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国際交流という小さな試みを自分たちではじめてみる.

World meetin' SANUKI さぬきで世界と会いましょう.

6月にスタートするシリーズイベントに関わることになりました.コトの発端は,自分が手伝っていたコワーキングスペースの「イングリッシュ・バル」という英会話体験の定例イベントが急に終わってしまったことでした.担当していたアメリカ人の先生が急遽帰国することがその原因だったわけですが,それは不意打ちのように急な出来事だったらしく,事前の準備や事前相談があるのが普通だと考えている日本ではなかなか起こりえないスピード感だったと後でコワーキングスペースのマネージャーさんから聞きました.イングリッシュ・バルも月例イベントだったので,僕も最後の回(になるとはその場の誰もが想像していなかった)に出た後,次の回について確認しようとしたところ,上記のような出来事を知ったのでした.だから,参加していた人たち(多くは過去に何度も参加していた馴染みの方々だ)も急にこのイベントが無くなってしまってきっと寂しく思っているに違いありません.

さてさて,そんなわけで,せとうち未来共創のマネージャーでもある私は,コワーキングスペースの co-ba takamatsu マネージャーの石川さんと共に話の行きがかり上「どうしましょうかね」という展開に.

石川さんとしては,継続してきた イングリッシュ・バル に代わるものを考えたいが,すぐに英語の先生が手配できる術もなく,という感じ.その時に私の頭に浮かんだのは,数か月前に聞いた「留学生が日本人学生とあまり触れ合う機会がない」というある会議での報告でした.そこで「英語に限らず,国際交流を促進するイベントであれば,留学生と日本人学生だけでなく,それを軸に一般の参加者も含めて異文化交流のイベントならどうでしょうか」と提案しました.

穴吹カレッジの国際科で学ぶ留学生たちの殆どは留学生だけのクラスで構成されています.校舎も別になっていて,なかなか確かに日常で日本の学生と交流する機会が起き得ない状況設定になってしまっています.また,その環境が彼らの日本語習得にとってあまり好ましくないことも簡単に想像できました.一方で留学生の多くはアジア諸国からで,アジアの方々はだいたい日本人より英語を上手くても下手でも恥ずかしがらず喋ります.留学生たちの多国籍な母国語と,私たちの母国語である日本語,そしてそれを仲介する英語,このやりとりで交流が出来そうではないか,というのが私の見立てでした.

石川さんもこのアイデアに可能性を感じてくれて,そこからざっくりと全体の構成や年間のアクティビティなどの候補案を作成し,留学生の学生を管轄している部署の部長にも繋ぎ,2ヶ月くらいで構想をまとめたのが3月.やるなら学生主体で運営をしてもらうと学生にとってもいい経験になるのでは,という学びの機会も加え,せとうち未来共創CoLABのひとつのプロジェクトとして動かしていくことになりました.co-ba takamatsu x せとうち未来共創プロジェクトの2024年度の第1弾の企画が誕生です:)

4月の新学期のスタートと同時に,学内で学生運営スタッフ募集の掲示とアナウンスを始めたところ,日本人学生6名,留学生2名の学生スタッフが集まってくれています.今後も取り組みについてアップデートしていきたいと思います.


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