人は権力を持つと冷酷な決断をしてしまう
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「人が残酷な決断を下せる理由」について解説します。
ミラーニューロンについて
以前読んだ本に
「人は権力を持つとミラーニューロンの動きが鈍くなる」
という話しが書いてありました。
つまり、人間や猿には、誰かが行ったことをまるで自分のことのように感じる神経細胞があるという事です。
これは「共感力」の元になっている神経細胞と言われています。
つまり、人は相手が感じていることを、自分のことのように感じる能力が生まれつき備わっているのです。(もちろん人によって共感力の強い弱いはありますが、基本的には人であれば誰でも他人に共感することが出来るのです)
そしてこれは実際に目の前にいる人でなく、文章でも反応が起こると考えられています。例えば本を読んで感動したり、怖がったり、楽しいと思うのもミラーニューロンが関係しているからなのです。
ところが、このミラーニューロンが権力を持つと弱まってしまうというデータがあるのです。
戦争という選択肢を取れる心理状態
「権力」とは、政治を動かす力や、経済や社会を動かす力、そして人を動かす力の事です。
そして人は権力を持つと、ミラーニューロンが弱まるため、他人の痛みに鈍感になり、残酷な決断でも下せるようなるのです。
実際こういった事例は歴史を見れば枚挙にいとまがありません。
大量に人を殺害する戦争や、パワハラ(ハラスメント)、いじめもその一例です。
また経済格差がどんどん開き、死ぬまでに使いきれないお金を持っている人もいれば、一方では今日食べる物にも苦労している人が世界中にはまだ沢山いるわけです。
相手の痛みに強い共感を持てる人であれば、おそらくこういった決断をすることは難しいでしょう。
しかし、戦争という決断を下す政治家はミラーニューロンの力が弱まっているため、現場の兵士やその家族、そして侵攻されるウクライナの一般住民の気持ちを感じることが出来ず、より大きな大義のためなら犠牲もいとわないという決断を下すことが出来るのです。
一見「功利主義」のようにも感じますが、実際には一部の人の利益にしかなっていない決断もたくさんあるわけです。
私たち取ることが出来る対応
このような場合に私たちはどうしたらいいのでしょうか?
一つは自分がより多くの知識を持つこと。
もう一つは自分の価値観を確立することです。
まず知識を持たないと権力者が行おうとしていることを理解することが出来ません。
また、知識を入れた後は情報の善し悪しを判断するために、自分の価値判断基準を持つことがとても重要です。自分の価値基準を持つことで、周りに惑わされることなく、自分が正しいと思うことを選択することが出来ます。
そしてもし自分が判断したことが間違っていると思えば、また知識を入れて新しく価値基準を作ればいいのです。
混迷を極める時代であっても自分の判断基準を持って、正しいと思う決断を皆さんも行っていただければと思います。
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