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認識にも言語化にも「サンクコスト」が存在する

仲の良かった友達といつしか疎遠になってしまう。
そんな寂しい経験の記憶は誰にでもあるだろう。
僕も少し前にそういう経験をした。そのことを思い出すたびに、いまだに胸の奥が痛む。
その経験を改めて振り返ってみると、僕はその人の微妙な変化を認識していなかったことに気づく。

その人の名前を竹内さんとしよう。(今電車内にいるのだが、ちょうど車内広告の竹内涼真さんのスーモの広告が目に止まった)

僕は竹内さんとのそれまでの関係性の中で、作り上げてきた「竹内さん像」というものがある。
その像は、過去の接点をベースにして、大まかなキャラクターイメージや、こういう時にはこういう反応をしやすいなど、いろんな認識が統合されている。
そして、一旦その人物像が出来上がると、完成品となり、そこからはあまり像が改まることがない。
時間をかけて作った像だから、いちいちアップデートするのが面倒なのだ。

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