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大切にすること

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私がたくさん投稿されているnoteの中で いいなと感じたものを保存しています。
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#教育

勉強上手~好きなことだけが武器になる~

勉強上手~好きなことだけが武器になる~

無理に強いられた学習というのは何一つ魂の中に残りはしない。

哲学者プラトンの言葉です。

『勉強』という言葉は「無理にでも(=強)努力して励むこと」という意味から成り立っています。確かに我々は『勉強』という言葉を聞いたときに、「無理やり強いられるもの」というイメージを抱いてしまいます。

例えば、定期試験や入学試験に向けては、一生懸命知識を詰め込んで勉強をしていましたが、試験が終わればその知識は

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世界に通用する一流の育て方~地方公立校から塾なしでハーバードに現役合格~

世界に通用する一流の育て方~地方公立校から塾なしでハーバードに現役合格~

上記のタイトルを見てみなさんは何を感じますでしょうか。私は世に溢れるこの手の教育指南本はほぼ信用していないのですが、今回手に取って読んでみました。というのも以前に読んだことがある広津留すみれさんのお母さんが書かれた本だったからです。

タイトルにもあるように、筆者の娘のすみれさんは大分の県立上野丘高校からハーバード大学に現役合格しましたが、それでまでに一度も塾に通ったことはないそうです。

ただ、

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バカ格差②

バカ格差②

前回の続きになります。引き続き「仕事の格差」について触れていきたいと思います。

③男女のバカ格差

ジェンダーのおける格差においては、日本が先進国の中で圧倒的に最下位だというのは周知の事実です。

男女での賃金格差や仕事内容の差は今でも歴然としており、例えば2016年の厚労省の調査によると、フルタイムで働く女性の平均賃金は月額24万46000円で、男性の賃金の73%でした。

筆者(谷本さん)は

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「情報過多時代」を生きる子どもたちに向けてできることとは。

「情報過多時代」を生きる子どもたちに向けてできることとは。

日常的に小学生が使っている言葉

・「○○すぎて、マジで草生えたわ」
・「お前チート使ってる」
・トラブルになったとき、相手に向かって「チー牛のくせに」
・「今日の夜9時に、フォートナイトのオンラインで合流な」

これらはすべて、僕が学童クラブで働く中で子どもの口から実際に聞いた言葉です。全部、小学1~3年生が言った言葉です。

そのような言葉を聞いて僕はこう思います。

時代は変わったな。 と。

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日本の大学院卒初任給は306万円、米国の5分の1以下にした教育の機能不全

日本の大学院卒初任給は306万円、米国の5分の1以下にした教育の機能不全

我が国の高等教育(大学以上の教育)は以前から大きな問題を抱えています。

まず一番大きな問題点は大学が学問を修める場ではなく、就職までのモラトリアムを過ごす場になり果てていることです。多くの学生(特に文系)にとって大学の4年間はバイトやサークル活動に勤しみ、青春を謳歌する時間となっています。

その一つの証左として日米の大学生の学習時間を比較した調査結果があります。大変残念なことに日本の大学生の1

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ポジティブになれる英語の名言

ポジティブになれる英語の名言

標題の本をKindle Unlimitedで見つけ、サクッと読んでみました。印象に残った言葉を備忘録として残しておきたいと思います。

The more I learn, the more I realize I don’t know. The more I realize I don't know, the more I want to learn.

アルバート・アインシュタインの言葉です。文

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学校ってなんだ! ~日本の教育はなぜ息苦しいのか~

学校ってなんだ! ~日本の教育はなぜ息苦しいのか~

おそらく今日本で一番有名な校長先生は工藤勇一先生です。現在横浜市にある横浜創英中学高校の校長先生をされていますが、2014年から2020年まで勤務された千代田区立麹町中学校での様々な学校改革に注目が集まり、一気に全国にその名前がとどろきました。以下Wikiより経歴を抜粋しました。

2014年に千代田区立麹町中学校の校長に就任すると、子どもの自律を重視した教育改革に取り組み、宿題廃止、定期テスト廃

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「知識を得る」ことを ワルモノにしない

「知識を得る」ことを ワルモノにしない

「知識を得る」ってことが、最近、どうも旗色が悪いように見える。

〈知識より知恵が大事〉とか、〈知識を多く持つよりも自分の考えを持つことが大事〉とか、〈検索すれば分かることを覚えておく必要はない〉などと言われ、「知識を得る」ということが、ワルモノのような言われ方をされているなぁ、と感じることがある。

確かに知識の多さを誇るよりも使い方が大切。そりゃそうだ。

ただ、私たちがそんな風に論じる時、1

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一人一台タブレット時代にノートを取る必要はあるのか

「先生、黒板の写真を撮ってもいいですか」

そんな声が出るようになりました。タブレット配布の恩恵(?)ですね😅

今日は、そんな「一人一台タブレット時代のノートの必要性」について投稿します。

結論は、【ノートは必要。頭を整理するためのノートにすることが大切。】

お子さんから同じような愚痴が来た時の参考にしてください😄

参考にした記事はこちら↓

▼脳が知覚するのは圧倒的に視覚まずは、ノー

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よかった先生といい先生は違う

よかった先生といい先生は違う

 みなさんは今までたくさんの先生と関わってきたと思います。

 幼稚園から大学まで先生はいますし、習い事の先生もいますよね。

 その中で、よかった先生はいましたか?

 おそらく、ほとんどの人には恩師がいて、その人の教えが心に残っているのではないでしょうか。

 そして、世の中にはいい先生という言葉があります。

 「いい先生」と調べるとたくさんのことがでてきます。基本的に明るい。授業や教え方が

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「勉強するとどんないいことがあるのですか?」

「勉強するとどんないいことがあるのですか?」

内田樹『最終講義 生き延びるための七講』を読んでいます。

こういったことを考えたり、あるいは子どもから質問されたりしたことはないでしょうか。

この根底にあるのは、商取引の考え方に支配された消費者マインドであると、著者は語ります。学校に通う子どもたちも、大人の私たちも、どうしようもなく消費者マインドを身体化してしまっているのです。

「教育」と「買い物」は質的に異なるものであるということに、多く

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定時退勤することの効果

定時退勤することの効果

定時退勤なんて無理。
それが、教育の現場です。

毎日、絶対、ずっとできるわけではありません。

ただ、できる方法もたくさんある。

取捨選択するということです。

その方法については、良書もたくさんありますし、自分で考えて見つけることも大切だと思います。
私は丸付けと教材研究をできる限り時間的に『捨』します。

ここでは、早く帰ることがどのような効果があるかについて、自分自身のことを含めて書いて

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アクティブ・ラーニングに必要なファシリテーションスキル 思考ツールで話し合いを「見える化」しよう

アクティブ・ラーニングに必要なファシリテーションスキル 思考ツールで話し合いを「見える化」しよう

「主体的・対話的で深い学び」を意識しているけれどなかなかうまくいかない!
「アクティブ・ラーニング」って何からはじめたらいいの?

新学習指導要領が施行されて、日々の授業に悩む先生も多いのではないでしょうか。今回は、アクティブ・ラーニングのヒントとなる「ファシリテーションスキル」に焦点を当てた授業を紹介します。指導案のダウンロード付き。

そもそも「アクティブ・ラーニング」って?
平成29年に公示

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