷりやら、相変わらずの盛り沢山展開ですが、やっぱ「定子の死」がメインでしょう。今回は。 さて、バチバチの倫子・明子ですが、真の恋敵(まひろ)は意外なところに…。 絡んでくるのかな〜。 そのとき、どんな感じになるんでしょうか?

          # 光る君へ第二十八回

          「なかなかグロいな」と思ったら、レーティングが「16+」でした。:アニメ評「グッド・ナイト・ワールド」

          なんかGPT絡みとか安野さん絡みで「AI」関係の検索とか色々やってたからですかね。 どっかからかこのアニメのレコメンドがされてました。 2022年のNetflixオリジナルアニメ。 VRゲーム「プラネット」で活躍する「赤羽一家」。 彼らはゲーム上の擬似家族なのだが、実は現実社会のおいても「家族」であった。 お互いそのことは知らず、現実社会ではある事件をキッカケに破綻関係にあるのだが、「黒い鳥」と言うゲーム上の謎の存在にまつわる事件によって、「家族」としての存在が揺さぶられる

          「なかなかグロいな」と思ったら、レーティングが「16+」でした。:アニメ評「グッド・ナイト・ワールド」

          楽しんだけど、Z世代の働き方は良く分からなかった。:読書録「令和元年の人生ゲーム」

          ・令和元年の人生ゲーム 著者:麻布競馬場 出版:文藝春秋(Kindle版) 都知事選に出馬した安野貴博さんのパートナーは文藝春秋の編集者らしいです。 応援演説がバリ上手で評判になった彼女が編集した作品のひとつがコレだとか。 前作(この部屋から東京タワーは永遠に見えない)もチョット気になってたので、ちょうどいい機会かなぁと思って読んでみることにしました。 読み終わるまで、直木賞の候補作になってる事は全然知りませんでしたけどw。 <概要:Amazonより> 「人生に、本気に

          楽しんだけど、Z世代の働き方は良く分からなかった。:読書録「令和元年の人生ゲーム」

          リアリティーを感じるかどうかっていうのは読む人によると思うけど、面白いのは確かです:読書録「朽ちないサクラ」

          ・朽ちないサクラ 著者:柚月裕子 ナレーター:音代雪里 出版:徳間文庫(Audible版) 柚月さんの作品は「虎狼の血」シリーズを読まなきゃいけないなぁといつも思うんですけど、なぜか他のシリーズのほうに行っちゃうんですよね。 映画化されたこちらも新しいシリーズになります。 警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!?  警察不祥事のスクープ記事。新聞記者の親友に裏切られた……口止めした泉(いずみ)は愕然とする。情報漏洩の犯人探しで県警内部が揺れる中、親友が遺体

          リアリティーを感じるかどうかっていうのは読む人によると思うけど、面白いのは確かです:読書録「朽ちないサクラ」

          SF…だよね?:読書録「松岡まどか、起業します」

          ・松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記 著者: 安野貴博 出版: 早川書房(Kindle版) 先日の都知事選に出馬した安野貴博さんの小説第2作。 1作目(サーキット・スイッチャー)は応援のつもりで買ったんですが、普通に面白かったんですよねw。 で、2作目は「エンタメ小説家・安野貴博」に期待して購入。 うん。面白かったです。 (安野さんは都知事選出場を決める前に、この作品を書き上げていたようです) <概要>Amazonより 日本有数の大企業・リクディード社のインタ

          SF…だよね?:読書録「松岡まどか、起業します」

          分析としては凄く納得感がある。でも提言は踏み込みが足りないんじゃない?:読書録「検証 大阪維新の会」

          ・検証 大阪維新の会 - 「財政・ポピュリズム」の正体 著者: 吉弘憲介 出版: ちくま新書 (Kindle版) 大阪維新の会については、いろいろな分析評価がされていますが、いまひとつ僕個人としたフィットするものはありませんでした。 それらに比べると、本書はかなりフィットする内容です。 まぁいろいろ言われていますけど、維新の会を批判するのに、イデオロギー(自民党より右とか)や、手法(関西のマスメディアをうまく使っているとか)、特異性(大阪の地域政党で他の地域では

          分析としては凄く納得感がある。でも提言は踏み込みが足りないんじゃない?:読書録「検証 大阪維新の会」

          「百」繋がり?粗忽の世界から地獄落ち:立川談春独演会〜これから〜(7月公演)

          20240717森ノ宮ピロティホール 水曜早帰りで事務所を飛び出し、駅の立ち食い蕎麦をかき込んでから、18時開演に飛び込みました。 会社帰りにゃキツいプログラムですなぁ。 単独の独演会だとネタが大ネタ(芝浜とかね)になりがちで、そうなると談春さんのひとくさりがあるんですが、毎月連続公演なんでネタのバリエーションは幅広くて、その分、解釈少なく、スッと噺に入る感じはあるかな。 いや、あのひとくさりが好きっちゃあ好きなんですけど。 ・粗忽の釘(小春志) ・百川 (仲入り) ・

          「百」繋がり?粗忽の世界から地獄落ち:立川談春独演会〜これから〜(7月公演)

          ぶっ飛んだユーモア小説を期待してたんですが…:読書録「死んだ山田と教室」

          ・死んだ山田と教室 著者:金子玲介 出版:講談社 新聞の書評欄で取り上げられているのを見て、「お、ちょっと面白そうじゃん」と思って購入。 夏休みが終わる直前、山田が死んだ。飲酒運転の車に轢かれたらしい。山田は勉強が出来て、面白くて、誰にでも優しい、二年E組の人気者だった。二学期初日の教室。悲しみに沈むクラスを元気づけようと担任の花浦が席替えを提案したタイミングで教室のスピーカーから山田の声が聞こえてきたーー。教室は騒然となった。山田の魂はどうやらスピーカーに憑依してしま

          ぶっ飛んだユーモア小説を期待してたんですが…:読書録「死んだ山田と教室」

          #光る君へ第二十七回

          都知事選で七夕放送がスキップとなり、 「いやぁ、織姫彦星の再会だったのにな〜」 とか残念に思ってたら、話はもっと先に展開しておりました。 前回、あまりの底の浅さに株価大暴落した宣孝が、一転してまさかのストップ高。 底は浅いが、懐は深いという、摩訶不思議なおっさんでした。 「そなたの産む子は誰の子でも わしの子だ。 一緒に育てよう。 それで、良いではないか。 わしと育てるのは 嫌なのか? (いいえ、そのような…) わしのお前への思いはそのようなことで揺るぎはせぬ。 何が起きよ

          #光る君へ第二十七回

          新しい保守主義というか、先鋭化したリベラルの保守的な修正というか:読書録「訂正する力」

          ・訂正する力 著者:東浩紀 出版:朝日新書(Kindle版) 都知事選で安野貴博さんを東さんが応援しているのを見て、 「そういえば『一般意思2.0』とかで東さんが言ってたネットによる民主主義の可能性みたいなものは今になって現実味を帯びてきたのかもしれないなぁ」 と思って、東さんの最近作として本書読んでみました。 本書自体は、直接的に「一般意思2.0」を受け継ぐような内容ではないですね。 むしろ「ゲンロン戦記」なんかで触れられていたように、東さん自身が経営者としてや

          新しい保守主義というか、先鋭化したリベラルの保守的な修正というか:読書録「訂正する力」

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          Creperie Stand Chandeleu20240714

          Creperie Stand Chandeleu20240714

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