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諸悪と悲劇の根源=「奪う文化」と「負の連鎖」に立ち向かう

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人が奪う理由は、飢餓や喪失感に根差す本能のため。そして奪われた者は、恨みの矛先を奪った者、または他者に向ける。その繰り返しが、恩(pay)ではなく苦(pain)を送る(forwa… もっと読む
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#生き方

人の時間を奪うな、に感じる息苦しさ

人の時間を奪うな、に感じる息苦しさ

昨今、他人の時間を奪うな、という主張をよく耳にします。

・無駄に電話をしてくる
・結論から話さない
・人に聞く前に自分で調べない
・時間を守らない
・1人で行動できない

実はこれらはすべて「他人の時間を奪う行為」なんだそう。

最近だと、人に質問をするときは「私いまこんな状況なんですけどどうすればいいですか?」などと前提条件を揃えてからするべき(単発の質問では会話のラリーが延々続いてしまう)だ

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悪意に対抗するのって無理ゲーだよね。

悪意に対抗するのって無理ゲーだよね。

電車に乗ってたり、信号待ちしてる時にいつも思います。「死なない確率をなるべく上げよう」って。いわゆる「かもしれない運転」的なリスクヘッジ。電車だとおかしな挙動の人はいないか注意し、信号待ちなら車が突っ込んできた時に致命傷を負わないよう障害物が守ってくれる位置に立ちます。

ただ、こういう心構えでいたとしても、本当の悪意に対抗するのって不可能に近いんですよ。こちらで出来るのは「悪意に遭遇しないことを

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あなたにとって最大の「敵」とは

あなたにとって最大の「敵」とは

「ドリームキラー」とはあなたのゴール達成の邪魔をする人のことです。

例えばあなたが「ユーチューバー」になりたいと考えていたとします。
それをあなたの親に話したらおそらく「やめておきなさい」と言われるはずです。

このように、あなたのゴール達成を阻もうとする相手のことを「ドリームキラー」と言います。そしてドリームキラーは通常二人現れるのです。

今回はゴール達成とドリームキラーについて解説します。

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戦闘に巻き込まれたときにどうするかを考えてみました

戦闘に巻き込まれたときにどうするかを考えてみました

こんにちは!

突然、謎に怒られることってないでしょうか。

ワクチン受けたと言えば、「ワクチン推進派なんですか」と怒られ、副作用について書けば、「ワクチンに反対するのか!」と言われる。中国についてちょっと褒めると石が飛んでくるし、貶せば「中国をわかってない」と言われる。

謎の「敵か、味方か」を迫られるケースが割とあります。

Twitterにも、現実社会にも、一定の確率で「主張について戦うこと

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「昔は良かった」と「青春依存症」の深い関係

「昔は良かった」と「青春依存症」の深い関係

先日、日本では「過去の思い出」に生きる人が増えるため、子どもが「見るもの」「聞くもの」が他国とずれると書きました。

kel0tanさんから、面白い意見をもらいました。

あくまでも私の経験ですが、Aタイプは中高年になって突然発現するのではなく、30代とかでもすでにゴロゴロいました。大学のサークルにOBと称して頻繁に顔を出し、「オレらの頃はこうだったそれに比べて今の若い奴らは」みたいな不満を上から

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高齢化した日本で育つことのリスクを考えてみた

高齢化した日本で育つことのリスクを考えてみた

松井博さんが相変わらず面白い記事を書いています。

人間には年齢によって過去・現在・未来のバランスが変わっていき、歳をとると思い出が増えていくという話です。

もっと歳をとると、思い出でいっぱいなります。夢はほとんどなくなり、代わりに老後や健康に対する不安が大きくなっていきます。そして、気がつくと、いつの間にか大変な荷物なのです。

ほんとそうかも。
そして問題は、この層がまさに今、日本のボリュー

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人は権力を持つと冷酷な決断をしてしまう

人は権力を持つと冷酷な決断をしてしまう

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「人が残酷な決断を下せる理由」について解説します。

ミラーニューロンについて以前読んだ本に

「人は権力を持つとミラーニューロンの動きが鈍くなる」

という話しが書いてありました。

つまり、人間や猿には、誰かが行ったことをまるで自分のことのように感じる神経細胞があるという事です。

これは「共感力」の元になっている神経細胞と言われています

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厳しくしすぎると社会は回らなくなる

厳しくしすぎると社会は回らなくなる

こんにちは。mamieさんから、こんなコメントいただいたのです。

そうそうそうそう……となりました。

マレーシアの仕事のスピードは意外に早いのです。
意外に思われるかもですが、特にビジネスにおいて、日本人のスピードは遅いと思われています。慎重すぎて意思決定が遅いのです。

翌日が突然公休になるマレーシア前も書いたけど、マレーシアではよく信号が壊れてます。

誰もパニックにならず、警察官も出動せ

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自分も愛せない人が、他人を愛せるわけがない。

自分も愛せない人が、他人を愛せるわけがない。

「自分が社会から求められていない」から、
「愛がなくてもいいと思って婚活している」
と言った劇団員の女性に、冒頭の言葉を言い放った
美輪明宏さん
(先日の『愛のモヤモヤ相談室』)。

プラスとマイナスで自己採点したうえで、
「ああ、立派、立派」と自分を褒めてあげて
「自分を愛せるようになって、それから他人ですよ」と。
別に悪いところに目をつぶって溺愛しろ、ということではない。
いいも悪いも認めたう

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「そうはいっても我慢は大事でしょう」……という意見について考えてみたよ

「そうはいっても我慢は大事でしょう」……という意見について考えてみたよ

先日、この記事を書いたのです。そしたら、

「そうはいっても我慢は大事でしょ? 教室を立ち歩いていたり、歌を歌っていたりする人がいたら、みんなの迷惑です」

というご意見をいただきました。
私もずっとそう思っていて、気持ちはよくわかります。

今日はこの意見を考えてみます。
人によっては不快になるかもなので有料です。

我慢することで上手くいっていた時代もあった
我慢すること、でうまくいってた時代

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「正義の味方」の怒り

「正義の味方」の怒り

あんたも怒りに身を任せることがあるかい?

人間、誰だって怒りに身を委ねたくなってしまうことってあるよな。
でも、その怒りが「正義」とセットになるとちょっとばかり厄介なことになる。

今日はそんな正義の話をしよう。

今朝のことだった。いつも通りの電車に乗ってザ・サラリーマンな俺は仕事場に向かっていたわけよ。

その電車の中で一つの事件が起きた。電車に乗り込んできたおっさんと初老のおっさんが電車の

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こうして私たちは、好きなことをしなくなっていく。

こうして私たちは、好きなことをしなくなっていく。

私たちは、思っているよりも過去から影響を受けながら、生きています。

先日こんなことがありました。

スタバにお母さんと5歳くらいの子どもがいて、こんな会話が聞こえてきたのです。

「ワガママ言うなら、(アイスがたっぷり乗った飲み物を)あげないからね。わかった?」と、お母さん。

その子は本当は、目の前の広場で駆けまわってから食べたかった様子で、シュン……としていました。

きっとこういう会話は今

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部落差別という呪いを受けた村に生まれた話

部落差別という呪いを受けた村に生まれた話

このnoteを公開するかどうかかなり悩んだ。
それは私の中での感情の着地点が見えず、これを公開することでなんの意味があるのだろうと自分でも分からなかったからだ。
だけど、もうこのタイミングではないと恐らく今後もう一生これを書くことはないだろうと思った。だから備忘録として残してみようと思う。

これは私の奥深くに居座り続ける一種のアイデンティティでもある。

◇◇◇◇

アメリカで広がっている人種差

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「お金のいらない国」を実現するために必要なこと

「お金のいらない国」を実現するために必要なこと

以前、長島龍人さんの小説「お金のいらない国」を読んだことがあります。

小説の主人公は、ある日突然「お金のいらない国」に迷い込みます。そこでは、レストランで注文して料理を食べるのもタダですし、家に住むのもタダです。何をするのも全てがタダなのです。

その国に住んでいる人みんなが、自分にできること、自分が得意なことでもってお役に立つことで、あらゆるモノやサービスが生み出され、社会の中で循環しています

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