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記事一覧
岩手冬紀行〜中尊寺金色堂から鉛温泉、丹内山神社へ
岩手に来ています。
まずは家族で中尊寺へ。
年が明けると大混雑するので、年末の静かなうちに。
立派な杉並木の参道を抜け、ご本尊に手を合わせます。
朝の空気が清々しいです。
照明を抑えた金色堂にはたくさんの如来や菩薩が居並び、凛と張りつめたおごそかな雰囲気。
螺鈿細工や蒔絵の装飾も煌びやかです。
戦乱の世にあって、この土地に金色の極楽浄土を築こうとした古人の思いを想像すると、少し切なくなります。
光の祭典、家族の温もり - あしかがフラワーパークの冬物語
あしかがフラワーパークのイルミネーションを見てきました。
東北から遊びに来た夫の両親と、家族みんなで。
広い園内いっぱいに、工夫を凝らしたたくさんのイルミネーションが設置されていて、息を呑むうつくしさです。
本物のバラと光のバラが共演する庭や、日本の四季を表現したプロジェクションマッピングにうっとり。
あしかがフラワーパークを代表する「大藤」は、藤の花をかたどった無数の電飾にいろどられていて
曼珠沙華にさそわれて〜巾着田から高麗神社、弓削田醤油へ
木立を抜けると、別世界でした。
500万本の彼岸花が咲き誇る、日高市の巾着田曼珠沙華公園。
河川の増水などで漂着した球根が根づいて、一斉に花ひらいたのだとか。
花の名の通り、彼方の岸に迷い込んだかのような神秘的な光景に、言葉もなく立ち尽くしました。
少し足を伸ばして、巾着田近くの高麗(こま)神社へ。
高句麗からの渡来人、高麗王若光を主祭神として祀る珍しい神社です。
参拝した政治家の中から6人
夏の川越さんぽ〜氷川神社縁むすび風鈴・ヤオコー川越美術館
お茶の稽古。久しぶりの盆略点前。
柄杓を使わず、鉄瓶を使ってお盆の上で点てる、肩の凝らないおもてなしです。
お菓子は杏と白餡の大福。
1杯のお茶に心を込めて過ごす愉しい時間。
心が整ってゆく感じ、温泉とか森林浴にも似ているなあと思います。
まだまだ残暑が厳しいので、着物は麻と竹の繊維で織られた楊柳に、菊亀甲柄の半幅帯を合わせました。
移動が長いので、帯をパタパタと折り畳んでペタンコにする「カルタ
江戸の夏の風物詩〜浅草寺・四万六千日の縁日とほおずき市
7月10日は「四万六千日」
一度のお参りで46,000日分の功徳が得られるという、観世音菩薩のご縁日です。浅草寺ではこの日、ほおずき市が境内をいろどります。
せっかちな江戸っ子たちが、前日の9日から境内に押しかけたという故事にならい、私も9日に出かけました。
ずらり並んだ100以上のほおずきの屋台と、境内に響く風鈴の音。
夏を感じつつ観音様にお参りして、四万六千日限定の御朱印と、「雷除け(災難
さめない夢の、そのつづき〜ライブの余韻を、最高に楽しむ方法
一度はやってみたいと思っていたのです。
ライブの後、余韻に浸ったまま、現実に引き戻されることなく眠るという至福。
ライブの時間が素晴らしければその分だけ、混雑した電車に乗り、帰宅して溜まった家事をこなしたりする時間とのギャップがあり、その間に魔法が解けてしまうような気がして。
コップのふちまでギリギリいっぱい、あふれるほど受けとった音楽がこぼれる心配をせずに、じゃぶじゃぶと贅沢に浸りながら眠りた
月明かりの仁和寺ー世界遺産の宿坊で過ごす特別な一夜
京都で世界遺産に泊まる。
仁和寺の宿坊、御室会館でお世話になりました。
早めにチェックインして、御所庭園をのんびり散策。
(宿泊者は、チケットがいただけます)
仁和4(888)年、宇多天皇によって創建された仁和寺は、天皇家との結びつきが強い門跡寺院。
御殿とお庭も、優美ですばらしい眺めです。
「御室桜」で知られる仁和寺ですが、初夏には青もみじのライトアップをしています。
宿坊に泊まると、夕食
雨音の旅〜奈良・信貴山宿坊から唐招提寺・御影堂特別拝観へ
6月の奈良へ。
6月6日、鑑真和上のご命日に合わせ、年に数日間だけ公開される唐招提寺・御影堂の鑑真和上像と、東山魁夷画伯の襖絵に会いに行きます。
せっかくなので信貴山の宿坊に泊まろうと楽しみにしていたものの、天気予報は大雨。
今回ばかりはリスケすると1年後になってしまうので、かなり悩みました。
関西は午後から雨が激しくなるということで、予定を早め、早朝の新幹線で出発。
JRが運休になる前に最寄り
お茶の稽古は、想像力の遊び(新宿御苑「あのん」へ)
お茶の稽古へ。
空手道場へ行く長男と共に、少し早起きして電車に乗り込みます。
余計なものが何も置かれていない静かな空間で、お湯が沸く音に耳を澄ませ、お茶の香りを吸い込む贅沢なひととき。
少しでも先生に近づきたくて、家でも教室と同じ銘柄の抹茶を使っているのですが、先生がお茶室で点ててくださるのと、私が自服のために家で点てるのとでは、まったく別の飲み物みたいに味が違うのです。
今日の掛け軸は「百花
2,400kmの巡礼の道を、1日でめぐる〜日本百観音in東京
日本には古くから、歩いて寺社を巡る「巡礼の道」が全国にあります。
巡礼には時間も、体力も必要なので、実現するのは簡単ではありません。
そんな中、たった一日で百の観音様にお参りすることができる場所があると聞いて、東京駅前のKITTEへ出かけてきました。
「日本百観音in東京」では、観音様をご本尊とする百のお寺の境内から集めた「お砂」をお参りする「お砂踏み」という方法で、西国三十三所(1,000