イトカズ

もう若くはないわ、だって昭和女だもの。 大阪の中心で執筆、演劇、音声配信やってます。思…

イトカズ

もう若くはないわ、だって昭和女だもの。 大阪の中心で執筆、演劇、音声配信やってます。思い出さないけど忘れない日々の記録。stand.fm(スタエフ)→ https://stand.fm/channels/6530c802bcd1491cab3616f3

マガジン

  • うすのろ日記

    うすのろな毎日を綴った日記。ほぼ毎日更新しています。立ち食い蕎麦を食べるようにいつも通り、普通に平凡に日々生きていきたい気持ちの日記。

  • stand.fm

    stand.fmで過去に放送したものを集めてあります。 お時間のある時にここからでも、stannd.fmからもで聴いてみて下さい。

  • 不水溶性な日常

    少しのこと、たくさんのこと、いっぱい考えたこと…についてのエッセイ。 あんなことやこんなことを誰かと共有できたらいいなと思っています。

  • 映画で知り、本で生き、舞台で弾ける。

    映画、本、観劇の記録です。 この3本の柱でわたしは成り立っています。

  • オリジナル モノローグ・朗読・音声配信用素材集

    演劇の練習や音声配信、朗読などに利用できるオリジナル素材集です。 マガジン購入、または単品購入していただいた方は自由にお使いください。 少し利用規約はあります。各作品の下段をお読みいただけると嬉しいです。

最近の記事

  • 固定された記事

毒気とロマンティシズム (自己紹介に代えて)

それはコロナ真っ只中の春の日の昼下がり、ソファに寝転がって眠るわけでもなくぼんやり外を見ていた時だった。ニュースから流れる醜悪なセリフとは裏腹に空は爽やかに晴れていた。 「何かしよう...」 「そうだ何か書こう」 昔から書くことでモヤモヤした何かを払拭してきた経験がある。 書くことにした。 自己紹介するほど特別なキャリアも地位も何もない。 お知らせできるのは大阪のど真ん中で夫と一匹の猫との暮らしを営む昭和生まれの主婦という肩書きだけだ。 若い頃は海外生活が多かった。そのせ

    • 7月のコンパッション

      2024.7.21 (日) compassion もう長い間夏をやってるような気がする。 蝉はずっと鳴いていて、空には積乱雲が誇らしげに盛り上がっている。 暑い... 暑いというより痛いとでも言うべきなのだろうか。 7月ももう半分以上過ぎた。 この夏は忙しい。 物理的い忙しいのもあるが、それとはまた違って気持ちがイライラする気忙しさがある。確実に昨年の夏とは違う夏になるのだろう。 いや、すでにそうなっている。 次々と予期せぬことが起こる予感がする。 まだ起こってもいないこ

      • 【stand.fm】大見得切って、夏を駆け抜ける

        2024.7.19(金)放送分一部抜粋 … … 私は先日の日曜日に小屋入りしました。小屋入りというのは劇場にセットを入れたり役者が実際にその劇場で作業する体制に入ったことを意味しています。なんだかんだといろいろ問題が勃発しておりましたが本番に合わせてくる役者もスタッフも大したものです。それが日曜日のことで前日の土曜日に母の命日も近いということでお寺で法要を行いました。本当は21日が命日なんですがお寺の方もそういう日取りで準備をしてくださっていたのですが、私が21日はもう全く

        • 【essay】 ぱっと咲いて、はいさようなら

          先日から『リュウゼツラン』という植物の花が各地で開花したとかで、各ニュース番組などで取り上げられている。 桜の花の開花時期に日本人が大騒ぎするのは知っているが、リュウゼツランのことは知らなかった。すでにご存知の方はたくさんいらして、写真を撮りに現地に来ている方がたくさんいる。 「本来なら、生きているうちに見ることはできないと思ってましたけど、ラッキーです」と、感慨深げにインタビューに答えてらっしゃる。 聞くところによると、花を咲かせるまでに100年ほどかかるものらしく、一生に

        • 固定された記事

        毒気とロマンティシズム (自己紹介に代えて)

        マガジン

        • うすのろ日記
          650本
        • stand.fm
          35本
        • 不水溶性な日常
          63本
        • 映画で知り、本で生き、舞台で弾ける。
          75本
        • オリジナル モノローグ・朗読・音声配信用素材集
          11本
          ¥500
        • noteは小説より奇なり
          50本

        記事

          小屋入りと夏の訪れ

          2024.7.16 (火) Summer has begun and… 今日は月曜日じゃないよ、火曜日だよ… と、自分に言い聞かせながら朝を迎える。 月曜日が祝日の日は、ちょっと曜日が誤作動してしまう癖がある。 先日の日曜日から小屋入りしている。 今や旅芸人と化している。 なんだかんだと問題が勃発しても、やるべき時はちゃんと整うから不思議だ。あとは幕が開いてどうなるかは誰にもわからない未知の世界。 体がだるいな〜と、ずっと思っていたが、以前医者に「疲れた時などに飲んだらい

          小屋入りと夏の訪れ

          ほっと一息をつく、それにふさわしい場所

          2024.7.13 (土) memorial service 法要を行う。 本来なら21日が命日であるが、ここ数日劇団の稽古休みが続いていて、この際だから今やってしまおうと昨日思いついてとり行うことになった。 そのせいで朝から大忙しだ。 菩提寺は天王寺にあるお寺なのだが、こんなところまで?というほど外国人が大勢いらっしゃっている。 10時から本堂で法要が始まったが、外国人観光客の方が本堂に入りたいと言って勝手にあがろうとしてお寺の方に注意されていた。 ここの本堂に入れるのは

          ほっと一息をつく、それにふさわしい場所

          【stand.fm】 知は情にいつもしてやられる

          2024.7.12 (金)放送分より一部抜粋 … … 我が家はもう24時間エアコンが稼働していますけれども、私たち夫婦が外出していても猫がいるので、毎年この季節はびっくりするほどの電気代の請求があります。 ペットを飼っていらっしゃる方はお分かりでしょうが、本当に大変な季節になりました。 その暑さのせいかどうかは分かりませんが、数十年ぶりに金縛りに遭いました。 あの金縛りですよ。もうびっくり。 横向きで寝てたんですが、夜中に突然パカッと目が覚めて、目が覚めたと思ったと同時に体

          【stand.fm】 知は情にいつもしてやられる

          空はグレイッシュなミルフィーユ

          2024.7.11 (木) grayish 昨日の願いが通じたのか、今朝はいい塩梅に雨が降っている。 心なしか、エアコンをつけていると冷っとする感じがする。 出かけよう、雨傘をさして。 雨は降ったりやんだりを繰り返している。 最終的(昼頃)には完全に雨は上がって曇り空になった。 曇り空もなかなかいい。 灰色の濃淡のミルフィールのようだ。 子供の頃「空は常に青空じゃなきゃ嫌だ」という元気溌剌な友人がいたが、彼女は今もそうなのだろうかとふと思う。 雨も曇り空もなかなかいいわね

          空はグレイッシュなミルフィーユ

          わがまま人間の雨乞い

          2024.7.10 (水) LET IT RAIN 天気予報が当たらない。 朝、テレビで見た今日の予報は『曇り時々雨』になっている。 「少しは気温が下がるかしら?」とか「雨で空気が洗われるかしら?」とか そんなことを考えながら、今日は少し早めに出かけて買い物でもしようと意気揚々だったのだけれど、朝から晴れ渡っている。 昨日と同じピーカン照り。 本来なら雨傘をさしているはずの道行く人たちは日傘をさしている。 天気予報にぬか喜びさせられた感がある。 人間はわがままだということ

          わがまま人間の雨乞い

          そらおそろしい

          2024.7.8 (火) uneasiness あることがあって、朝から『自由』という言葉の意味を考えている。 自由って魅力的な言葉で、まぁ都合のいい言葉でもあるけど、 他人を不快にさせる自由ってそれは独りよがりってことだなと思う。 そんなことを朝からつらつら考えていた。 私って中二病なのかしら...いい歳をして。 明日は『生きるって?』なんてこと考えそう...そうなれば笑っちゃう。 外出して知人と出会うたびに、一旦停止して「暑いですねぇ〜」と挨拶を交わす。 今は「暑いで

          そらおそろしい

          【映画】夜空はいつでも最高密度の青色だ

          映画感想文感想文「夜空はいつもで最高密度の青色だ」 どこかの誰かが言っていた「この映画、とてもいいよ。特に都会で生活している人にとってズシンと来る映画だよ」と… 都会で生活する人にズシンと...それだけでもう映画を観なくてもわかるような気がした。 それでも観た。 たぶん、いいことばかりではないだろう、いやいいことなんてこれっぽっちもないかもしれないとは思うが、時には棘のようなものに刺されてみたいという願望が私の中にある。そうしないと心も体も頭も緩慢になってしまうかもしれない

          【映画】夜空はいつでも最高密度の青色だ

          かなり近い場所からの警告

          2024.7.8 (月) warning びっくり。 十数年ぶりに金縛りに遭った。 『遭った』という表現が正しいかどうかわからないけど、私の中で遭遇するというイメージがあるので遭ったということになるだろう。 金縛りの話なんて読みたくもないだろうが、記録として書いておく。 夜中2時過ぎ頃、何の前触れもなく突然目が覚めた。それと同時に身体が硬直して動けなくなった。私は右側を下にして横向きで寝ていたのだが、そのままの形で固まった。 目は見えていた。だが声が出せない。何度か隣の部屋

          かなり近い場所からの警告

          【刺言】 たとえば、テーブルの上のひとつの林檎。 それを見るために、せいいっぱい背伸びしなければならない小さな子どもと、 それを手でつかんで、食卓にいる人たちに自由にさしだせる主人とでは、 同じ林檎でも見え方がちがう。 新潮文庫『カフカ断片集』より *想像力があるかないかだな

          【刺言】 たとえば、テーブルの上のひとつの林檎。 それを見るために、せいいっぱい背伸びしなければならない小さな子どもと、 それを手でつかんで、食卓にいる人たちに自由にさしだせる主人とでは、 同じ林檎でも見え方がちがう。 新潮文庫『カフカ断片集』より *想像力があるかないかだな

          【stand.fm】娑婆っ気たっぷりな夏の使者来たる

          2024.7.5(金) 放送分一部抜粋 … … 救急車の往来も激しいです。 サイレンを聞くたびに、熱中症かしらと思ってしまいます。 暦みで言うと、7月7日までは半夏生ですからね。 関西では半夏生にタコを食べる習慣があって、スーパーなどではいつもよりたくさんのタコが並んでいます。 私はこの間の水曜日だったかな、タコ飯を作って、それとタコの刺身を食べました。 半夏生にタコを食べるというと、他の地域の方は、なんで?なんでタコ? とびっくりされるんですが、私は子供の頃から半夏生には

          【stand.fm】娑婆っ気たっぷりな夏の使者来たる

          あたりは静かなままだが、お暑うございます

          2024.7.4 (木) It's hot outside today 途切れ途切れにしか眠れなかった。 何も気にすることはないのに、何かが気になってすぐに目が覚めてしまう。 いったい私は何を気にしているのだろう...と、目が醒めるたびに考えるのだが、何も思い浮かばない。 そういう夜が年に数回ある。 人間の脳みそは不思議なもので、何もないのに何かあるように心配ごとを作り出してしまう。 案外、脳みそって馬鹿なのかもしれない。 * 今日、昔お世話になった知人が誕生日を迎える

          あたりは静かなままだが、お暑うございます

          乾かないからだ

          2024.7.3 (水) damp and humid, wet 高温&多湿な朝。 私にケンカ売ってるのか?というほど不快。 換気の悪い風呂場に閉じ込められているような気持ちになる。 昨日、リーガロイヤルホテルで買ってきたアンパンとクリームパンを、夫と半分こにして朝ごはんで食べる。 美味しい。 これなら3〜4個は食べれそうだ。 不快が食べてる間吹っ飛ぶ。 夫はアンパンが大好物で「また買ってきてよ」と言っていたが、そう簡単には買わない。いくらすると思ってんだ。 紀伊国屋書

          乾かないからだ