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卒業生との作戦会議も楽しい

最近は,卒業生が何やら面白い案件を持ってきてくれることが生まれてきています.もちろん,以前から,ある企業に採用されそこで昇任していった卒業生が人事の裁量権を持つようになって母校に求人を出してくれるとか,独立した卒業生が自分が取り組んでいるプロジェクトの中で見学やインターンなどを受け入れてくれたりとか,卒業生と協働する機会はランダムに提供されていたわけですけど,少し新しいフェーズで学校や学生との共創の機会提供みたいなことが,卒業生発信で起きてくるようになりました.

ひとつは,卒業生から学生と協働したいということでデザインのプロポーザルを一緒に進めることになりました.卒業生が所属する企業が所有するビルの一部を改修というか問題解決のためのデザインを共に考えましょう,というもの.

さらに,別の卒業生からも,自分たちで運営しているデザイン事務所が依頼を受けるプロジェクトに,学生や他の卒業生を巻き込んで楽しいことが出来ないか,という相談.こちらはまだ契約前ということで,事前の相談を受けたばかり.今後が楽しみです!

これも,せとうち未来共創プロジェクトというプラットフォームを立ち上げたことが間接的にそういうプロジェクトの受け皿として機能し始めたのかもしれません.

考えてみれば,穴吹カレッジの卒業生や講師という人たちが,仕事の現場で協働することは実はとても多いんです.

先日高松で行われた「サンポート高松トライアスロン」も,実行委員としてパンフレット制作を指揮した卒業生がいて,そのパンフレットのデザイン周りを担当した卒業生がいて,当日の中継を穴吹デザインカレッジのネット動画クリエイター学科がサポートして,と,穴吹カレッジのコラボ案件に結果的になっているという事実があるんですよね~.

広島でも,4月にオープンした「Pride of Hiroshima」という展示企画(現在も開催中)に,多くの穴吹カレッジ関係者が関わっているのです.(会場構成デザイン,フライヤーデザイン,”言葉の花”プログラミング,etc)

展示のメッセージも非常に力強く,お勧めです.広島に行かれた際はぜひお立ち寄りくださいね.

それから,ちょっと前になりますが,広島グッドデザインにも多くの卒業生や関係者が選ばれていたりします.

そして,デザイン分野での穴吹カレッジ卒業生トップランナーはやはり,谷尻誠さんと吉田愛さん.サポーズ・デザイン・オフィスを共同で主宰しています.その新拠点として昨年広島市猫屋町に出来た「猫屋町ビルヂング」でも,いろんなコラボが発生しています.来る8月10日,11日に行われる「猫祭」イベントのビジュアルを手掛けたのは卒業生のデザイナー新ちゃん.すぐに世界的に人気者になると確信しています.

猫屋町ビルヂングについては,別のマガジンに寄稿もしているのでぜひご覧ください↓

サポーズ・デザイン・オフィスで開催される「THINK」では,オーディエンスの中にたくさんの卒業生が集まります.特に,著名なデザイナーがゲストの時は,それはもう卒業生と出会える場と言っても差し支えないくらい.

先日は インテリアデザイナーの片山正通さんがゲストでしたが,その卒業生比率は中々のもの.ついみんなを写真に納めてしまいました(撮れなかった人たちも他にももっとたくさんいたのです,残念!)

カメラロールに収まっているTHINKに集まった卒業生たち.実際はもっと沢山いたのに!

特に僕がデザイン周りの情報があつまる場所にいるのでご紹介する内容がそのジャンルに偏りがちになりますが,あらためて,地方のクリエイティブに僕らの果たしている役割は決して小さくないなと思います.

僕たちは,単なる学校というより,もっと大きなコミュニティの中に居ることを実感せずにはいられません.穴吹カレッジだからとかどうとかいう閉鎖的なコミュニティではなく,もっと多くのひととポジティブに繋がれる場所.そして,そのつながりが新しいプロジェクトを生んで,社会を豊かにしていく.

日々の仕事に対し背筋が伸びると同時に,ますます楽しいことを仕掛けていけるようになれば…と思うのでした.

せとうち未来共創CoLAB スタッフが気ままに情報発信するマガジンです。 せとうち未来共創CoLABとは、穴吹カレッジ産学地域連携センターがハブとなって「瀬戸内地域の課題から未来を創り出す」をミッションとする実社会での学びのコミュニティです。穴吹学園の多様な教育リソースに加え、行政、企業、地域団体や起業家・クリエイターなどとの共創・協働で、既存の枠組みを越えた化学反応・イノベーションが起きるプロセス、そこで過ごす時間と場所をオンライン環境を併用して提供します。 https://sites.google.com/a.anabuki-college.net/setouchiglidelearningcommunity/about

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