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#4|29才独身女子|会社を辞めて、パリ大学大学院の経営学修士(MBA)に挑戦した話

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さて、前回までのおさらいとなりますが、
✔MBA留学への心に秘めつつも、
✔会社でのキャリア形成に少しずつ満足な気持ちが生まれ始め、
✔会社を辞めずにこのままでもいいかなと思い始めた

私のお話をしました。

よし、この1年で自分は何ができるのか。
そんな小さな熱い想いを持ち始めた矢先、まだまだ”若手”な当時の私は、いまだ忘れられない、悩ましい現実に出会ってしまいました。


29歳の会社員女性が、会社を辞めてパリ大学大学院の経営学修士(MBA)に挑戦した話

男性の育休取得制度の導入なんて、ありえない!と言われた話

(注:これからお話するのは、あくまで2011年頃の古き良き日本の会社のお話です^^)←ニコヤカ

さて、労働組合の専従となり、少しばかり意気込み始めた私ですが、ある日、小規模での決起集会がありました。これから始まる会社との議論に向けて、どんな議題に興味があるのか。各メンバーはどんな想いを持っているのか。私は、やりがいが少し見えてきて、会社残留への想いも少しずつ芽生えたところでした。

私はそこで、先輩から軽い質問をされました。
「どんな制度の導入を会社に要求したいの?」

きっと、ふわっとした質問だったのかと思います。
でも、すでに一つ心に秘めていたものがあった私は、以下のように答えました。
男性の育休取得をもっと推進するような制度の導入を考えていけないかなと思うんです。
今でも制度上、男性の育休取得はできないわけではないと思います。ですが、現実は、頑張っても1日~数日程度しか(男性の皆さまは)とっていなくて、むしろそれは有給取得のような形と変わりない。それだと、育休という意識が持てないように感じてきた。できればもっと長期的な取得を、制度上でもできるように(可能であると)、きちんと権利として認めて、かつ、周知・推進するべく、会社と話とかできたらと思うのですが」(👈あくまで軽いトーンで言及してます)(注:繰り返しですが、今でこそ男性の育休取得は社会的な動きとしてあり、その後今では、徐々に”男性の育休取得なんて当たり前だ!”という方も増えてきているかと思いますが、この話は13年前、とある古き良き会社にいた私が飲み屋でした話です)

なぜ、まだ子どももいない・結婚もしていない、ややバリキャリ風の29歳の私が、そんなことを思っていたのか。

それは、これから自分が30代・40代を迎えていくにあたり、このまま男性の育児参加が進まないと、そして育児と仕事の両立はいつまでも女性の課題であり続けると、誰も子供をうまなくなるし、自分も含めて、結婚に理想が描けない未来がくるのではないか、と思ったからです(実際に10年経ち、それが起こっているのが現実ですね・・😢)

これからの社会をより良くするためには、女性向けの制度だけでなくて、男性も育児参加できるよう、男性x育児の制度を設けて醸成していかないと、男女が平等に働く日々は続かない、破綻すると思う

そう当時の私は、育児経験も出産経験もない全くの妄想・想像の中でではありましたが、考えました。

あまり記憶は定かではありませんが、結構本気で、男性育休取得を推進する制度の導入を要求したい、いやむしろ、それ以外に要求があまり思いつかなかった、とも言えます。

そんな私の、小さな、でも熱い想いを無邪気に伝えてみたところ、こんな反応を先輩より頂きました。

「俺はそんな制度はいらない。そんな制度できたら、会社辞める。自分は奥さんが育休とれば十分だと考えてる。会社を休むなんてこと、俺はしないから、その制度は検討しない」

おっと、と・・。軽く衝撃を受けました。
私はもしや、2024年の時代から2011年にタイムスリップした人間だったのかもしれませんね。きっと、今の時代だと、わかっていただけるかもしれません。

でも当時はまだ、軽く衝撃を受けている私だけがおかしいやつで、そう言われたのち、その話は終わりました。
そして私は、諦めてしまいました。

今41歳の、様々な経験や修羅場をくぐってきた私であれば、そしてまた、この時代であれば、きっとしっかり反論していたでしょう。”男性の育休制度の推進の必要性”をもっと声高く叫んでいたでしょう。(そしていまだに、相変わらず、より声高に、叫んでいます)

でもその時の、経験も、論破する力も不足している私には、これ以上は無理でした。そこにいるのは、私以外皆男性で、誰も賛同してくれない現実。誰もが私のその考えは、ありえない、と完全否定してくれる現実。

そしてこの瞬間に、今までで一番強く、
「この会社にい続けることはできない。この考え方を持つ人達の環境に、私の居場所はない」(注:あくまで2011年の話です)

と、軽い絶望感が襲い掛かり、同時に、会社を辞める理由ができてしまいました。

皮肉にも、MBA留学の選択肢が再浮上した瞬間でした。
(急に浮上してきました!)

次回:ではなぜ、フランス?編

やっと、MBA留学への想いが再燃し始めた私ですが、ではなぜフランスなのか?そもそも実は、フランスに限定はしていないかったのですが、でもなぜ結局フランスとなったのか・・などを綴っていきます^^

ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^
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