西尾通哲(240design)/ Michiaki Nishio

場所づくりモノづくり仕組みづくり.教育産業の中でその在りかたを考える.ファシリテーター…

西尾通哲(240design)/ Michiaki Nishio

場所づくりモノづくり仕組みづくり.教育産業の中でその在りかたを考える.ファシリテーターとしての依頼もお気軽にどうぞ.本当は一級建築士.デザインの前と後を考えるメディアUNDESIGNED編集長.広島市と高松市の二拠点暮らし.https://linktr.ee/240design

マガジン

  • THINK BOOK

    「THINK BOOK」は、サポーズデザインオフィスが企画する、THINKをテーマにしたプロジェクトを文字と写真でとどけるメディアです。 2011年からスタートし、毎月1回、国内外から広島事務所本社へゲストを招いてのトークショーと、その時々のゲストに関連する企画を行っています。 谷尻誠がファシリテーターをつとめ、240designの西尾通哲が、ゲストの現在の活動内容だけでなく、なぜその活動を行うに至ったのか、その発想の原点にある「考え」はどのようなキッカケによるものかなど、物事の生まれる背景についてせまっていきます。

  • せとうち未来共創CoLAB

    • 12本

    せとうち未来共創CoLABメンバーからの情報共有

  • 今からでも遅くない.だんだん英語が使えるようになる3つの習慣

    英語を使えるものにするのに留学もお金もほとんど必要ない!日本人にとって,英語は実はそんなに難しいものではありません.もともと中学高校で習った英語の知識しかなかったアラフィフの僕,ある日,英語を喋れるようになるためにはこれがラストチャンスかも,という出来事が.それからトライ&エラーの繰り返し.隙間時間の活用で,だんだん英語が喋れるようになりました.その経験を,3つの習慣として整理してみました.でも半分はエッセイ(笑).世界を旅するように日常に暮らす感覚を養いたい人に.

  • 暮らしの実験

    自ら実験台になり、日々の生活と環境をクリエイティブな視点で工夫し、改善し、その顛末を記録します。時にミニマリスト、時にマキシマリスト、そして往々にしてエキセントリックで、稀にエクストリームな暮らしの小さな実験の数々。常識を疑い、生活の基本を体験的に理解することで、現代社会を機知と共にサヴァイブし静かな野生を呼び覚まします。あるいはマンネリ化する日常からの逸脱、漂流。ウェルビーイングの先の地平へ。時々有料記事。ぜひ御贔屓に。

  • 240gram(s)

    2014年から不定期で発行されていた,240designの西尾通哲が毎日の生活の中で切り取った風景とそこから想起することをまとめたZINE "240gram" を転載しています.記事の購入でA3両面に印刷して複製できるZINEのデータがダウンロードできます.購入いただいたzineは自由に配布していただけます.2023年10月現在,VOL.15まで出ています.(アップしていない号は順次ランダムにぼちぼちアップしていきます)

最近の記事

伝えるとは.質問とは.「きく、かく。讃岐仕事人から学ぶカフェ講座」で学んだこと.

2024年6月14日.職場からのメッセージで,こんなイベントの案内が届きました.聞くと,私が所属する学校の卒業生からの紹介です,ということで,会場も以前丸亀町商店街の組合長さんに案内されて説明を受けた場所でもあるし,自分の仕事上「聞く」と「書く」は重要なウェイトをしめていたりと,いろんな点が繋がって直感ですぐに申し込んだのでした. 会場につくと,男性は僕一人…不安… そのうち,一人ではなくなったので一安心.ワンドリンク制だったので,定時後だからビールを注文.会場の窓から見え

    • 交信としてのデザイン、形のないものをつくるアーキテクト

      四国の玄関口、高松市で暮らし始めてあっという間に一年が経ちました。 異動してしばらくは環境に慣れていないことによる無知をいいことに、のんびり仕事できていたのもつかの間、5月にはカリフォルニアへのいくつかの先進的な教育機関への視察、その後はその視察をテコにしてゼロイチで新しいプロジェクトを立ち上げたり、そのプロジェクトのドライランのマネジメントで存外忙しくなった昨年でした。でもその忙しいことは決して悪いことではなかった。というのは、そのプロジェクトは敢えて社外の人たちと意見交

      • 英語は勉強じゃない,言葉だ,よね.

        以前,齢50近くになった僕がどうして英語を身につけたのか,というのをシリーズでマガジンにまとめたのですが,それから数年が経ち,ちょっと回りくどくエッセイ的な部分が多かったことを振り返り,もう少しHowにフォーカスした短めの手引書になれば何かの役に立てるかもと思い,その後の英会話能力維持のメンテナンスを含めて綴り直してみたいという気持ちになりました,ので,書きます. 学校英語だけ習ってきた僕が齢50を超えて英語を話すまで. 以前のマガジンに書いたエッセイの内容,つまり僕がや

        • 瀬戸内(せとうち)未来共創プロジェクトのプレローンチの振り返り

          せとうち未来共創プロジェクトは,ひとことで言えば何ですか?と言われた時,実社会の課題に学校の枠組みを超えて協働して取り組む学びのコミュニティです,と言うことにしています. 背景は,ざっとこんな感じです.学校,ここでは高等教育機関,特に専門学校はスペシャリストを育成するという創成期における社会からの要請でバブル期から21世紀の最初の10年くらいまである意味で順調にその役割を担ってきたんですね.ただ,だんだんとこのままで良いのかな?という漠然とした小さな違和感が頭をもたげて来る

        伝えるとは.質問とは.「きく、かく。讃岐仕事人から学ぶカフェ講座」で学んだこと.

        マガジン

        • THINK BOOK
          ¥780 / 月
        • せとうち未来共創CoLAB
          12本
        • 今からでも遅くない.だんだん英語が使えるようになる3つの習慣
          11本
          ¥300
        • 暮らしの実験
          13本
        • 240gram(s)
          7本
        • MEANWHILE CITY 日本語プロジェクト
          8本

        記事

          建築の生まれるところ.恩師への謝辞.

          僕には建築の恩師と呼べる人が3人いる.大学の時のゼミの先生,大学院の研究室の先生,そして設計を学んだ建築家.いずれも建築にまつわる哲学と歴史とデザイン/設計.それらを横断してきた自分は幸せである.恩師たちの期待に応えることが出来ているかは怪しいものの,今の自分は彼らの存在なしにはあり得ない.そしてある日突然,大学の恩師が昨年帰らぬ人となったことを知る.思い出を語る会が催された.いろんな想いが去来することを書き留めておく. 建築学科に進もう,と決めたのは高校生の時.人並みに受

          建築の生まれるところ.恩師への謝辞.

          DAOって何だお?身に余るイベントに会場を提供して学んだこと.

          ーー「せとうち未来共創」のスタッフが接したいろんな出来事からせとうちの未来を考えるーー 2024年6月1日,私たち穴吹カレッジの校舎をお使いいただいて,DAO や web3,ブロックチェーン といった最新技術とそこに発生する新しいコミュニティ生成に向けた大きなイベントが開催されました.これが勢いで安請け合いしたにもかかわらず,予想をはるかに超えてくる重要かつ大きなイベントでして身に余る~と思いつつ,せとうち未来共創や穴吹学園のことも知っていただく機会として結果的にグッジョブ

          DAOって何だお?身に余るイベントに会場を提供して学んだこと.

          国際交流イベント「SANUKIで世界と会いましょう/World meetin' SANUKI"の準備ミーティング

          6月から定例で実施する国際交流イベントの準備のためのミーティングを実施しました.イベントの開催と同じ場所,時刻と同じ時間設定で試行を兼ねて集まりました.場所は co-ba takamatsu さんです. 留学生の学生スタッフは,台湾からのショウさん,ミャンマーからのメイさん.二人とも初対面の大人が多かったせいか最初は少しシャイでしたが話しあっていくうちにお互いの個性や趣味も伺い知ることが出来ました. というのも,実際のイベント時に参加者と一緒にどんなアクティビティというか

          国際交流イベント「SANUKIで世界と会いましょう/World meetin' SANUKI"の準備ミーティング

          高松タクシー協会さまとの取り組み

          瀬戸内未来共創のプレローンチ後の取り組みとして,2023年の10月から高松商工会議所さまの仲介により高松タクシー協会さまの課題解決のためのプロジェクトが動き始めました.学校が主体となって運営する特性上,各プロジェクトは年度によって仕切り直す必要性もあり,いったん3月までの成果を4月の初めに提言として受講した学生グループによるプレゼンテーションがありました. タクシー協会さまからは,終了後も,プロジェクトで上がってきた幾つかの学生からの提案を実現に移すまで取り組みたいというこ

          高松タクシー協会さまとの取り組み

          国際交流という小さな試みを自分たちではじめてみる.

          World meetin' SANUKI さぬきで世界と会いましょう. 6月にスタートするシリーズイベントに関わることになりました.コトの発端は,自分が手伝っていたコワーキングスペースの「イングリッシュ・バル」という英会話体験の定例イベントが急に終わってしまったことでした.担当していたアメリカ人の先生が急遽帰国することがその原因だったわけですが,それは不意打ちのように急な出来事だったらしく,事前の準備や事前相談があるのが普通だと考えている日本ではなかなか起こりえないスピード

          国際交流という小さな試みを自分たちではじめてみる.

          Eurovision song contest に見る欧州の現在地

          日本にはあまり馴染みのないけど世界の人が楽しみにしていることはいろいろあると思うけど,多くのヨーロピアンが老いも若きも5月になるとあちこちで話題にするのがEurovisionである.日本語にすると欧州歌謡祭.優勝した国が次の年の開催地となるのがこのお祭りの基本である.今年は昨年の優勝国スウェーデンの第3の都市マルメで開催された. 日本時間5月12日未明に決勝が行われた今年,2024年はスイスがダントツのスコアで優勝して幕を閉じた.2023は前述の通りスウェーデン,2022は

          Eurovision song contest に見る欧州の現在地

          本を選んで考えた

          僕が所属している学校(現在二つの専門学校と,産学・地域連携センターのディレクターという役を頂いております)で寄付から学生向けの図書を30冊ほど選書できる機会があった. 寄付を頂いた経緯から,その本たちは「○○文庫」として寄付者の名前を冠したある「まとまり」として図書室へ設置されることになるので,それらは永く読める本であること,将来のスタンダードになり得るクオリティを感じさせるものが良いなと思った.つまり,現代の学生たちにとって,将来への羅針盤となるようなもの,かつ,現在学ん

          読むTHINK125 ダイジェスト_ゲストは渡辺俊美さん(TOKYO No.1 SOULSET) 2024年4月26日

          ーー 谷尻誠と吉田愛率いるサポーズデザインオフィスの新拠点として数ヶ月前にオープンした猫屋町ビルヂング.その4階は,まだ名前のないスペース.ここが新しいTHINKの舞台となる.旧会場から持ち込まれたこのイベントの名脇役の一つである発泡スチロールのスツールに,THINKの125回の歴史が刻み込まれている.開始時間が近づくにつれ,その席が埋まっていく.おそらく東京などではあり得ないほどの距離の近さでゲストと対話できる空間はプレミアムだ.席を確保して,今回のトークに関連する展示が行

          読むTHINK125 ダイジェスト_ゲストは渡辺俊美さん(TOKYO No.1 SOULSET) 2024年4月26日

          読むTHINK_THINK 124 濱渦伸次さん(NOT A HOTEL CEO)2024年3月22日開催分のダイジェスト

          THINK 124 濱渦伸次さん(NOT A HOTEL CEO) オープニング 谷尻誠さん(以下 谷尻): 今日は NOT A HOTEL の濱渦伸次さんに来ていただきました. 濱渦伸次さん(以下 濱渦): 濱渦です.谷尻さんに広島でトークをするから来てって言われて,10人くらいお客さん集まるのかなと思ってましたけど,思ったより多いですね. 谷尻: はは,広島の人に失礼ですよ(笑)100人くらいは入ってると思います. NOT A HOTEL を知ってる人? (会場

          読むTHINK_THINK 124 濱渦伸次さん(NOT A HOTEL CEO)2024年3月22日開催分のダイジェスト

          読むTHINK:逆THINK 谷尻誠さんを迎えて、起業家マインドについて聞いた

          さて、今回の読むTHINKですが、共同編集の西尾が谷尻誠さんの東京オフィスを訪ね、建築家がいかにして起業家マインドを得るに至ったかについてインタビューをしました。なお、この企画は穴吹カレッジの立ち上げた「瀬戸内未来共創プロジェクト」の中の公開講座として実施したものを THINK BOOK マガジンの読者の方にも少しアレンジしてお届けするものです。 瀬戸内未来共創プロジェクト 公開講座/オープン・レクチャー ゲスト:谷尻誠さん(suppose design office 共同

          読むTHINK:逆THINK 谷尻誠さんを迎えて、起業家マインドについて聞いた

          読むTHINK_THINK#40(ゲスト:White Moutaineering デザイナー相澤陽介さん:2014年5月16日)

          読むTHINK、今月は、2014年5月に実施された第40回目のゲスト、White Moutaineering の相澤陽介さんを迎えてのトークの記録からダイジェストをまとめました。 洋服好きでも知られるホスト役の谷尻誠さん。「Tシャツ一枚でも、相澤さんのつくる服の違いが分かりますよね」と語る。White Mountaineering という自分のブランドを立ち上げ、育てながら、ひとりのデザイナーとして、世界の既存のアパレルブランドからもデザインやディレクションを請け負う、とい

          読むTHINK_THINK#40(ゲスト:White Moutaineering デザイナー相澤陽介さん:2014年5月16日)

          自炊から家庭ゴミを再考する

          30年ぶりの自炊生活。生ゴミがほとんど出ない。野菜の芯や皮もほとんどのものを一緒に調理して食べてしまうからだ。普段なら切って捨てるような部位や、茎、例えば他にもバナナの皮だっていろいろ調べると調理法がある。それも別に難しくないからバナナを食べるときにササッと作って食べてしまう。 食いしん坊のせいでゴミが出ないのか、ゴミを出さないために食べてるのか、自分でもよくわからない上にそれはどっちでもよくて、ゴミが出ないことと実験的なことをしているバランスがなんとなく性にあっている、と

          自炊から家庭ゴミを再考する