詩人・松下育男さんのエッセーは読みやすい 詩も分かりやすいし 詩評もやさしい オンラインで1度 公開座談会で1度 それぞれお目にかかっただけだが X FB そしてnoteと膨大な投稿をしている 「体言止めの使い過ぎはよくない」と先日書いていた 私の大先生もいつもおっしゃることだ
【本】荒川洋治「忘れられる過去」。荒川さんの読書エッセイが好きだ。知らない作家や詩人、忘れられたことばを教えてくれる。知識だけではなく、物事を知った時の嬉しさや驚きも一緒に伝えるのが楽しい。文学はほんとうの真実を開示する力を持つ。「文学は実学である」ということばは重い。
荒川洋治 文庫の読書より 「 若い詩人の肖像 」 表現者は つねに、思いもよらない、 外部からの強圧的な視線に耐えていかなくてはならない
阿部 昭『新編 散文の基本』を読む。noteで酷評する人もいるが、私は楽しめた。前半は文章作法。「自分を表現する」とは何か、全身短篇小説家の指南に後頭部をガツンと殴られる。後半は短篇小説の作家論。小説の神様・志賀直哉が実は荒々しいという分析は見事。詩人・荒川洋治との対談も面白い。