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プライベートを心地よく

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冬の陽ざしを楽しむ

太陽は気まぐれな子。いないと寒いくせに、いると暑い。陽ざしも同じぐらい気
まぐれな子。射さないと肌寒いのに、射すとじめっと暑くなる。

そんな気まぐれな太陽を楽しむのが、私の冬の醍醐味。

冬の休日はいつも、カーテンを開けた窓際に座って静かに本を開く。

冬の陽ざしは、家で楽しむのが一番心地よい。冬の外は少し寒すぎるが、家の中
はほどよく温かい。そして本を開いて、太陽に背を向ける。陽ざしが本のペー

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音を丸めてあげる

音を丸めてあげる

心地よさを考えるとき、音はとても大切な要素になる。

うるさい場所ではなかなか安らかな気持ちにはなれないし、人の声が多すぎると気になってリラックスに入れない。

そんなときに、私は音を丸めるようにしている。

たとえば、意外とうるさい電車。放送の声、人の咳払い、発車のベル。音を丸めるために、ノイズキャンセリングイヤホンをして、優しい音楽をかける。すると、途端に、電車の中が、穏やかな場所になる。

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そっと優しく味わう嗜み方

好きなことに興じるときは、2つの試みがある。

荒々しく楽しむか、そっと味わうか。ほっこりとした優しさを広げるなら、そっと楽しむことがより効果的な時間の過ごし方になる。

楽しみ方の違いは特に食べ物を感じるときに、顕著に表れる。

たとえばポテトチップスなら、山のように開けるよりも、少し高めな一袋をドリップしたコーヒーと楽しむ方が、ほっこりと味わい深い時間になる。

ケーキだって、何種類も買ってき

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五感で楽しむ家を作るために

五感で楽しむ家を作るために

家を幸せな拠点に変える。そのためには、家の特徴に触れなければいけない。

それは家が五感で触れる場所だからである。家のデザインは目で楽しむし、生活面では触れる座るなどの触感が占める割合も大きい。それに家にはその家独特の
においがある。

家を互換で楽しむために大切なのが、インテリアへの投資である。

幸福度ランキングがいつも上位10位に入っている北欧の国の人たちは、とても家具を大切にしている。別に

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夜を幸福にする敷き毛布

冬は一層布団が気持ちいい季節。

ぬくぬくの布団をかぶると、包み込むような重さが気持ちいい。全身にほどよくのしかかって、眠りをより高品質なものにしてくれる。

この季節、ぜひ楽しんでほしいのが、敷き毛布。

毛布というと、普通は掛け布団の上にかけるのですが、私のお勧めは、敷き布団
の上に毛布を敷くこと。

毛布は、温かさもさることながら、ふかふかな質感が最高に気持ちいい。毛布の質感を一層楽しむのが

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平日朝をゆったり静かに過ごすために、5分からできること

平日朝をゆったり静かに過ごすために、5分からできること

平日の朝は、意識しないとすぐに空気がざわつく

慌てて荷物を準備したり、家族に早くするように罵声を浴びせたり、飛び出すように出発したり。本当はもっとゆったり過ごしたいのに、つい時間に追われてしまう。

そんな自分を変えるために、朝からできることが2つある

1つは、静かに瞑想をすること。寝起きのベッドの上で、あるいは、ストーブの前に座って、ゆっくり深呼吸をする。鼻から4秒かけて吸って、口から10秒

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音が心地よい冬の小さな魔法

音が心地よい冬の小さな魔法

冬が寒くなってきた。朝がピリッとしてきた。そんなこの季節に染みるのが、冬の温かさ。

ホットドリンク。毛布。コート。マフラー。手袋。想像するだけで、心がぬくぬくと温かくなる。中でも、私が大切にしているのが、ストーブ。

ストーブの温かさは体に染み込む。仄かな光は心を安心させてくれるし、ゆったり広がる火の温もりは体を優しく包んでくれる。なにより、パチパチと鳴る炎の音が、なによりも心地よい。まるで子守

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【住宅情報には載っていない】心地いい生活を支える柔らかいもの

私は二年前、都会からこの小さな町に引っ越した。

東京は、便利だった。最寄り駅には夜遅くまでやっているスーパーや居酒屋があるし、コンビニだって近い。それに比べて今住んでいる南栗橋はコンビニまでだって15分かかる。でも、この町にはこの町の柔らかさがある。

それはこの町に引っ越してから気が付いた。それは住宅情報には載っていないこと。家を出て、町を散歩しているときに、ふと感じた。この町は、風が柔らかい

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素材から楽しむ料理

料理を楽しむ。そんなことをどれぐらいしていないだろうか。

ただ料理するんじゃなくて、楽しんで料理する。それって意外と難しい

人生を送るのに、何かを楽しむのはとても大切。それが仕事や料理や掃除洗濯のような、義務的にやらなきゃいけないものなら、なおさら。義務的なものをいかに楽しめるか、それが人生の豊かさを決める。

料理を楽しむコツ、それはより自然な食材を買うこと。

たとえば、泥のついたネギ。た

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ギャップを楽しむ冬

冬も近づいて、私の住む小さな町"南栗橋"ではすっかり息が白くなった。

そんな日は、あえて朝早くに外へ出る

袖に手を隠して、少し縮こまりながらジョギング。5分も走ると、体がとても暖かいなる。でも息は変わらず白い。

私は息と体温のギャップが好きだ

体は暖かいのに、息は寒いまま。服の下は汗ばんでいるのに、喉に入ってくる空気もキーンと張りつめていく。そのギャップがどうしようもなく愛おしい。

冬を

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冬を心地よくするために

これからの季節、少しずつ寒くなっていく。
冬はいつもどこか心細くなる。

そんなときに私は温かく自分を包むようにしている。

ガウン、毛布。あるいは温かい紅茶。寒い冬は暖かい恰好が、心地よさを上げてくれる。すごく当たり前のことだけど、あなたはどれぐらい自分の体の温かさを大切に出来ているだろうか。

論文研究によると、気温や室温が19度以下の状態で十分に温かくしていないと、人間はいつもの倍近く「寂し

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家を鮮やかにする小さな仕掛け

家がキレイと気持ちいい。それは大事なことだ。
でも、掃除より大切なことがあるかもしれない。

それが、緑を飾るということ。

ホコリさえなければキレイというなら、みんな築50年のあばら屋に住んでいるだろう。でも実際はそんなことはない。みんな新しいキレイな家に住みたい。

家がキレイかどうか、それを決めるのは家のデザインとパーツである

家の部屋割りなどの"デザイン"と、家具や装飾品の"パーツ"がな

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早朝と散歩と自然

日がまだ顔を覗かせていない早朝はこの頃随分と肌寒くなった。

でも、そうだからこそ、この季節の早朝には魅力がある。

私が住む小さな町"南栗橋"は朝はひんやりと冷えている。だからこそ、景色がとても綺麗だ。空気が澄んでいて、遠くの山々まで色鮮やかに映えている。

私はいつも厚手の靴下をはいて、ランニングシューズで家を飛び出す。

朝は散歩かジョギング。ひんやりとした空気と、映えた自然と、時々香る銀杏

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自然を楽しむ小さな習慣

少しずつ風が肌寒くなってきた10月末。

この季節は意外と香りの多い季節。

たとえば銀杏。たとえば紅葉。たとえば柿。たとえば茸。どれも実は香りがする。

香りを楽しむために私は朝の散歩と夜の散歩を欠かさずにやっている。

植物によって香りの強い時間が違うから。
銀杏は昼間によく香っている。一方、紅葉は夜の方が優しく香っている。柿は明け方。鼻を近づけてスンスンと嗅ぐと、ほのかに甘い香りが感じられる

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