荒木博行

株式会社学びデザイン代表/ Voicy「荒木博行のbook cafe」マスター/ Po…

荒木博行

株式会社学びデザイン代表/ Voicy「荒木博行のbook cafe」マスター/ Podcast「超相対性理論」「馬から学ぶリーダーシップ」パーソナリティ/ 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授/ 『独学の地図』『世界倒産図鑑』『ビジネス書図鑑』等13冊執筆

メンバーシップに加入する

私が日々の活動から得ている「人」との出会いを通じた学びを綴っていきます。 ・毎日のように行っている対談(Voicy、Podcast「超相対性理論」、「馬から学ぶリーダーシップ」)の対談を通じて、ここだけで語れる人からの学び ・授業やイベントでの人との接点からの気づき これらの内容を素早いメモ書き的な形で提供します。 VoicyやPodcastリスナーであれば、その内容の裏側を知ることでより楽しめるはずです。

  • スタンダードプラン

    ¥1,000 / 月
    初月無料

マガジン

  • ご恵投の部屋

    著者や出版社からご恵投いただきました本を(未読の段階で)紹介していく部屋です。

  • メディア登場の部屋

    各種メディアに登場したことを振り返ったり告知したりする部屋です

記事一覧

独学日記:4/16〜4/30

4月もあっという間に終わってしまいましたね。4月後半の日記です!

荒木博行
2日前
15

歴史をケースメソッドとして捉える/『世界の転換期を知る11章』ご恵投いただきました

かつて、ビジネススクールで「経営戦略」について教えていた時があった。 そこでは、かつてハーバードビジネススクールが開発したケースメソッドという教育手法を採用して…

荒木博行
2日前
15

NOBETECH MAGAZINE(ノビテクマガジン) Vol.40にインタビューが掲載されました

ノビテクマガジンのVol.40に、5ページにわたるインタビューを掲載いただきました。ありがとうございます! 今号の特集は「何を学び何を活かす」で、表紙は我らがVoicyの緒…

荒木博行
4日前
14

リーダーシップに混じる「不純物」の話

先日、名著である金井先生、野田先生の共著『リーダーシップの旅』の読書会研修のファシリテーターを務めた。 もはや改めて紹介する必要もない名著だと思う。ページをめく…

荒木博行
4日前
20

ターゲットは全人類 〜鈴木奈津美(なつみっくす)著『I型さんのための100のスキル』ご恵投いただきました

「I型さん」というのは、性格診断テストのMBTIにおける「内向型」を表す言葉らしい。 以前僕も受けたことがあるが、バリバリのI型だった記憶がある。 僕を知っている人は…

荒木博行
6日前
50

『いまを生きる』に学ぶ「ざらついた言葉」を引き出す3つのポイント

谷川さんとの対談で残った「ざらついた言葉」というワード先日、Brain PadのCHROの西田さんが主催する次世代リーダー育成塾の初日に登壇する機会があった。友人である哲学…

荒木博行
8日前
18

1粒で3度美味しい? 〜Lily著『カラダをほぐせば、心もゆるむ』ご恵投いただきました

2年ほど前から、ホースコーチングの事業に関わることになり、馬との接点ができてから、「心とカラダ」の関係性について強い関心を持つようになった。 以前もホースコーチン…

荒木博行
11日前
13

認識にも言語化にも「サンクコスト」が存在する

仲の良かった友達といつしか疎遠になってしまう。 そんな寂しい経験の記憶は誰にでもあるだろう。 僕も少し前にそういう経験をした。そのことを思い出すたびに、いまだに胸…

荒木博行
11日前
15

独学日記:4/1〜4/15

僕の友達の谷川嘉浩さんが、noteのメンバーシップで日記を書いている。特に中身があるわけではないが(失礼w)、友達が何をして何を考えているのかを知ることはとても楽し…

荒木博行
11日前
22

「心身一致」の謎解き 〜超相対性理論『リーダーシップの教科書』刊行記念イベント会

Takramのコンテクスト・デザイナーである渡邉康太郎さんと一緒にやっている超相対性理論の最新シリーズが公開された。 https://open.spotify.com/episode/6GNmN1AA91DDt2g

荒木博行
2週間前
26

真剣勝負で生み出された良質な副産物 〜池田昌人著『仕事は1枚の表にまとめなさい。』ご恵投いただきました

真剣勝負は、良質な副産物を生み出す。 僕が人に教えるスキルを身につけたきっかけは、30代後半の時だ。 自分の倍以上のビジネス経験がある猛者たちに対して、経営につい…

荒木博行
2週間前
9

他人のウソに敏感になるにはどうすべきか?

先日、小説家の真山仁さんと共催の私塾「正疑塾」を開講した。 各回とも真山さんの本をテーマにして、真山さん交えて、少人数で膝突き合わせて語り合うスタイルの塾だ。 …

荒木博行
2週間前
21

狂気溢れる書籍 〜高橋浩一著『営業の科学』ご恵投いただきました

物事には「バランス」とか「ほどほど」というものがある。 運動することは体にいいことはみんな同意するだろうが、バランスを欠いた「運動しすぎ」になると話は別だ。 た…

荒木博行
3週間前
18

NewsPicks #OFFRECO. に出たらしい

NewsPicksの番組、#OFFRECO.に出たらしいです。 出たらしい、というのは、今の自分のビミョーな心境を表しています。 収録は随分前だったのでもう何を話したのか覚えてい…

荒木博行
3週間前
8

問いの「魔の山」を登ろう/鳥潟幸志著『問いの設定力』ご恵投いただきました

ここにきて最近思うことがある。 小学校の時に一番大事な課題は、「夏休みの自由研究」だったんじゃないかと。 自分が本を書く時もそうだし、新規事業を考える時も、何か…

荒木博行
3週間前
34

焦りながら何かをやると、やっていることを嫌いになる、の法則

子育てをしていた時に、よく焦っていたことがある。 それは、「X歳までに〜を習得しないとヤバい」という雑誌やSNSでまことしやかに語られるメッセージだ。 たとえば、語…

荒木博行
3週間前
43
独学日記:4/16〜4/30

独学日記:4/16〜4/30

4月もあっという間に終わってしまいましたね。4月後半の日記です!

歴史をケースメソッドとして捉える/『世界の転換期を知る11章』ご恵投いただきました

歴史をケースメソッドとして捉える/『世界の転換期を知る11章』ご恵投いただきました

かつて、ビジネススクールで「経営戦略」について教えていた時があった。
そこでは、かつてハーバードビジネススクールが開発したケースメソッドという教育手法を採用していた。
(ちなみに、ケースメソッドは1921年に開発されたらしく、100年以上の歴史を持つらしい。その歴史や特徴をHBSの第10代学長だったニティン・ノーリアが説明してくれている)

https://dhbr.diamond.jp/arti

もっとみる
NOBETECH MAGAZINE(ノビテクマガジン) Vol.40にインタビューが掲載されました

NOBETECH MAGAZINE(ノビテクマガジン) Vol.40にインタビューが掲載されました

ノビテクマガジンのVol.40に、5ページにわたるインタビューを掲載いただきました。ありがとうございます!

今号の特集は「何を学び何を活かす」で、表紙は我らがVoicyの緒方さん。

その中で、僕は『「学び続ける生涯」を歩むため何を大切にすべきだろうか』というタイトルでお話をさせていただきました。

当日はとても楽しいインタビューで、いろいろ面白おかしく話したのですが、記事なるとピシッとしまった

もっとみる
リーダーシップに混じる「不純物」の話

リーダーシップに混じる「不純物」の話

先日、名著である金井先生、野田先生の共著『リーダーシップの旅』の読書会研修のファシリテーターを務めた。

もはや改めて紹介する必要もない名著だと思う。ページをめくるたびに、メモをしたくなる金言に溢れているのだ。
金言だらけだから、忘れているところもあり、いつ読んでも新しい発見がある。
今回もそんな読書体験だった。

そして、今回の読書会で一人の参加者が注目したのが、「リーダーの不純物」というくだり

もっとみる
ターゲットは全人類 〜鈴木奈津美(なつみっくす)著『I型さんのための100のスキル』ご恵投いただきました

ターゲットは全人類 〜鈴木奈津美(なつみっくす)著『I型さんのための100のスキル』ご恵投いただきました

「I型さん」というのは、性格診断テストのMBTIにおける「内向型」を表す言葉らしい。
以前僕も受けたことがあるが、バリバリのI型だった記憶がある。

僕を知っている人は、僕がいかに内向的か知っているはずだ。大人数の場所は嫌いだし、何かをいきなりすることはなくて、やる前には入念に考える。
「とにかく動け!」というメッセージは理解できるものの、自分は「動く前に考えろや!」と言いたくなる。

もちろん、

もっとみる
『いまを生きる』に学ぶ「ざらついた言葉」を引き出す3つのポイント

『いまを生きる』に学ぶ「ざらついた言葉」を引き出す3つのポイント

谷川さんとの対談で残った「ざらついた言葉」というワード先日、Brain PadのCHROの西田さんが主催する次世代リーダー育成塾の初日に登壇する機会があった。友人である哲学者の谷川嘉浩さんとの対談セッションだ。

その時に谷川さんから出てきた「ざらついた言葉」という単語が講演後にもなぜか深く印象に残っていた。

プレゼンが上手いのに、上手すぎてなぜか残らない話というものがある。
言い淀みのない流暢

もっとみる
1粒で3度美味しい? 〜Lily著『カラダをほぐせば、心もゆるむ』ご恵投いただきました

1粒で3度美味しい? 〜Lily著『カラダをほぐせば、心もゆるむ』ご恵投いただきました

2年ほど前から、ホースコーチングの事業に関わることになり、馬との接点ができてから、「心とカラダ」の関係性について強い関心を持つようになった。
以前もホースコーチングを手掛ける小日向素子さんと友人の渡邉康太郎さんとの対談をnoteに書いたが、「心身一致」というテーマは馬との接点で否が応でも認識させられる話だからだ。

心のありようは、カラダに表れてしまう。
だから、カラダを読み解くことで、心を理解す

もっとみる
認識にも言語化にも「サンクコスト」が存在する

認識にも言語化にも「サンクコスト」が存在する

仲の良かった友達といつしか疎遠になってしまう。
そんな寂しい経験の記憶は誰にでもあるだろう。
僕も少し前にそういう経験をした。そのことを思い出すたびに、いまだに胸の奥が痛む。
その経験を改めて振り返ってみると、僕はその人の微妙な変化を認識していなかったことに気づく。

その人の名前を竹内さんとしよう。(今電車内にいるのだが、ちょうど車内広告の竹内涼真さんのスーモの広告が目に止まった)

僕は竹内さ

もっとみる
独学日記:4/1〜4/15

独学日記:4/1〜4/15

僕の友達の谷川嘉浩さんが、noteのメンバーシップで日記を書いている。特に中身があるわけではないが(失礼w)、友達が何をして何を考えているのかを知ることはとても楽しいということに気づいた。しかも、毎日書くのではなく、適度に歯抜けなユルさも良い感じだ。何せ、タイトルが日記4/1〜と言っておきながら、初日は4/4からスタートするのだから(笑)
僕の日記に果たして需要があるのかわからないが、友人の影響を

もっとみる
「心身一致」の謎解き 〜超相対性理論『リーダーシップの教科書』刊行記念イベント会

「心身一致」の謎解き 〜超相対性理論『リーダーシップの教科書』刊行記念イベント会

Takramのコンテクスト・デザイナーである渡邉康太郎さんと一緒にやっている超相対性理論の最新シリーズが公開された。

https://open.spotify.com/episode/6GNmN1AA91DDt2g73XhT3y?si=oy9gfZKoRGapkySeZh7ydg

今回は、『リーダーシップの教科書』刊行記念イベント会を兼ねた収録ということで、先日青山ブックセンターで開催された本

もっとみる
真剣勝負で生み出された良質な副産物 〜池田昌人著『仕事は1枚の表にまとめなさい。』ご恵投いただきました

真剣勝負で生み出された良質な副産物 〜池田昌人著『仕事は1枚の表にまとめなさい。』ご恵投いただきました

真剣勝負は、良質な副産物を生み出す。

僕が人に教えるスキルを身につけたきっかけは、30代後半の時だ。
自分の倍以上のビジネス経験がある猛者たちに対して、経営について教えなくてはならない…という無茶な場を与えられたことに遡る。

とてもじゃないが僕が教えられることはない。
開き直った僕は、僕から何かを伝えることを放棄し、教えてもらうことに専念することにした。
彼ら・彼女らの経験を伺い、それをまとめ

もっとみる
他人のウソに敏感になるにはどうすべきか?

他人のウソに敏感になるにはどうすべきか?

先日、小説家の真山仁さんと共催の私塾「正疑塾」を開講した。
各回とも真山さんの本をテーマにして、真山さん交えて、少人数で膝突き合わせて語り合うスタイルの塾だ。

初日は出たばかりの『疑う力』を使った。この本を使って、いかに情報を鵜呑みにせずに、情報を咀嚼できるかが大きな論点だ。

ファンならご存知の通り、真山さんは執筆のために膨大な取材を行い、政治家やメディアが語るそれらしい言説の裏側にある生々し

もっとみる
狂気溢れる書籍 〜高橋浩一著『営業の科学』ご恵投いただきました

狂気溢れる書籍 〜高橋浩一著『営業の科学』ご恵投いただきました

物事には「バランス」とか「ほどほど」というものがある。

運動することは体にいいことはみんな同意するだろうが、バランスを欠いた「運動しすぎ」になると話は別だ。

たとえば、『イーロン・マスク』に描かれているマスクの姿は、明らかにバランスを欠いている。

高い目標を掲げてギャップを作り、そこにチャレンジしていくことの重要性はみんなわかるはずだ。しかし、あの本に描かれているマスクの行動はもはや狂気だ。

もっとみる
NewsPicks #OFFRECO. に出たらしい

NewsPicks #OFFRECO. に出たらしい

NewsPicksの番組、#OFFRECO.に出たらしいです。

出たらしい、というのは、今の自分のビミョーな心境を表しています。
収録は随分前だったのでもう何を話したのか覚えていないのですが、大したこと言ってないことだけは確かです。
こういう自分がイマイチだった自覚のある収録を告知するのってなかなか難しいですね。
見てくれ!みたいなことを言うのを躊躇する…(笑)

まあそんなしょうもない自意識は

もっとみる
問いの「魔の山」を登ろう/鳥潟幸志著『問いの設定力』ご恵投いただきました

問いの「魔の山」を登ろう/鳥潟幸志著『問いの設定力』ご恵投いただきました

ここにきて最近思うことがある。
小学校の時に一番大事な課題は、「夏休みの自由研究」だったんじゃないかと。

自分が本を書く時もそうだし、新規事業を考える時も、何か社内での企画を起案する時も、はたまた学生の起業アイデアについての壁打ちをする際ですら、全てにおいてこの「夏休みの自由研究」の延長なのだ。

自由研究においては、まず大雑把なテーマがあり、その中で問いの設定をしてから、その問いに対してどんな

もっとみる
焦りながら何かをやると、やっていることを嫌いになる、の法則

焦りながら何かをやると、やっていることを嫌いになる、の法則

子育てをしていた時に、よく焦っていたことがある。
それは、「X歳までに〜を習得しないとヤバい」という雑誌やSNSでまことしやかに語られるメッセージだ。

たとえば、語学習得だとか音楽的センスだとか、もしくは運動能力や読書習慣なども語られていたような気がする。
何事も幼少期からやっていた方がいい…らしい。

その情報に触れて、僕たちは目の前にいる子どもを見る。
時間は不可逆的だ。
この瞬間にも、この

もっとみる