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🤓オススメ記事🤔

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「表現がスキ❤」「勉強になった📖」「心うごかされた💓」などなどオススメしたい記事をまとめています。忘れっぽいので、せっかくの学びと感動を留めておきたい、と思って作ったマガジンです。
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#エッセイ部門

文房具屋のおじいさん

文房具屋のおじいさん

2015年の春のこと。

わたしはまだ青木杏樹ではなく、ただ趣味で小説を書いている人でした。毎日毎日、400字詰め原稿用紙を20枚ワンセットを消費しては、文房具屋に買いに行きました。帰宅するとまた明け方まで20枚消費し、日が高くなる頃には買い足しに行く日々が続きました。

小説とは応募するもの、小説とは他人に読んでもらうもの、という考えがわたしにはありませんでした。

わたしの中には小さな世界がご

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目を逸らすな #創作大賞2023 #エッセイ部門

目を逸らすな #創作大賞2023 #エッセイ部門

若い命がまたひとつ、自らで命を経ったとネットニュースが取り上げていた。良いネタが生まれたと言わんばかり。Twitterも、TikTokも大荒れだし、テレビでもアナウンサーが読み上げていたが、その尺はわずか1.2分だったか。表情を変えず淡々と読み上げていくその様子に違和感を感じた。この違和感はなんだ?悲しみか?怒りか?呆れか?無力感か?なににせよこういう違和感は捨てたく無いね。昨日まであったはずの未

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『性風俗で働く親に育てられた子供は“汚い“のか?〜#創作大賞2023』

『性風俗で働く親に育てられた子供は“汚い“のか?〜#創作大賞2023』

職業に貴賎はなく、金に綺麗も汚いもない。
コレは、私の座右の銘である。
偉人の言葉でもなく、どなたかの著名人の言葉でもないこれは、私が、私の母の背中から受け継いだ考え方のひとつだ。

世の中には、『汚い仕事』と『汚い金』があるらしい。
性風俗なんてその最もたるもので、体を売り、好きでもない男性に媚を売り、仕事とはいえ誰かもわからないような男性に奉仕せざるを得ない彼女たちのことを、人はみんな“汚い“

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どの席に座るかで、未来は変わるんだよ

どの席に座るかで、未来は変わるんだよ

父親が74歳で建設会社の役員を退任した。
その退任祝いも兼ねて、ふるさとの別府に一時帰省した。

退職したら昼まで寝て、のんびり起きて・・・という暮らしに変わるのかなと漠然とイメージを持っていた。しかし父はこれまでと同じように毎朝、早朝5時過ぎに起きては、家の手入れ、ガーデンづくり、ブドウ畑づくりと楽しそうに勤んでいた。

父は工業高校を卒業してからずっと55年建設業界で働いてきた。

僕の記憶で

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20230603_和して同ぜず、という言葉について考えたこと

20230603_和して同ぜず、という言葉について考えたこと

はじめにこんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや言葉を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った言葉を紹介していきます。

今回紹介する言葉この度、人生に役立つと思い、紹介したい言葉は

和して同ぜず

です。

解釈と感想解釈

 人との関係は大切にするが、なんでも人の意見や態度に合わせるべ

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すべての飲み会に参加してみた結果、どれも冒険そのものだった。

すべての飲み会に参加してみた結果、どれも冒険そのものだった。

プロローグ
飲み会があるときに必ず考える「行く」か「行かない」か。これはRPGの選択画面と似たようなもので、行けば「何かあるかもしれない」し、行かなければ「何もない」。

これから語る3つのエピソードは、僕が成人してからの約7年間、飲み会という名の冒険にぜんぶ「行く」を選択したことで得られた、経験値についての話だ。



苦手のレッテルを貼っていた大学の同級生
Aくんと、ふたりきりで飲みに行って

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リンダばあちゃん! 運転中に泣いたら危ない!

リンダばあちゃん! 運転中に泣いたら危ない!

俺が20代前半でお肌にも張りとツヤがあった頃の話である。かねてから外国暮らしに憧れていた俺は、働きながら海外で生活できるワーキング・ホリデー・ビザというものがあることを知り、それを利用してオーストラリアに行くことにした。

しかしこの話は、そんなビザ制度を紹介し青少年の海外渡航を奨励するような話ではなく、ある青二才が外国で出会ったある年上の女性に関する、個人的な思い出話なのである。

そろそろ残高

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いいとしのエリー

いいとしのエリー

アラサーでもむじゃきにon my mind

今日も千代田線に揺られながら、大好きな懐メロの1つでもあるサザンオールスターズ大先生の「いとしのエリー」を聴く。「あなたがもしもどこかの遠くへ行きうせても、今までしてくれたことを忘れずにいたいよ。もどかしさもあなたにゃ程よくいいね。」という歌詞が物凄く今の私の心を揺さぶるのだ。愛しさと感謝の気持ちで満たしてくれる、とても素敵な曲だ。

そして、足立区女

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