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歴史考察

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歴史について考察した記事をまとめています。
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#世界

歴史の描き方、生まれ方 ~世界史の誕生~

歴史の描き方、生まれ方 ~世界史の誕生~

個人、集団、一国、世界の歴史とは?

この四つを仮定してみます。

パーソナル・ヒストリーは、
ある一個人の歴史。
自分のヒストリーならマイ・ヒストリー。
「個人史」「自分史」になります。

これが集団ならワンチーム・ヒストリー。
「ある集団」のヒストリー。
家族、会社、学校、市町村、コミュニティ…。
個人ではなくなっていきます。

さらに広げると「国」単位。
日本で言えば「日本史」ですね!
ナシ

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ニーダム・クエスチョンからの問いかけ

ニーダム・クエスチョンからの問いかけ

「漢字のバリアー」という言語障壁は、
日本だけで過ごしていては
分かりにくい感覚があります。

日本の小学校では、約千字を習う。
常用漢字まで入れると、約二千字。
これに加えて、ひらがな、カタカナ、
ローマ字、さらに英語などを身につけます。

ひるがえって、他の言語は?
「文字数自体」はさほど多くありません。
もちろん単語の綴りや文法の複雑さは
ありますけれども、文字の数は少ない。

漢字圏だけが

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「縁」と本 ~えんとほんとえほん~

「縁」と本 ~えんとほんとえほん~

大人になってから選び出した本は、
ある程度自分の選択が含まれているもの。

一方で子どもの頃に巡り合った本は、
自分の選択はそこまで大きくなく、
「縁」によって出会うことが多いもの…。

そもそも保護者が本が好きかどうか、
子どもにどんな本を触れ合わせようと
考えているのか、
それとも放任、ノータッチか、
そんな意向にも左右されますよね。

私は、どちらかと言えば本が好きで、
保護者も本を積極的に

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50年ごとの世界史 ~近世から現代~

50年ごとの世界史 ~近世から現代~

本記事では50年ごとに「世界史」を
かいつまんで書いてみたい、と思います。
1600年「関ヶ原の戦い」の年から。

※それ以前の世界の各地域の歴史の記事は、
本記事の下部のリンクからぜひ!

では、早速。

◆1600年頃:欧州は戦国時代

ユーラシア大陸の「陸上」においては、
オスマン、サファヴィー、ムガル、
明・清など、巨大な帝国が繁栄していました。
西欧諸国は「海上から」
強い帝国の手が届き

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お手伝い×旅=おてつたび

お手伝い×旅=おてつたび

自分の目で見て感じたことを大切にする!

…わかってはいることですが、
なかなか実践するのは難しいものですよね。
二次情報、三次情報に溢れかえるこの時代。
どうしても自分の五感で直接感じることが
少なくなってきている。

実際に地域に行き、体験する扉を開く。
その背中を押してくれる…。

そんな会社が、あるんですよ。
永岡里菜さんが代表取締役を務める
「おてつたび」という会社。
本記事では、勝手に

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1924年(大正13年)の日本と世界

1924年(大正13年)の日本と世界

本記事では、百年前を振り返ってみます!

日本では「甲子」の年に当たりました。
「甲・乙・丙…」の十干と、
「ね・うし・とら」などの十二支、
これを組み合わせて、六十通り!

「甲」は十干の最初で、
「子」も十二子の最初。
六十年に一回やってくる
縁起の良い年でした。

そこで、1924年にできた新球場に
この「甲子」の名が当てられます。
ご存知『阪神甲子園球場』です。

日本の政治においては、

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ここ500年、向こう500年、どう生きるか?

ここ500年、向こう500年、どう生きるか?

昨日は過去で明日は未来、そんな今日を
私たちは生きていますが、

1か月前、1年前のことはすでに
はっきり思い出せない。激動の時代。
1年後は予想しづらい、VUCAな時代…。

そんな時はスケールを広く取り、
500年前、500年後のことを思い浮かべて
今日を過ごしてみるのもいいのでは?

本記事では「500年単位」で
世界の歴史を考えてみます。
(無理やり500年で切り分けた
世界史への記事のリ

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過疎地域から見れば地方都市でも都会

過疎地域から見れば地方都市でも都会

よく勘違いされるので改めて簡単に
私のことを書きますと、
私は「専業ライター」「専業小説家」では
ありません。起業もしていません。
「実用地歴提案会ヒストジオ」という
団体は立ち上げましたが、まだまだ状態。

あくまで「ふつうの会社勤めの社会人」で
自称『中年世代の複業クリエイター』です。
定時の決まったお仕事をしながら、
SNSに投稿したり、小説を書いたりしてます。

LinkedInには、起業

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五つに分けた世界史、そして個人史

五つに分けた世界史、そして個人史

「世界史」と聞くと、あまりに範囲が広くて、
「どこから取り掛かればいいかわからない!」
と思われる、かもしれません。

「日本史」であれば「日本」の歴史です。
少なくとも「場所」は限定的。しかし
世界史は「世界」の全部が対象! うわあ。

「東洋、西洋、それ以外」という
古式ゆかしき分類だけでなく、
あらゆる地域区分が無限に考えられる。
かつ、時代区分も「それぞれの地域別」に
ユニークな歴史がある

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インドのヒスとジオ

インドのヒスとジオ

インドにはまだ行ったことがないですが、
一度は行ってみたい、ですね。

カレー。沐浴。ヨガ。
タージ・マハル。ガンジー。
人口が多い。暑い。ダルシム…。と
色々なものが頭に思い浮かんでくる、
と思います。

本記事ではこのインド世界の
歴史と地理について
(本当にざっくりですが)書きました。

場所のイメージとしては、
中国や東南アジアよりも西、
中東やヨーロッパよりも東、
ロシアやヒマラヤ山脈よ

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ラーム・チャランさんと「進撃のインド人」

ラーム・チャランさんと「進撃のインド人」

「インドの映画」と言えば?

日本の映画とは一風変わった作風、
とにかく明るい、歌とダンス!!
そういうイメージがある、かもしれません。

私は、日本での興行記録を持っていた
1995年『ムトゥ 踊るマハラジャ』くらいしか
知らなかった門外漢なのですが、

2022年10月に日本で公開された『RRR』は
このムトゥの記録を塗り替えて、
日本でのインド映画の中で最も高い
興行収入を記録しています。

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「はい、チーズ」~枠を超えるチーズ史~

「はい、チーズ」~枠を超えるチーズ史~

チーズと言えば 笹井 純子 さん!と私は
第一想起をしてしまいますが、

先日、とあるカフェで
美味しいチーズケーキを食べながら
「これもまたチーズの活用のひとつか…!」
と考え込んでしまいました。

チーズ。不思議な食べ物ですよね。

「乳」から生成した、固形物、かつ保存食。
さらにそれを加工して、ケーキやピザなどに
人間は使い、様々に美味しく味わってきた…。

何十世代にもわたって「凝縮」させ

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LinkedInの自己紹介文をリニューアル!

LinkedInの自己紹介文をリニューアル!

ずいぶん久しぶりに、更新しました…!

「せんのみなと」の
長嶺 将也 さん・高崎 澄香 さんの
アドバイスを受けての更新です。
本当に、ありがとうございます!

以下、新しい自己紹介文のコピペになります。
一部、修正しております。
ヒストジオのいなお、とは、何者なのか?
よろしければ、ぜひご覧ください!
(注:あくまで2023年5月10日現在版です、
しれっといつのまにかさらに
ブラッシュアップ

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「これでいいのかな?」の時の灯台 ~せんのみなとのキャリアツーリズムアットホーム中間報告~

「これでいいのかな?」の時の灯台 ~せんのみなとのキャリアツーリズムアットホーム中間報告~

人生、長いようで短く、短いようで長い。

そんな道の中では「これでいいのかな?」と
つい迷ったり足を止めたり、
自分の歩む道をもう一度考えることも
あるか、と思います。

私も、よくあります。過去にもありました。
特に、25歳の頃、新卒三年目の頃や、
30代後半から40代のあたりでは
よく迷い惑っていた。

はたから見れば順調、心の中では葛藤…。
はたから見れば危険極まりない、しかし
自身の心の中

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