南ミツヒロ

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  • SF、読書のよろこびマガジン

    大人になってからSFの楽しみを知った人の記録。本が好き、ゲーム興味ないかたはここで。

  • 超人女子戦士!

    Vtuber・バーチャルユーチューバー・超人女子戦士ガリベンガーV・ヤマトイオリなどの記事である!

  • おすすめ記事・レビュー

    ここを読んでいっこも興味がわかなければ、残念ながらぼくはあなたにとって価値がない。

  • ゲームプレイ日記

    ゲームの話です。PS4、セガサターンなど。プレイしたその時その時の気持ちを書いてくよ!

最近の記事

ブックオフで買った、デカいあしたのジョー

110円で、運動部の弁当箱ぐらいデカい「あしたのジョー」を買った。 「まんがを読んでる!!」って感じがする。 冬場にあったかい蕎麦をすすりながら太宰治の文庫本読んでたときは 「小説を読んでる!!」って感じがしてた。内容うんぬんの前にシチュエーションに満足していた。 「あしたのジョー」は、力石って人が減量中にリンゴ食べるところと、死んだときは実際にお葬式があったこと、さいごに真っ白に燃え尽きたのは知っている。さんざんパロディーにされたのを見てきた。 「あしたのジョー」ので

    • メンバーが欠けたバンドには色気がある

      フジファブリックは昔聞いていた。 たまたま最近レンタル落ちのCDを買いなおしたら興味が再燃したけど、それほど熱心なリスナーでもない。 YouTubeは蚊みたいに人の趣味をかぎつけてくるから、似た作風のバンドでお薦め欄があふれた。 フジファブリック、俺が聞かないあいだも作ってたんだなあ、自分にとっての空白期間が埋まっていく感じが面白いなあ、と思っていたらグレイプバインというもっと技巧派のバンドも薦めてきた。 この人たちは佳作100曲、ミリオンセラー0曲のバンドで、フジと同じで

      • 今年モナリザに逢うVtuber

        Vtuber儒烏風亭らでんが、オーストリア出身の小鳥遊キアラに英語を教えてもらうコラボが今月いちばん良かった。 初のオフコラボ(ネット上でつながるのではなく、同じ部屋にいっしょに配信)で、日本ぽいおみやげをチョイスするところから、意気投合して実際にヨーロッパを案内してもらって、ルーブル美術館に行く約束までこぎつける。 お互いの文化へのリスペクトが溢れていて、好奇心と行動力があれば人生はこんなに早く「動く」んだ!って驚きがあった。 じゅうふうていらでん(漢字ムズいからJFT

        • 大空スバルの配信を見ながらスト6の話がしたいんじゃあ!!!

          ゲーミングモニターを新しくして、序盤だけでやめていたストリートファイター6を再開した。 やればやるほどシステムが理解できてきて、ギクシャク同じ行動をとっていたキャラが躍動していく。 オンライン対戦で勝つと、ブロンズ、シルバー…と肩書きが変わるんだけど、ゴールド帯の戦場を突っ切るまで続けたい。 前作ストリートファイター5のときは、格闘ゲームというジャンルは一時期よりだいぶ衰退していて、そのときのウメハラさんの配信と1年後の大空スバルを続けて観ると、高低差でめまいがする。 日

        ブックオフで買った、デカいあしたのジョー

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          文藝2024秋を買った。安堂ホセから読む

          文藝秋号掲載の安堂ホセ「DTOPIA」は鮮度が命なんで早めに読んだ方がいいぞ。 小説は全部昔に書かれたもので、中には50年とか100年前とかに書かれたものもある。だから昔の話を聞くつもりで読んだら、DTOPIAには映画「関心領域」の話が出てくる。早くね? 週刊連載マンガのペースだ。キン肉マンが読者のハガキで超人のアイデアを募集して採用されたら即本編に登場して不人気だったら即退場、ぐらいのスピード感。 「読書」というより「ライブ」って感じ。 DTOPIA(デートピア)はリアリ

          文藝2024秋を買った。安堂ホセから読む

          【読書】団鬼六「大穴」

          昭和30年代、大阪。 勝負事に強くてリア充の恭太郎と、彼の言うままに金をもらって授業の代返をする耕平。 対照的な大学生コンビの、湿度高めのねっとりした昭和大阪キャンパスライフ。 話は大学生ふたりが小豆相場に大金を出す場面から始まる。 僕はあずき相場とたぬき蕎麦の違いもわからないけど、 「台風が来ると穀物がとれなくなって相場が上がるから、買い占めておけば儲かる」みたいなこと。 今だと、新NISAで仮装通貨でブロックチェーンで闇バイトで〜、みたいなことをやって大人の何倍も稼ぐ、

          【読書】団鬼六「大穴」

          「探偵ナイトスクープ」は今も良い

          YouTube公式で探偵ナイトスクープあるんか! テレビを失ったことで懐かしい番組と再会した。 関西の人にとってナイトスクープって、もはやテレビ番組ではなくて近所の頼れる相談室ぐらいの距離感だ。 家族の命にかかわるセンシティブな悩みでも、探偵ナイトスクープの歴史の1ページになるのなら応募できるって人がたくさんいる。 「怪盗ロワイヤル」で知り合って、意味もなく10年連絡をとる夫の真相。 そっくりのおばちゃんが双子かもしれないので調べる依頼。 身体は男性で心は女性の野球選手が

          「探偵ナイトスクープ」は今も良い

          山本晋也カントクが何のカントクだったのかを知る。

          子供のころ、テレビで知的なポジションにいるけど何の人なのか分からない大人が大勢いた。 最近になって、YouTubeで山田五郎さんがこんな面白い人なのか!と知ったけど、みうらじゅんさんやソラミミストの安斎さん、ビートたけしの番組に出ていた芸術家のクマさんとか、一生何者か知らないまま終わってた可能性もある。 「トゥナイト2」という深夜番組で風俗レポーターとかをやっていた山本晋也カントクも謎だった。 大島渚カントクは何となくわかってくるけど…。山本晋也カントク作品はテレビで放映

          山本晋也カントクが何のカントクだったのかを知る。

          すばる7月号を学校の図書室に置こう

          すばる7月号を読んだ。 李琴峰さんのアイオワ滞在記が良すぎて共有したいので、ここだけでもカッターで切り取って小冊子にして全国の高校の図書館に吊るそう。 アイオワ大学で、反LGBTQの活動家が講演をすることに、大学生たちが一斉に抗議する。 コールで、アートで。それぞれのスタイルで反差別を態度で示し、近所の車はクラクションを鳴らし、武装警察まで巻き込む騒ぎ。 その一部始終をその場にいるような迫力で記す。 もちろん「楽しい」話ではないけど、日本の学校の冷めた感じを経験したから、学

          すばる7月号を学校の図書室に置こう

          大腸過敏のおくすり

          食事中の方など読まないでください 。学ぶことなくても許してください ストレスが頭や胃に出る人がいる。 汗や手の震えに出る人もいる。 自分は腸に出るタイプで、これまでに何度もひどい目にあってきた。 上品に言うと腸への負担で体調をくずした。 無駄をはぶいたエレガントな表現をすると、ビチグソをもらしかけた。 人として終わりかけたが、不思議なのは、毎回漏らしかけるところでかろうじてトイレにはたどり着くのだ。 トイレからの距離を逆算して大腸が職場放棄しているみたい。 冷たいもの

          大腸過敏のおくすり

          ニンテンドーダイレクト

          携帯ハードで遊ぶゼルダシリーズでは毎回大満足して、据え置きの大作のゼルダのほうが好みが分かれる気がする。 とにかく、ニンダイでは、ゼルダが主人公のゼルダが面白そう。新しいカラーの本体まで買うほど熱烈なファンじゃないけど、ちまちまと遊びたい。3DSの「神々のトライフォース2」で大満足して以来だ。 カミナリのYouTubeの影響でドンキーコングも輝いて見えた。取ったバナナが独特の軌道でぴゃいぴゃいぴゃいっと左上に集まる感じがきもちいい。 子供から見たら全部新作だろうけど、リ

          ニンテンドーダイレクト

          テレビを売ってゲーミングモニターを買い、10歳若返る

          「成功者ほど大きいテレビを持つ」と子供のころから刷り込まれていた。 レトロゲームがレトロじゃなかったころから、「これを大画面テレビ様で遊べばどんなに楽しいだろう」と夢見てた。 そんな自分がまさか、まさか大好きなテレビを手放してゲーミングモニターを買うなんて。 自分の変化を認めて免許を返納するのはこんな気持ちだろうか。 選んだのはBenQのMOBIUZ。 XBOX/Sと組み合わせて、ゲームを一番コスパ良く遊べる。ゲームは無駄遣いを極めるほど美しいんだが。 今まで使ってたテレ

          テレビを売ってゲーミングモニターを買い、10歳若返る

          「台北プライベートアイ」紙で台湾を歩こう

          連続殺人犯のターゲットにされた主人公が、厄落としの豚足入り素麺を1日に2回食わされるアジアン・ハードボイルド。 「ソウ」を観て震え上がるとか、かあちゃんは気も強いが麻雀も強いみたいな、ミステリーと全然関係ないことにページを割いてて最高だった。 ページ折り癖も付箋もあるし風呂でも読んだ。1週間ぐらい心は十年以上前の台湾に住んでた。 主人公は口を開けば不平不満が止まらない反面、演劇に関わって読書家の一面もある中年男。 金にも愛にも恵まれてない偏屈なヤツなのにその状況を楽しんでい

          「台北プライベートアイ」紙で台湾を歩こう

          【読書】「木挽町のあだ討ち」怒涛の伏線殺法!

          女物の衣装をまとった武士、菊之助が父のかたきと称して大柄な博徒、作兵衛を斬った。 かたき討ちの現場にいた5人の目撃者が、それぞれの出自と菊之助について語る。 爽快な時代小説かと思ったらこんな挑戦的な作品か! 全編がインタビューみたいな読者への語り掛け形式で、話が前に進まず、回想で過去が明らかになっていくから、軽快ではない。 ゆったりゆったりスロースタートで、3人目でアクセルがかかってきて、最後に伏線がきれいに畳まれていく。 木挽町が劇場の町で、かたき討ちも芝居がかっ

          【読書】「木挽町のあだ討ち」怒涛の伏線殺法!

          【読書日記】映画より先に「2001年宇宙の旅」を読むぜいたく

          5月は体調崩した方の報告が多かった。俺もお前もアイツも俺もみんな、ノド枯らしたり入院したりしていた。 みんな大丈夫か!生きているのか!じゃあ良かった! SF小説を読める元気がもどったので、ついにこれを読む。 映画は猿の集団の前にモノリスが出現する場面しか知らない。ネタバレなしで読めるぜいたくを噛みしめる。 猿人たちの前に突然現れたモノリス。 猿たちはまず、植物のように生えてきたものかと考える。キノコなどは一夜で大きくなるものもあるからだ。 モノリスをかじり、食べられない

          【読書日記】映画より先に「2001年宇宙の旅」を読むぜいたく

          【読書記録】北の大地の怒りを感じた「肉弾」

          河﨑秋子「肉弾」を読みました。 この小説に贈られた言葉「熊文学の新たなる傑作」が気になりすぎて。なんせ「熊嵐」が好きですから。クマのプーさんも。 狩猟と小説は相性がいい。 自然の描写から、どこに敵が潜んでいるかわからないホラー的な怖さ、最期には自然との共存といったテーマ性も感じる。どこをとっても読みごたえがある。 熊の習性として、獲物を一度で殺して終わりじゃなくて、しばらくとっておくところもいい。 犠牲者を見つけたハンターが、知り合いが殺されて無残に食べかけで残されているの

          【読書記録】北の大地の怒りを感じた「肉弾」