荒木博行

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荒木博行

株式会社学びデザイン代表/ Voicy「荒木博行のbook cafe」マスター/ Podcast「超相対性理論」「馬から学ぶリーダーシップ」パーソナリティ/ 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授/ 『独学の地図』『世界倒産図鑑』『ビジネス書図鑑』等13冊執筆

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私が日々の活動から得ている「人」との出会いを通じた学びを綴っていきます。 ・毎日のように行っている対談(Voicy、Podcast「超相対性理論」、「馬から学ぶリーダーシップ」)の対談を通じて、ここだけで語れる人からの学び ・授業やイベントでの人との接点からの気づき これらの内容を素早いメモ書き的な形で提供します。 VoicyやPodcastリスナーであれば、その内容の裏側を知ることでより楽しめるはずです。

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1粒で3度美味しい? 〜Lily著『カラダをほぐせば、心もゆるむ』ご恵投いただきました

2年ほど前から、ホースコーチングの事業に関わることになり、馬との接点ができてから、「心とカラダ」の関係性について強い関心を持つようになった。 以前もホースコーチングを手掛ける小日向素子さんと友人の渡邉康太郎さんとの対談をnoteに書いたが、「心身一致」というテーマは馬との接点で否が応でも認識させられる話だからだ。 心のありようは、カラダに表れてしまう。 だから、カラダを読み解くことで、心を理解することができる。 そんな意識を今まで以上に持つようになった。 そんな折、僕のV

    • 認識にも言語化にも「サンクコスト」が存在する

      仲の良かった友達といつしか疎遠になってしまう。 そんな寂しい経験の記憶は誰にでもあるだろう。 僕も少し前にそういう経験をした。そのことを思い出すたびに、いまだに胸の奥が痛む。 その経験を改めて振り返ってみると、僕はその人の微妙な変化を認識していなかったことに気づく。 その人の名前を竹内さんとしよう。(今電車内にいるのだが、ちょうど車内広告の竹内涼真さんのスーモの広告が目に止まった) 僕は竹内さんとのそれまでの関係性の中で、作り上げてきた「竹内さん像」というものがある。 そ

      • 独学日記:4/1〜4/15

        僕の友達の谷川嘉浩さんが、noteのメンバーシップで日記を書いている。特に中身があるわけではないが(失礼w)、友達が何をして何を考えているのかを知ることはとても楽しいということに気づいた。しかも、毎日書くのではなく、適度に歯抜けなユルさも良い感じだ。何せ、タイトルが日記4/1〜と言っておきながら、初日は4/4からスタートするのだから(笑) 僕の日記に果たして需要があるのかわからないが、友人の影響を素直に受けて、「谷川もすなる日記というものを、荒木もしてみむとてするなり。」

        • 「心身一致」の謎解き 〜超相対性理論『リーダーシップの教科書』刊行記念イベント会

          Takramのコンテクスト・デザイナーである渡邉康太郎さんと一緒にやっている超相対性理論の最新シリーズが公開された。 https://open.spotify.com/episode/6GNmN1AA91DDt2g73XhT3y?si=oy9gfZKoRGapkySeZh7ydg 今回は、『リーダーシップの教科書』刊行記念イベント会を兼ねた収録ということで、先日青山ブックセンターで開催された本書の著者である小日向素子さんをゲストに迎えた公開対話だった。 全3回、合計約9

        1粒で3度美味しい? 〜Lily著『カラダをほぐせば、心もゆるむ』ご恵投いただきました

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          認識にも言語化にも「サンクコスト」が存在する

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          仲の良かった友達といつしか疎遠になってしまう。 そんな寂しい経験の記憶は誰にでもあるだろう。 僕も少し前にそういう経験をした。そのことを思い出すたびに、いまだに胸の奥が痛む。 その経験を改めて振り返ってみると、僕はその人の微妙な変化を認識していなかったことに気づく。 その人の名前を竹内さんとしよう。(今電車内にいるのだが、ちょうど車内広告の竹内涼真さんのスーモの広告が目に止まった) 僕は竹内さんとのそれまでの関係性の中で、作り上げてきた「竹内さん像」というものがある。 そ

          認識にも言語化にも「サンクコスト」が存在する

          独学日記:4/1〜4/15

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          僕の友達の谷川嘉浩さんが、noteのメンバーシップで日記を書いている。特に中身があるわけではないが(失礼w)、友達が何をして何を考えているのかを知ることはとても楽しいということに気づいた。しかも、毎日書くのではなく、適度に歯抜けなユルさも良い感じだ。何せ、タイトルが日記4/1〜と言っておきながら、初日は4/4からスタートするのだから(笑) 僕の日記に果たして需要があるのかわからないが、友人の影響を素直に受けて、「谷川もすなる日記というものを、荒木もしてみむとてするなり。」

          独学日記:4/1〜4/15

          他人のウソに敏感になるにはどうすべきか?

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          先日、小説家の真山仁さんと共催の私塾「正疑塾」を開講した。 各回とも真山さんの本をテーマにして、真山さん交えて、少人数で膝突き合わせて語り合うスタイルの塾だ。 初日は出たばかりの『疑う力』を使った。この本を使って、いかに情報を鵜呑みにせずに、情報を咀嚼できるかが大きな論点だ。 ファンならご存知の通り、真山さんは執筆のために膨大な取材を行い、政治家やメディアが語るそれらしい言説の裏側にある生々しい現実をストーリーに乗せて届けてくれる。 あの歴史的事実として決着したはずのロッ

          他人のウソに敏感になるにはどうすべきか?

          焦りながら何かをやると、やっていることを嫌いになる、の法則

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          子育てをしていた時に、よく焦っていたことがある。 それは、「X歳までに〜を習得しないとヤバい」という雑誌やSNSでまことしやかに語られるメッセージだ。 たとえば、語学習得だとか音楽的センスだとか、もしくは運動能力や読書習慣なども語られていたような気がする。 何事も幼少期からやっていた方がいい…らしい。 その情報に触れて、僕たちは目の前にいる子どもを見る。 時間は不可逆的だ。 この瞬間にも、この子の重要な時間は流れていく。 そして、お隣のあの子も、友達のあの子もやり始めたら

          焦りながら何かをやると、やっていることを嫌いになる、の法則

          「特殊読書」という悪趣味なルーティン

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          「特殊読書」という読書法があるのをご存知だろうか? これは楠木建さんがさまざまな本やメディアで紹介している面白い方法だ。 一言で言えば、敢えて嫌な気分を味わうための読書である。 以下、楠木さんの言葉を引用しておこう。 「怖いもの見たさ」ではなく、「嫌いなもの見たさ」というのだろうか。わざわざ苦手な主張を覗きにいき、「やっぱり嫌いだ〜」と思う。何とも悪趣味なルーティンだ(笑) しかし、実は僕もこれに似たことをよくやる。 本のみならず、FacebookやXなどで「苦手だ!」と

          「特殊読書」という悪趣味なルーティン

          複雑なことを複雑だと理解する重要さ 〜「絶望の谷」へようこそ

          「スタンダードプラン」に参加すると最後まで読めます

          国際紛争研究者である上杉勇司さんと対談する機会をいただいた。上杉さんが書かれた『紛争地の歩き方』をベースにしたVoicy対談だ。 この『紛争地の歩き方』は僕にとってとても印象的な本であり、そして学びの多い対談となった。 特に自分に残ったのは、対談後の上杉さんとのDMでのやりとりだ。 上杉さんは、「複雑なことをわかりやすく伝えることが使命なのに、複雑なんだというだけで終わってしまったと反省している」と仰っていた。 しかし、僕の印象は真逆だった。 僕はこの対談を経て、自分

          複雑なことを複雑だと理解する重要さ 〜「絶望の谷」へようこそ

        記事

          真剣勝負で生み出された良質な副産物 〜池田昌人著『仕事は1枚の表にまとめなさい。』ご恵投いただきました

          真剣勝負は、良質な副産物を生み出す。 僕が人に教えるスキルを身につけたきっかけは、30代後半の時だ。 自分の倍以上のビジネス経験がある猛者たちに対して、経営について教えなくてはならない…という無茶な場を与えられたことに遡る。 とてもじゃないが僕が教えられることはない。 開き直った僕は、僕から何かを伝えることを放棄し、教えてもらうことに専念することにした。 彼ら・彼女らの経験を伺い、それをまとめて整理・構造化することでバリューを出すことに決めたのだ。 この修羅場体験は、僕

          真剣勝負で生み出された良質な副産物 〜池田昌人著『仕事は1枚の表にまとめなさい。』ご恵投いただきました

          他人のウソに敏感になるにはどうすべきか?

          先日、小説家の真山仁さんと共催の私塾「正疑塾」を開講した。 各回とも真山さんの本をテーマにして、真山さん交えて、少人数で膝突き合わせて語り合うスタイルの塾だ。 初日は出たばかりの『疑う力』を使った。この本を使って、いかに情報を鵜呑みにせずに、情報を咀嚼できるかが大きな論点だ。 ファンならご存知の通り、真山さんは執筆のために膨大な取材を行い、政治家やメディアが語るそれらしい言説の裏側にある生々しい現実をストーリーに乗せて届けてくれる。 あの歴史的事実として決着したはずのロッ

          他人のウソに敏感になるにはどうすべきか?

          狂気溢れる書籍 〜高橋浩一著『営業の科学』ご恵投いただきました

          物事には「バランス」とか「ほどほど」というものがある。 運動することは体にいいことはみんな同意するだろうが、バランスを欠いた「運動しすぎ」になると話は別だ。 たとえば、『イーロン・マスク』に描かれているマスクの姿は、明らかにバランスを欠いている。 高い目標を掲げてギャップを作り、そこにチャレンジしていくことの重要性はみんなわかるはずだ。しかし、あの本に描かれているマスクの行動はもはや狂気だ。 できもしないレベルの目標を掲げ、自分もそのそのプレッシャーに押し潰されそうにな

          狂気溢れる書籍 〜高橋浩一著『営業の科学』ご恵投いただきました

          NewsPicks #OFFRECO. に出たらしい

          NewsPicksの番組、#OFFRECO.に出たらしいです。 出たらしい、というのは、今の自分のビミョーな心境を表しています。 収録は随分前だったのでもう何を話したのか覚えていないのですが、大したこと言ってないことだけは確かです。 こういう自分がイマイチだった自覚のある収録を告知するのってなかなか難しいですね。 見てくれ!みたいなことを言うのを躊躇する…(笑) まあそんなしょうもない自意識は置いといて、「マナー」や「処世術」に関して考える良い機会だと思いますし、平林さん

          NewsPicks #OFFRECO. に出たらしい

          問いの「魔の山」を登ろう/鳥潟幸志著『問いの設定力』ご恵投いただきました

          ここにきて最近思うことがある。 小学校の時に一番大事な課題は、「夏休みの自由研究」だったんじゃないかと。 自分が本を書く時もそうだし、新規事業を考える時も、何か社内での企画を起案する時も、はたまた学生の起業アイデアについての壁打ちをする際ですら、全てにおいてこの「夏休みの自由研究」の延長なのだ。 自由研究においては、まず大雑把なテーマがあり、その中で問いの設定をしてから、その問いに対してどんなアプローチで答えを出すのかという枠組みを決める。 そして実際に手足を動かして調べ

          問いの「魔の山」を登ろう/鳥潟幸志著『問いの設定力』ご恵投いただきました

          焦りながら何かをやると、やっていることを嫌いになる、の法則

          子育てをしていた時に、よく焦っていたことがある。 それは、「X歳までに〜を習得しないとヤバい」という雑誌やSNSでまことしやかに語られるメッセージだ。 たとえば、語学習得だとか音楽的センスだとか、もしくは運動能力や読書習慣なども語られていたような気がする。 何事も幼少期からやっていた方がいい…らしい。 その情報に触れて、僕たちは目の前にいる子どもを見る。 時間は不可逆的だ。 この瞬間にも、この子の重要な時間は流れていく。 そして、お隣のあの子も、友達のあの子もやり始めたら

          焦りながら何かをやると、やっていることを嫌いになる、の法則

          『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』谷川嘉浩著 ご恵投いただきました

          先日、古巣の会社からイベントでお招きいただく機会があり、登壇してきた。 その後、懇親会があったのだが、当時の同期(現在はもうお偉いさん)から、 「お前、うちに戻ってこない?歓迎するよ」 という言葉をもらった。もちろん、会話の流れの冗談だ。 そいつも僕が戻ってくるなんて思ってないし、戻るなんて言われても困ってしまうだろう。 だから、「いやいや、無理だって」と軽く返したところ、相手から結構本気な顔で「なんで無理なの?いい金払うよ」とこれまた冗談まじりに言われた。 もちろん

          『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』谷川嘉浩著 ご恵投いただきました

          「特殊読書」という悪趣味なルーティン

          「特殊読書」という読書法があるのをご存知だろうか? これは楠木建さんがさまざまな本やメディアで紹介している面白い方法だ。 一言で言えば、敢えて嫌な気分を味わうための読書である。 以下、楠木さんの言葉を引用しておこう。 「怖いもの見たさ」ではなく、「嫌いなもの見たさ」というのだろうか。わざわざ苦手な主張を覗きにいき、「やっぱり嫌いだ〜」と思う。何とも悪趣味なルーティンだ(笑) しかし、実は僕もこれに似たことをよくやる。 本のみならず、FacebookやXなどで「苦手だ!」と

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          複雑なことを複雑だと理解する重要さ 〜「絶望の谷」へようこそ

          国際紛争研究者である上杉勇司さんと対談する機会をいただいた。上杉さんが書かれた『紛争地の歩き方』をベースにしたVoicy対談だ。 この『紛争地の歩き方』は僕にとってとても印象的な本であり、そして学びの多い対談となった。 特に自分に残ったのは、対談後の上杉さんとのDMでのやりとりだ。 上杉さんは、「複雑なことをわかりやすく伝えることが使命なのに、複雑なんだというだけで終わってしまったと反省している」と仰っていた。 しかし、僕の印象は真逆だった。 僕はこの対談を経て、自分

          複雑なことを複雑だと理解する重要さ 〜「絶望の谷」へようこそ

          ビジネス「以外」を考える作法〜『Ambitions Vol.4』ご恵投いただきました

          Alpha Drive Magazine『Ambitions Vol.4』をご恵投いただきました。 今回のタイトルは ビジネス「以外」の話をしよう、というもの。 良い着眼ですよね。大好きなテーマです。 このビジネス「以外」のことに向き合うときに、個人的に大事にしていることがあります。 それは、ビジネスを「主」、ビジネス以外を「従」という関係性に置かないことです。 別の言い方をすれば、ビジネスを伸ばすことを「目的」に、ビジネス以外を「手段」として取り扱わないということ。

          ビジネス「以外」を考える作法〜『Ambitions Vol.4』ご恵投いただきました

          人を動かすには、信頼残高が必要だという話。

          そういえば、先日、とある会社の役員会議に参加した時のことだ。 という役員の愚痴っぽい発言を聞く機会があった。 「大事なことはロジックを超えたところにある」というのはその通りと思う。 そして、おそらくそのメンバーたちもそれは理解しているはずだ。 では、なぜそのメンバーたちがロジックにこだわっているのか? それは、その役員に問題がある。 その役員は、「ロジック以上の何か」を持っていないからだ。 ちょっと話は変わるが、この4月で僕は武蔵野大学アントレプレナーシップの教員生

          人を動かすには、信頼残高が必要だという話。

          『英文 詳説 日本史 Japanese History for High School』ご恵投いただきました

          山川出版社の高校生向け日本史教科書『詳説 日本史』の英訳版『英文 詳説 日本史』をご恵投いただきました。 いや、これよく翻訳したなと思う。 機械的な翻訳ではなくて、歴史的な意味を踏まえての翻訳ですよ。 たとえば、「小牧・長久手の戦い」は”Battle of Komaki and Nagakute”だけど、「石山合戦」は”Ishiyama War”だし、「小田原合戦」は”Siege of Odawara”になってる。 戦いのニュアンスを踏まえて、適切な言葉を置いているんです

          『英文 詳説 日本史 Japanese History for High School』ご恵投いただきました