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デザイン視点で見るパリ五輪
Cover Picture by: Rudy van der Veen via https://skitterphoto.com/photos/3483/olympic-rings-in-paris フランス人はいつも何でも文句ばかり,とは,フランスに暮らす…
Xから離脱したのだけど,日本語でボソッという場がなくなりつつあるので,noteで何てことない日常的に感じたことなどをちょっと続けてみようかと思っています.そのうちマガジンに出来るといいな.よろしくお願いします.
健康であることもしくは健康であると思っていること
Photo by Jazmin Quaynor on Unsplash
幸い,1年に一度日帰りの人間ドックを自己負担無しで受診させてもらえるので,今年も半日少し費やして検査に出かけた.
高松に赴任して2年目なので昨年と同じ医療機関を随分前から予約しておいた.というのも,広島でもそうだったのだけど,内視鏡検査を経鼻でしてもらおうと思うと,全くもって日程が取れなくてほとほと困った経験があるからだ.補
戻れない夏の恋の物語
自分にはそんな経験などないはずなのに.まるであったかのように胸が焦がれたりするのは何故なのだろう.いい歌を聴くといつだってそう思う.夏は恋の季節だ,ということになっている.ここに集めたのは,この世界のどこかにいるであろういくつかの僕の分身と,その恋の相手との物語.彼らは僕よりも随分と魅力的であったり,自信があるようだったり,あるいはシャイだったりする.そして相手の女の子はどうやってもみんな素敵なの
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Cover Picture by: Rudy van der Veen via https://skitterphoto.com/photos/3483/olympic-rings-in-paris
フランス人はいつも何でも文句ばかり,とは,フランスに暮らす友人たちの常套句.生粋のフランス人が同じこと言うし,移民もあきれながらそう話します.確かに,日本から見るフランス,特にパリという都市は古い映
交信としてのデザイン、形のないものをつくるアーキテクト
四国の玄関口、高松市で暮らし始めてあっという間に一年が経ちました。
異動してしばらくは環境に慣れていないことによる無知をいいことに、のんびり仕事できていたのもつかの間、5月にはカリフォルニアへのいくつかの先進的な教育機関への視察、その後はその視察をテコにしてゼロイチで新しいプロジェクトを立ち上げたり、そのプロジェクトのドライランのマネジメントで存外忙しくなった昨年でした。でもその忙しいことは決し
建築の生まれるところ.恩師への謝辞.
僕には建築の恩師と呼べる人が3人いる.大学の時のゼミの先生,大学院の研究室の先生,そして設計を学んだ建築家.いずれも建築にまつわる哲学と歴史とデザイン/設計.それらを横断してきた自分は幸せである.恩師たちの期待に応えることが出来ているかは怪しいものの,今の自分は彼らの存在なしにはあり得ない.そしてある日突然,大学の恩師が昨年帰らぬ人となったことを知る.思い出を語る会が催された.いろんな想いが去来す
もっとみる読むTHINK125 ダイジェスト_ゲストは渡辺俊美さん(TOKYO No.1 SOULSET) 2024年4月26日
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谷尻誠と吉田愛率いるサポーズデザインオフィスの新拠点として数ヶ月前にオープンした猫屋町ビルヂング.その4階は,まだ名前のないスペース.ここが新しいTHINKの舞台となる.旧会場から持ち込まれたこのイベントの名脇役の一つである発泡スチロールのスツールに,THINKの125回の歴史が刻み込まれている.開始時間が近づくにつれ,その席が埋まっていく.おそらく東京などではあり得ないほどの距離の近さでゲ