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映画『シン・仮面ライダー』〜中年マーケット〜
私がまだ小学生の頃、正直、仮面ライダー1号、2号は仮面ライダー本の中で知る過去の存在でした。はっきり見た記憶があるのは仮面ライダースーパーワンとかスカイライダーくらいからだろうか。再放送で仮面ライダーアマゾンを見た記憶もあるが、それも斬新な設定だったから記憶に残っている程度である。だから、仮面ライダーに思い入れが強い世代ではない。
一方でなぜか中学に入って、仮面ライダーブラックが放映された時には
『舞妓さんちのまかないさん』〜自分の居場所〜
誰の言葉だった忘れてしまったが、『若者ほど保守的である』という言葉がある。その人曰く、「若い人は自分の優先順位がはっきりと定まっていなため、イメージを守ろうとする。かっこいいとか流行っているとか。そのため、何事も満遍なくやろうとする。一方で年を取って大人になると優先順位がはっきりとしてくる。家族が大事、仕事が大事、趣味が大事。それゆえその他のことに頓着せず、他人の目も気にならない」
この言葉に出
ある判決と『ケイコ目を澄まして』について
2月27日、大阪地裁である判決が下った。5年前の聴覚障害者(安優香さん当時11歳)の重機による死亡事故に対する判決である。
裁判の争点になったのは、安優香さんの逸失利益について、健常者と同じ労働者の平均賃金で算出するか、障害者として算出するかという点であった。
大阪地裁の武田ミカ裁判長(女性)は安優香さんの逸失利益は健常者の85%とする判決を下した。そして『障害が労働能力を制限し得る事実である事