アイドル好き建築家(工学博士)が選ぶライフタイム・ベスト本10!
ハロプロとキューバと生牡蠣を愛し、 チワワとニルヴァーナと上原ひろみが大キライな建築家がセレクトしたベスト・ブック10冊です。
・『蝦蟇の油』黒澤明
黒澤映画ファン超絶必読の書、「読む黒澤映画」である。
・『玉介一代』悠玄亭玉介
最後の幇間、玉介師匠の自伝。日本古典サブカルチャーの素晴らしい部分が凝縮された昭和の芸事の歴史書である。
・『東京アンダーワールド』ロバート・ホワイティング
ヤクザと力道山とインチキ・イタリア系アメリカ人の昭和奇譚。
昭和裏社会ファン垂涎の名著。
・『ブラック・マシン・ミュージック』野田努
デトロイト・テクノ誕生から興隆までの歴史書。デトロイト・テクノの誕生はP-FUNK meets クラフトワークという正にREMIXな音楽歴史宇宙を堪能できる。
・『グラップラー刃牙 第7巻』板垣恵介
勇次郎vs独歩。漫画を観て震えたのはこれが初めてである。
・『チェ・ゲバラ伝』三好徹
これを読んでしまったがために南米に移住してしまった。「世界一カッコイイ男」(byジョン・レノン)の世界一カッコイイ伝記である。
・『名人伝』中島敦
なんか「究極の蕎麦好きは最後は蕎麦食わないで水だけ飲んで帰る」みたいな話。大好き笑。
・『ノルウェイの森』村上春樹
任意のページを開けば、1969年の新宿にタイムトリップ出来る。
1969年の新宿なんて全く知らないが、空気の匂い、空の色まで完璧に分かる。
文章の魔法。
・『オレがJBだ!』ジェームズ・ブラウン
聖書。
・『ペットサウンズ』ジム・フジーリ(村上春樹・訳)
1冊全部をビーチボーイズの歴史的名盤『ペットサウンズ』1作に捧げている。「音楽」を「文章」に置き換える、という意味で、私にとって究極に美しく完璧な文章がここにある。
・『磯崎新の「都庁」―戦後日本最大のコンペ』平松剛
建築の本は基本的に読まないが、この本はブッチギリ、ダントツで面白い。建築本はこの一冊があれば十分。
もし御趣味が合いましたら、是非こちらもどうぞ。
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