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宝石💎のような

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感銘を受けた珠玉の記事を感謝と共に収めました。ありがとうございます。
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運命の扉の開き方

運命の扉の開き方

実は、9月の終わりに、もうそろそろ今年は終わるなと急に思い立ち、10月以降の1年間の年間スケジュールを立ててしまっています、笑

ま、1年の始まり・・・
というか、新しい月日の始まりって、人によって違ってもいいもんね♪

なんでそのタイミングで今年の終わりが来たのかな〜って改めて考えてみると、私にとって大半を占めていた物事があるのだけど、それを手放す時期が来たから、「あ!一年が終わる」って感じたの

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【#創作大賞感想】「ナースの卯月に視えるもの」で蘇る感情の波が前向きな私を作る

【#創作大賞感想】「ナースの卯月に視えるもの」で蘇る感情の波が前向きな私を作る

長くなりますが「ナースの卯月に視えるもの」の感想に入る前に私の母についてお話をさせてください。

私の母は呑気で怖がりで自分ひとりではどこにも行けないほど方向音痴でした。家の近所でさえ道に迷うので妹と大笑いしてからかいました。母は「馬鹿にして!」と怒るのですが仕方ありません。だって、信じられない迷い方をするのですから。

激しい方向音痴のせいでしょうか、姉妹でからかいすぎたせいでしょうか。いくつも

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「ナースの卯月に視えるもの」本日発売です!

「ナースの卯月に視えるもの」本日発売です!

 本日、拙著「ナースの卯月に視えるもの」が発売となります。私の、初めての商業出版小説です!!

 

 趣味で小説を書いていた私がプロとして商業出版をするまでの道のりは、けっして楽ではありませんでした。荒涼とした山道を一人で登るようなものだと思いました。しかし振り返ってみると、私の体には太くて丈夫な命綱がついていました……

📚📚📚

 創作大賞2023で別冊文藝春秋賞を受賞した、と知らせを

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『紅のはらほろ散りて新しきーー』ヒスイの春短歌

『紅のはらほろ散りて新しきーー』ヒスイの春短歌

『紅のはらほろ散りて新しき
花をとどける母ゆきし春』ヒスイ

(くれないの はらほろちりて あたらしき
  はなをとどける ははゆきしはる)

仏花とは、白に限るようでして。
ところがうちの母は『赤』が好きな人でして。

なので仏前の花にも赤いカーネーションが入っております。

こういう決まりには、ふだん、ひどくうるさい姉ですが
いっぽんの赤いカーネーションだけは
黙って見逃がしております。

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『女子留置所の中』【5715文字】 #エッセイ部門 企画参加作品

『女子留置所の中』【5715文字】 #エッセイ部門 企画参加作品

『女子留置所の中』

「わかっているわよね」
店を出た私に中年女性が声をかけた。
鋭い視線で、私の前に立った女に向かって私は頭を下げた。

引きずられるようにして店の事務所へと連れて行かれる。女は私を離さないとばかりに腕を強く握っていた。

事務所では店への弁解の余地無く警察官へと身柄を引き渡された。ヨロヨロとした足取りを両脇で警察官に支えられながらパトカーに乗り込む。
パトカーの後部座席は思った

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企画『春とギター』、春永睦月さん作詞で歌ってみました🎸

企画『春とギター』、春永睦月さん作詞で歌ってみました🎸

こんにちはー。
お世話になっております。つる です。

さて、今回の note は、
私が今はまっています企画、
『春とギター』。
PJさんと、にゃんくしーさんの企画に
応募するものです。

今回採り上げますのは、
春永睦月さんです。
作詞をして下さいました。
ひと目拝読しまして、
ぜひ附曲してみたいと思いました。

春永さん、
歌詞を引用させていただきますね。
不都合ございましたなら仰ってくださ

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なぜ産んだの?

なぜ産んだの?

母さん
命と引き換えにしてまで
なぜ
ボクを産んだの?

まだ見ぬ母さん
いつあえますか?

ボクの願いは
贅沢ですか?

母さん
ボクは生まれてすぐ
余命宣告されました
成人までは
生きられないでしょうって

なんのために
生まれたんでしょうね

母さんが
生きて暮らしたほうが
良かったのではないか
何度も考えます

母さん
ボクはとても寂しいです
母さんの手作りの
食事がしてみたいです

母さ

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藤井風「満ちてゆく」に満たされて。

藤井風「満ちてゆく」に満たされて。

リリースされてしばらく経っているので
後だしジャンケンなところは否めない。

藤井風の「満ちてゆく」の動画を見ながら
いつも号泣してしまう。

noteは遺書だからって前から言っている
そのあたりも映像と重なってわたしに
とってドンピシャだった。

人が生きて悩んで生きて失ってまた
ふたたび老いてゆく自分を生きて、
すべてを差し出しながら死んでゆく
という世界観にわたしはとても共鳴
していた。

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ずっと続いてほしかったエンドロール。

ずっと続いてほしかったエンドロール。

わたしの好きなドラマ、「カルテット」。

夢がかないそうで叶わない。
いつまでこんなことやってるんだっていう
想いにも駆られながらも、夢にピリオドを
打つことを止めにした彼らが好きだった。

一緒に下る坂を下ろうぜみたいな。
四重奏楽団カルテットを組んだ男女4人の
物語。

脚本の坂元裕二さん好きな人には馴染み
すぎているぐらいの
台詞だけど。

泣きながらご飯食べたことがある人は、生きていけます

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「忠実な伝書鳩と、終わらない断捨離」

「忠実な伝書鳩と、終わらない断捨離」

年の暮れから病になった母は、最近しきりと断捨離をする。
それも『人にあげたい断捨離』だ。

「これは従妹のAに渡して」
「こっちは義姉へ」

まるで断捨離じゃなくて、形見分けじゃないかと思うが、母に逆らうのは面倒なので私は黙って、伝書鳩のように、母の断捨離を運んでいく。

「そろそろ渡す相手もいないんじゃないの」
聞いてみると、母はニヤリとした。

「まだまだあるわよ。あんたの知らないひとも、大勢

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メメント・モリ。死じゃなくてあなたを想うそんな日々だった。

メメント・モリ。死じゃなくてあなたを想うそんな日々だった。

あの大震災からもう10年経ったんだと思いながら、

10年前のじぶんの日記をみていた。

あの頃、ツイッターを始めた知り合いの人が

何人もいたけれど。

わたしはなかなか手が出せなくて。

なにかを言ったり書いたりすることがすごく

こわくなっていた頃だった。

いつかやるよって友人には言いながら

やらないまま日々は過ぎ。

あの頃からなんとなくだけど、SNSやっていないと、

世の中に存在し

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愛犬とのさよならの日のこと 【 3、最期の時 】 # 青ブラ文学部

愛犬とのさよならの日のこと 【 3、最期の時 】 # 青ブラ文学部

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前回までの記事です。

*****

2人で最後の写真を撮り終えると、ここちゃんはまたぐったりと電気毛布に倒れ込んだ。
虚ろな目をこちらに向け、小さく手足を動かす。

部屋全体が深い静寂に包まれる。
空へとここちゃんを迎えに来るかのようにゆっくりと窓の外に映し出された朝焼けがいつの間にか群青の空に変わっていた。

動物病院の予約時間は午後2時。
もう1時間を切っている。いよいよ最後の

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人は変われる。

人は変われる。

人は変われる
変われるということを
何度も目の当たりにした

人は必ず変われる

国際的議論のなされる
以前から
人間と自然は
切っても切り離せない
関係性だと
提唱し続けてる
人もいる

その通り
農業漁業林業
自然天候を相手にした
人間のための産業は
いま危機をむかえてる

それはそのまま
人類の危機でもある

気候危機という
1つの危機は
他の危機の1部となって
取り込まれている

哲学者

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地球沸騰化時代。

地球沸騰化時代。

既に過去
「地球温暖化」と警鐘を促し続け
誰も取り合わなかったのか

とうとう
「地球沸騰化の時期に入った」と
国連グテーレス事務総長が
警鐘を鳴らす

半世紀も以前の視座にて
有限な地球環境
「開発」を続ければ
成長の限界がくると
国連人間環境会議
(ストックホルム会議)

社会に呼び掛けてきた

「人間」と「自然」を
「対立関係」で捉える
思考法が自ら
地球環境を
破壊してきた根本

この思考

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