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『最悪の予感』パンデミックとの戦いを読んで

なかなか収束しない新型コロナウィルスに、先の見えない不安を感じ、専門家と名乗る医師やSNSなどの不明瞭な情報に振り回され、今まで味わったことのない恐怖を感じている人は多いと思う。私も間違えなくその一人である。 コロナ対策に失敗した印象のアメリカだが、コロナ渦になる随分と前から感染症のパンデミックへの備えを熱意をもって研究している人がいたことをこの本で知った。それも無名の保健衛生官や医師、研究者たちが独自にグループを作り、完全に不能になってしまっていたCDCやホワイトハウスの

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キーパーソンは3人

私は行動経済学の本を読んで、キーパーソンは3人だと思いました。 ★1人目、ダニエル・カーネマン イスラエル生まれの認知心理学者プリンストン大学。2002年にノーベル経済学賞を受賞。 ★2人目、エイモス・トヴェルスキー イスラエル生まれの認知心理学者。カーネマンと長年共同研究をしていた。(1996年59歳で早世) ★3人目、リチャード・セイラ― 行動経済学者、2017年ノーベル経済学賞受賞。 カーネマンとトヴェルスキーが経済学者でなく、心理学者だったから行動経済学が

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【読書感想文】マイケル・ルイス『最悪の予感 -パンデミックとの戦い-』

 読み進めていくうちに,ある本が頭に浮かんできました。名著中の名著『失敗の本質』です。学生の頃,ゼミの購読で読んだことを思い出しました。その頃の先生の言葉が今でも記憶に残っています。 「この後,みんなが社会に出て組織で働くようになった時,この本に書かれている考え方を身につけておくことは自らを守ることに繋がります」  社会経験のない学生だった頃は,心に刺さることなく就職し働き始めました。それから,組織で働くこと24年。「組織」の本質を知ることで,自らの立ち位置や立ち回りを俯

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たちまち重版決定! 「今年ベストになる予感大」「超タイムリー」「ほんとすごい本」「不謹慎承知でそれはもう面白い」「政治に絶望した方は、本書を読むとかすかな希望を持てる」……マイケル・ルイス『最悪の予感』読者の熱い声

今年7月8日に発売された『最悪の予感 パンデミックとの戦い』(マイケル・ルイス:著、中山宥:訳/早川書房)は、新型ウイルスの感染拡大をいち早く予知し、打開策を必死に模索し続けたヒーローたちの活躍を描いたノンフィクション。この度、早くも重版が決定しました! 感染拡大に歯止めが効かない今、本書に一層の注目が集まっています。 この記事では、いち早く本書を手に取ってくださった方々からの反響のうち「ごく一部」をご紹介します。 本書はノンフィクションでありながら、登場する人物のキャラ

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石戸諭さん「マイケル・ルイスは別格」、入江悠さん「すごいノンフィクション」――『最悪の予感』に熱いコメント続々!

『マネー・ボール』『世紀の空売り』のマイケル・ルイスがコロナ禍を戦った異端のヒーローたちを描き話題を呼んでいる、『最悪の予感 パンデミックとの戦い』(早川書房)。Amazonレビューでも非常に高い評価を得ている本作に、各界の識者たちから熱いコメントが寄せられています。 堅苦しい報告書より、ノンフィクション作家が優れた作品を残しておくことが、失敗を繰り返さないために効果的であることを、本書は教えてくれる。  ――池上 彰(ジャーナリスト、本書解説より) 今、生きている人

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世紀の空売り-世界経済の破綻に賭けた男たち-

アメリカのサブプライムローン問題(日本だとリーマンショック)について、問題を早くから認識しそれを利用して大金を儲けた人たちのノンフィクション作品。著者のマイケル・ルイスさん自体も元米国大手金融機関で働いていた経歴を持つ。本作品は映画にもなっている。自分は映画を見て面白かったのでこちらを読んでみた。(結果映画より面白かった)ただ難しい金融用語などもよく出てくるので理解するにはいちいち調べることも求められる。そういう意味ではあまりお勧めできない本かもしれないが、それでも全くの素人

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「感染症対策におけるアベンジャーズ」「魅力的な異能の人々」と話題沸騰! マイケル・ルイス『最悪の予感』が描くコロナ戦の英雄たち

感染症対策の砦であるはずのCDC(疾病対策センター)が平時の「常識」に囚われ機能不全に陥るなか、独自に行動した英雄たちがいた。 世界健康安全保障指数1位(2019年)のアメリカは、なぜ最大の「コロナ敗戦国」となったのか? 2020年1月。世界が小さな“波”にはほとんど目を向けていなかった一方で、ごく一部の人々はパンデミックを予感し、独自に動き出していた。「何か、もっと大きなものがやってくる……!」 コロナ禍を戦った英雄の素顔とは?グラス親子 2003年に13歳の少女ロ

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【続々重版】機能不全の政府 vs. 異端の医師たち。マイケル・ルイス『最悪の予感 パンデミックとの戦い』冒頭40頁(はじめに・プロローグ・第1章)一挙公開

まったく無関係に生きてきた人々の人生が、コロナ禍により交錯し、危機に立ち向かうーー。当の英雄たちは、それをまだ知らない。 2003年、ニューメキシコ州アルバカーキ。13歳のローラ・グラスが科学研究コンテストのために考案したのは、コロナ禍でいま誰もがみな遂行している「ある方法」だった。 2014年、カリフォルニア州サンタバーバラ郡。保険衛生官のチャリティ・ディーンは特殊な観察眼と実行力をもつが、男性優位の医学界に怒りと無力感を抱えている。そんな彼女が検視官事務所で直面したの

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ソーシャルディスタンスを生んだのは13歳の少女だった! マイケル・ルイス『最悪の予感 パンデミックとの戦い』プロローグ

『マネー・ボール』著者、マイケル・ルイスによるコロナ禍の物語『最悪の予感 パンデミックとの戦い』(中山宥訳)がいよいよ7月8日(木)に刊行されます。刊行に先立ち、本記事では「プロローグ」を全文公開します。コミュニティのなかで病原体はどうやって移動するのか? 感染拡大を遅らせる方法は? 2003年に13歳の少女が科学研究コンテストのために考案したのは、2020年以降のコロナ禍でいま誰もがみな遂行している「ある方法」だった――。 プロローグ グラス越しの景色  13歳のローラ・

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【緊急刊行】世界健康安全保障指数1位のアメリカは、なぜ最大の「コロナ敗戦国」となったのか? マイケル・ルイスが語る、最新作『最悪の予感』に込めたメッセージ

『マネー・ボール』『世紀の空売り』のマイケル・ルイス最新作、『最悪の予感――パンデミックとの戦い』(中山宥訳)が7月8日(木)に緊急刊行。コロナ禍を戦った知られざる英雄たちの姿を通じて、意思決定と危機管理の本質に迫ったノンフィクションです。アメリカでは5月4日の発売直後からニューヨークタイムズ・ベストセラーにランクインし続け、Amazon.comで評価数5300・★4.7という超高得点をマークしています。日本版の刊行に先立ち、本書の「はじめに」を全文公開します。 はじめに 

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