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夏の川越さんぽ〜氷川神社縁むすび風鈴・ヤオコー川越美術館

お茶の稽古。久しぶりの盆略点前。
柄杓を使わず、鉄瓶を使ってお盆の上で点てる、肩の凝らないおもてなしです。
お菓子は杏と白餡の大福。
1杯のお茶に心を込めて過ごす愉しい時間。
心が整ってゆく感じ、温泉とか森林浴にも似ているなあと思います。

まだまだ残暑が厳しいので、着物は麻と竹の繊維で織られた楊柳に、菊亀甲柄の半幅帯を合わせました。
移動が長いので、帯をパタパタと折り畳んでペタンコにする「カルタ結び」に。
文庫結びのように立体的にならないので、背もたれに腰を預けることができて、とても楽ちんです。

帰りには、「縁むすび風鈴」開催中の川越氷川神社へ寄り道。
スサノオノミコト、クシイナダヒメノミコトらご家族の五柱を祀る古社で、縁結びにご利益があると言われています。

境内では、至るところに飾りつけられた色とりどりの江戸風鈴が、涼やかな音色を響かせています。
浴衣姿の若いひとたちがそぞろ歩いていて、とても華やか。
夜に行われるというライトアップも風情があってきれいだろうなあ。
少し暑さが和らいだら子どもたちを連れて、釣り竿で釣り上げる鯛のおみくじを引きに行こう。

お参りの後は、氷川神社の裏手にあるヤオコー川越美術館へ。
埼玉県民に愛されるスーパー、ヤオコーが運営する美術館。
伊東豊雄設計の建物も美しく、洋画家・三栖右嗣の作品をゆったり楽しめる、とても素敵な空間です。

併設のラウンジで、作品を鑑賞しつつ、ヤオコー名物の手作りおはぎと冷茶をいただきました。

暑い季節の参拝の後、一服の涼をいただくにも、街歩きで疲れたときにひと息入れるにもぴったりの穴場スポットです。

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