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適応障害について

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適応障害の辞典、のようなものになったら良いなぁ、と思って書きます。
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#転職

【適応障害休職中】適応障害が教えてくれたこと

【適応障害休職中】適応障害が教えてくれたこと

ちょっぴり感傷的になる…?

10月の終わりに近づいている。

私の住んでいる東北地方は、早くも白鳥がぞくぞくと来訪を終え、生活の様々なシーンにその鳴き声が彩りとして添えられ、初冬の気配がすでに濃厚となっている。

私のバカンス(注:休職期間)も終盤にさしかかっている。11月からは、転職先での新しい仕事がはじまるとともに、夫と娘と3人の生活パターンも新しいものへと変化しつつある。

その具体的な変

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【適応障害休職中】転職前に気づく「休職中の成果」

【適応障害休職中】転職前に気づく「休職中の成果」

転職後の「ゆるい目標」

あと9日で、新しい仕事がはじまる。イコール、新しい生活リズムを築くということだ。

環境変化の影響を受けやすい私は、しばらくは無理をせず、

①心身の健康を第一に、

②家族の幸福度を維持する

という課題設定をしている。それはとりもなおさず、今月退職したばかりの前職での苦い経験からくる反省でもあるし、休職中に徹底的かつ冷徹なまでの自己洞察として得たひとまずの結論でもある

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【適応障害休職中】心身への「薬効」があるモノやコト

【適応障害休職中】心身への「薬効」があるモノやコト

間もなく、「バカンス」(苦笑)が終わる。

今日は、転職後の変化に備えて、休職中に見つけたりお世話になったりしたツールやリソースについて記録しておきたい。

きっとこれらが、転職後の私を励まし、癒し、また時にカオスや暗闇の中にあっても、立ち上がったり前進する術を与えてくれるだろうと思うから。

【書籍】

★「暗闇」から抜け出す第一歩を与えてくれた本。科学的根拠と、ノウハウやヒントに満ち溢れている

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おとなの発達を考える〜生涯幸福に生きるために①〜

おとなの発達を考える〜生涯幸福に生きるために①〜

はじめに

予想外に学びの多かった本が、こちら。

子どもの発達や成長について知りたくて、最近発達心理学などの本を読んでいた。

もちろん、娘のこれからを俯瞰してみるうえでも非常に参考になったのだが、何より「ひとりのおとなとしての私のこれから」を考えるうえで非常に有益な一冊だったように思う。

さらに、最近考え続けている幸福や成功、ワークライフバランス、ジェンダー、ライフステージ毎の発達課題の変化

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【適応障害休職中】出産×転職×PMS×更年期...?ホルモンがああ忙しい

【適応障害休職中】出産×転職×PMS×更年期...?ホルモンがああ忙しい

若い世代の方にも、興味があれば読んで頂きたい…だって、いつかは通る道だもの…

(確率的には、月経のある女性の70~80%が何らかの症状があるらしい!更年期合わせれば、今回の話は女性で少しでも関係がある方は9割にも上るのでは…!?)

本記事、女性のバイオリズムにかなり触れます。抵抗感ある方は、そっと別の記事に移動して頂きますよう、お願いいたします…

疑惑のはじまり

おととい、精神科の定期受診

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マジメとふまじめの間で~『残酷すぎる成功法則』読書記録・番外編~

マジメとふまじめの間で~『残酷すぎる成功法則』読書記録・番外編~

※単独で読めます

シリーズで綴ってきた読書感想文の、スピンオフとして。

(前回までの記事、ご興味あれば下記ご覧ください)

適応障害で休職中となってから、根本的に自分自身を見つめなおすためのひとつのステップとして、「成功」や「努力」、「能力」や「幸福」といったことに関して、知識や情報をアップデートして、思い込みを取り払おうと祖試行錯誤の日々が続いている。

個人的に現在のキーワードについてあれ

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ビッグ・フォー(幸福の4要素)について考える~『残酷すぎる成功法則』読書記録②~

ビッグ・フォー(幸福の4要素)について考える~『残酷すぎる成功法則』読書記録②~

前回の、続き。

前記事では、

自分にとっての成功を定義すること

が幸福への必須ステップであり、そのためには、

自分を知り、自分の特性と周囲の世界を最適な関係に調整する

ことの重要性に気づいた。そのうえで、本書にならい、私自信の特性を分析し、ふさわしい環境についても継続してリサーチを続けようと決めた。

忘れてはならない重要な調整(アラインメント)は、

自分が望むような人になっていくのを

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おんなのからだと、時間と、仕事問題

おんなのからだと、時間と、仕事問題

今回は短め、そして、とても個人的な体調メモとして。

本記事も女性のバイオリズムに触れますので、抵抗感ある方は他の記事をご覧下さいませ。

今日は、産婦人科受診日。

定期的に診てもらっている女の先生で、無月経から不妊、妊娠、出産後の現在も、長くトータルで診て頂いているので、とても信頼している方だ。

休業中の話をざっとして、あとは何より、先生と会わない期間に、

自然月経が2回もきた

というこ

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【適応障害休職中】出産と病気から考えた、努力と自信とセルフコンパッション

【適応障害休職中】出産と病気から考えた、努力と自信とセルフコンパッション

本文、女性のバイオリズムに関わる内容にも触れます。予めお断りさせて頂きます。抵抗感ある方は、本記事を閉じて頂き、よろしければ別の記事をどうぞ。今回も超大作になる予感…

1 結論から言ってみる

「能力主義と偏見」ということについて語ってみた記事から、派生したような内容の今回の記事。

適応障害に至るまでの私の考え方は、「しかたない」と諦める時と、「なんとかなる」と行動を続けるべき時を、逆にしてし

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【適応障害休職中】選択肢をつくり未来に備える

【適応障害休職中】選択肢をつくり未来に備える

0 生き延びるための戦略

未経験のライター業がいよいよ始動した。

先日、職場の人とWeb面談をした。

色々あったので、頭の中の整理もかねて、書いてみたいと思う。

適応障害と診断されてから、私がした行動と言えるものと言えば、ざっくりと下記のようなものだ。

☑️早目の受診→休職

☑️知人のつてで、転職候補先とやりとり

→現在書類送付しエントリー中

☑️クリニック受診と並行し心理学の勉強

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【適応障害休職中】マイノリティとして生きる覚悟

【適応障害休職中】マイノリティとして生きる覚悟

1 マイノリティ前夜

休職も1ヶ月を越え、「働いていない」ことへの罪悪感が、度々頭をもたげるようになってきた。

私の認識として、

「働いていない」=「お金を稼げていない」

ということらしい。

らしい、とはどうも他人事のように聞こえるが、前回の記事でも書いたような、私のなかにある無意識の偏見が、自分自身の固定観念につながり、今の自分を苛んでいるということにも気づいた。

「お金を稼げない」

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【適応障害休職中】「成功」や「勝ち」を求めない生き方

【適応障害休職中】「成功」や「勝ち」を求めない生き方

1 こんな日もある

昨晩は辛い夜だった。

娘と就寝してから、夜中目が覚め、そこから寝つけなくなった。

同時に、得たいのしれない不安や恐怖が押し寄せてきた。

言語化しようとすればそれば、

お金がなくなってしまうのではないか?

ということだったと思う。

これに関連して、

・就労出来ないのではないか

・出来たとしても、またすぐにしんどくなってしまうのではないか

・休職したら、またお金

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【適応障害休職中】転職活動中の気づき「不死鳥のように生きる」

【適応障害休職中】転職活動中の気づき「不死鳥のように生きる」

個人的なことを突き詰めて書いているつもりで、実は普遍的なことについて語っているのではないかと感じた。同じく精神世界を航海中の友人たちの、ひとつの灯台のような記事になることを祈りつつ。

1 そもそもの話

そもそも論として、心理的安定の確保が困難な状態で、転職活動が可能なのか、という疑問が自分自身の中でも拭いきれないまま(多分端から見ればますます)、次のステップを模索し続けていた。

メンタル不調

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【適応障害休職中】次の一手に悩む

【適応障害休職中】次の一手に悩む

1 急激な環境変化

ここ2~3年の間、環境変化がエグいと、我ながら思う。

初めての出産(しかも高齢出産にかかる&緊急帝王切開)→育休 →コロナ蔓延の最中に職場復帰 →いろいろあって転職活動・退職 →初めての学校で期間限定の学習支援員(特別支援学級で発達障害を持つ子供たちの支援)→進学塾に転職 →適応障害の診断で休職…

<下記、関連記事です>

いや、これは、メンタルクリニックの先生にも驚愕さ

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